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「ボス・イエスの受難」BGM制作の裏側レポート【ネタバレなしマーダーミステリー作品紹介】

おはれった!
マダミス作曲家の紫雪レイです。

今回は私紫雪がBGMの作曲を担当させていただいたマーダーミステリー、「ボス・イエスの受難」をネタバレなしで紹介していきます!BGM作曲の裏側も語っていけたらと思います。


■あらすじ

某国の舞台裏で、国中に根を張り、その影響力を行使するために合法と非合法の手段を駆使するマフィアたち。

物語は、ナザレ・ファミリーというマフィア組織の、幹部たちが集まる定例会合から始まります。裏社会の情報を交換する重要な場でしたが、会合初日から派閥間の対立が勃発。話し合いを続けることが困難となり、続きは翌日に持ち越されました。

ところが深夜、事態は急変。ナザレのボスの、イエスが自室で死亡しているのが発見されました。第一発見者であるナザレの相談役のガブリエルが、即座に幹部たちを呼び集めました。

組織内に混乱が広がる前に、真相を解明することができるでしょうか?

ボドファンより引用

■作品概要

プラネットイーター」等でおなじみのsnailcode様制作の、5人用のパッケージマーダーミステリー作品です。

プレイ人数 5人(男性役3、女性役2)
      GMレス可
プレイ時間 3時間30分(準備時間含む、感想戦含まず)
対象年齢  15歳以上
情報量   普通

■キャラクター

キャラクターは全員マフィアの幹部です。

■感想

・王道のマーダーミステリーで、わかりやすいシナリオとなっています。
そのためマーダーミステリーに慣れていない方でもプレイしやすいと思います!
・マフィアのダーティーな大人な世界観でマフィアの幹部のロールプレイが楽しめます。
・専用BGMがあるため、没入感の高い体験ができます!(制作の裏側は後述)


■BGM紹介

こちらの作品の特長でもある専用BGMについて詳しく説明していこうと思います。

専用BGMはなんと6曲もあります!
シナリオ中で使われるBGM6曲は全て紫雪レイ作曲のオリジナル曲となっています。
マーダーミステリーで使われる音楽はフリーBGMのことが多いので、全曲オリジナルBGMを用意しているシナリオはなかなか珍しいと思います。

シナリオの世界観に合わせて制作したBGMがそれぞれ冒頭30秒聴ける紹介動画がありますので、ぜひ聴いてみてください!

今回の作品は、テストプレイに参加した上で制作しました。
キャラクターは「ユダ」を担当しました!


テストプレイ時はBGMなしの無音の状態でした。
フリーのBGMを参考楽曲として流すこともありますが、その場合は良くも悪くもその曲にイメージが寄ってしまうため注意が必要です。
(その分イメージが伝わりやすいという利点はあります)

【BGMリスト】
1.昼下がりのひととき
2.大人びた佇まい
3.ボスの死
4.裏切りの気配
5.暗躍の時間
6.薄明りの予感

それぞれの楽曲についても紹介していきます!

1.昼下がりのひととき

サックスのメロディとピアノの伴奏で奏でる、一息つける穏やかな楽曲です。カフェのようなイメージで、他の5曲とは違った明るい雰囲気を意識して制作しました。
※クリックして視聴してみてください!


2.大人びた佇まい

シンセブラスとおしゃれなピアノが特徴的な、静かな楽曲です。ハンドアウト等の読み込みのための曲なので、主張しすぎないことを意識して作りました。


3.ボスの死

事件の発生を想像させる、不穏な楽曲です。マダミス作曲家として、事件発生時の曲は作り慣れているので(?)、6曲のうちで一番早く完成しました!


4.裏切りの気配

チェロの低音のメロディが鳴り響く、疑心暗鬼を彷彿させる曲です。この楽曲がイメージのすり合わせが難しく、制作に最も時間がかかりました。


5.暗躍の時間

曲のタイトル通り暗躍をイメージした不穏な楽曲です。


6.薄明りの予感

弦楽器ベルが特徴的な楽曲です。エンディングの雰囲気とともに音色を楽しんでいただきたいです!


6曲を通して制作時に意識していたのは、「大人っぽさ」です。
低音を厚めにし重厚感を出し、色っぽさをイメージさせるためジャズ風の和音を使用した箇所もあります。
マフィアの世界観が伝わりましたら嬉しいです。

製品版でプレイする場合は紫雪が体験したときよりも没入感の高い体験ができるはずです!

作品に興味を持っていただけましたら嬉しいです!

こちらのサイトでクラウドファンディングを実施中なので、ご興味を持った方はご協力をお願いします。

※クラウドファンディングは現在は終了しました

紫雪レイのTwitter(X)のフォローとYouTubeのチャンネル登録もお願いします!

https://twitter.com/ShiyukiRay


それではまた次回の記事でお会いしましょう!
おつれった〜

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