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RE:LIFE「私たちは物事のすべてを見ることができない」とは?

こんにちは!
私がRE:LIFEアドバイザーの蔀(しとみ)晋輔です。

前回は「現象」と「本質」についてお話ししました。
「事実」は一つしかないが「真実」は人の数だけあるといった話です。
 
私たちはその「現象」に振り回され、人生の「本質」を見誤ってしまってしまい、新たに問題という「現象」を生み出していることがあるということです。
 
今後は心の奥深いところに入っていくのですが、今回も引き続き私たちが見ている世界の話をしていきます。
私たちは物事の一面しか見ることができていないという話です。
 
今回も簡単なワークをしていきましょう。
 
では、いきます。
ペットボトルの形を教えて下さい。
写真も出してみましょうか。

答えてから読み続けて下さいね。
 
長方形ですか。
四角と答えますか。
 
では解答です。
どれもが正解ですが、どれもが間違っているとも言えるのです。
自分がどこを見るかによって形は変わってきますよね。
写真は横からの写真なので長方形に近い形です。
しかし、底を見ればどうでしょうか。
丸い物や正方形に近いものがあります。
私たちはそれらをすべて見ることができないのです。
 
もう一ついきますね。
地球の形を教えて下さい。
 

いかがでしょうか。
丸や円と答えた方もいるでしょうか。
球と答えた方もいるかもしれませんね。
 
地球は球体です。
しかし、私たちの目に見えるのは丸でしかありません。
球体を見ることができないのです。
 
これが野球のボールなら、手で触れて球体を感じることができます。
けれど地球に触れて球体を感じることは不可能です。
球体を想像するしかないのです。
 
では、最後にもう一つだけいきますね。
ルービックキューブの色を教えて下さい。
 

青と赤と白と答えていただけましたでしょうか。
写真ではその通りですね。
しかし、反対側から見ている人からすると、緑や黄、オレンジなど別の色になるでしょう。
私たちは6面ある立体のすべての面を見ることができないのです。
 
これらのワークは分かりやすくするために目で見えるものにしていますが、現実世界では目に見えないものもたくさんあります。
その物事の見方のちがいで争い事になっていることが多いのです。
 
自分から見るとルービックキューブの色は、明らかに青と赤と白なのです。
なのに、反対側に立っている人は緑と黄とオレンジだと言い張るのです。
何とか真実を教えようと青と赤と白だと伝えるのですが、相手はまったく意見を聞き入れず緑と黄とオレンジだと断言するのです。
それだけではなく、私が間違っているとまで言ってくるのです。
もう言っていることが噛み合わず、激しい言い争いになってケンカ別れをしてしまいました。
ルービックキューブの色は例えですが、そんな意見のちがいでトラブルになった経験はありませんか。
 
ペットボトルを理解したいのなら、すべての面を手に触れて感じる必要があります。
地球の様に手で触れられないものは、想像力を働かせて球体をイメージしなければなりません。
リービックキューブならあらゆる面から見ることが大切になります。
けれど、今の自分の場所から見えるもので判断してしまうのが人間なのです。
 
一つの事実があります。
例えば、Aさんの飼っているペットのワンちゃんが亡くなりました。
事実はそれだけですが・・・・・
その事実の背景をどれだけ知っており、そこからどれだけ想像を働かせるかにより、その事実の受け取り方が変わってきます。
Aさんがどれくらいワンちゃんを可愛がっていたのか。
Aさんとワンちゃんにどんな思い出があったのか。
Aさんの家族構成や、その家族とワンちゃんとの関係性はどうだったのか。
それによって自分自身をAさんに投影して見たり、逆に他人事として見たりしてしまうものなのです。
 
次回も引き続き、人は物事の一面しか見られていないという話をしていきます。
 
あなたのいる場所からはどんな風景が見えていますか。
 
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html

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