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プロ

ベッドから身体を起こして
立たせようとすると
足が痛むようで
顔をしかめて
歩くことができなくなった母

「ここが痛い?」と
色々なところを
触わりながら母に尋ねると
足でも足以外のどこでも
私が触ったところすべてを
痛いと答えて

どこがどう痛むのか
全くわからず
どうしたものかと考えこんでしまい

このまま、もう歩けなくなってしまうのか・・

そして寝たきりになってしまうのか・・

寝たきりになっても
介護を続けられるのか・・・等々

様々な不安と心配が
次々と頭をよぎって止まらなくなる

そして翌日になって
整形外科へ連れて行くと

さすがに専門の先生で
母に痛いかどうかは尋ねたりせず

触ったときや
立たせた時の
母の表情をみて

ものの5分も経たず
先生が下した診断は
「足首の捻挫」だった

そして
痛み止めの湿布だけもらって
様子を見ることになった

前日には
母が歩けなくなることまで想定して
色々と不安に襲われたが
捻挫とわかり
取り越し苦労に終わり
ほっとした

それにしても
整形外科の先生の
プロフェッショナルぶりには
ただただ
敬服するばかりだった

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