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BizOpsコミュニティで実現したいこと

こんにちは。BizOps戦略室の祖川です。

早いもので、BizOpsのコミュニティを立ち上げて一か月が経ちました。
勢いで立ち上げた関係で(笑)「コミュニティが出来た!」以外を発信できていなかったので、ここで改めてコミュニティの目的や考え方をお話しします。


何故BizOpsコミュニティを立ち上げたのか?

私は、2014年からBizOpsに従事し、名も無きHR Tech企業が上場に至るまで、様々なプロセスを経験してきました。
自身の経験を皆さんに還元しつつ、他社でご活躍のみなさんの経験からも新たに学ばせていただきたいと思い、2024年にこのコミュニティを立ち上げました。

BizOpsコミュニティを立ち上げるにあたっての1番強い想いは、
世の中に散らばっているBizOpsの総力を結集し、その力で世の中を変えていきたい
というもの。

私自身、まだBizOpsが世の中的に知られていない頃から、HR Tech企業でBizOpsの責任者を経験してきました。

メンバーやマネジャーとして、BizOpsの業務に携わってきた中では様々な苦労がありました。

これまでの私の失敗・成功・試行錯誤の経験を、同じ道を歩む仲間と共有し、持続可能なBizOpsの体制・キャリア作りの土台を作れればと思っています。

BizOpsとしての課題感

10年にわたってこの仕事に従事してきて、BizOpsはこんな課題を抱えているのではないかと思っています。

自社だけではBizOpsの人材採用や育成が難しい

BizOpsがしっかりと価値を発揮し、キャリアパスを確立させていくには様々なスキルが必要となります。

  • 将来像から逆算する思考及び思考内容を表現する能力

  • 課題発見及び解決能力

  • 全社横断型プロジェクトの実行力(プロジェクトマネジメント)

  • SaaSを利用したシステム設計、構築力

  • 現場に定着するための業務改善能力

  • 全体を通じたステークホルダーとの関係性構築及びコミュニケーション能力

こうした能力を持つ人を約7,000万人の労働力人口の中から探し当てるには、とてつもない時間と労力がかかります。

育成しようにも、一社の中で動かせるプロジェクトの数には限界があり、また過ぎた企業フェーズを遡って経験するということもできません。

自社だけでBizOpsを採用・育成するのは、足掛かりのない崖を登るようなものなのです。

理想形を描くためのヒントを得るハードルが高い

BizOpsは自社の戦略からビジネスアーキテクチャやビジネスプロセスの全体像を捉え、課題発見して解決していくことが主業務となります。

解決した先に、どのようなシステム/オペレーションを理想形とするのか、正しく理想を描くには先行事例をはじめとしたヒントが必要です。

一方で、そうしたヒントを得るには様々なハードルを超えなければなりません…

  • Web等で探しても一次情報ではないので、自分が知りたい情報と合致する情報はなかなか見つからない

  • セールストークと自社に本当に必要な内容の精査が自分でできない

  • 選択できるシステムが多すぎて、自社の戦略に合致するツールが選べない

  • 自社にもちろん有識者は存在しない

  • 他社を参考にすべく話を聞きたいが、人脈を辿れない

  • プラットフォーマー等他社を介在した間接的なつながりで辿ると、成功談は聞けても失敗談や不向きなことなど、聞けない

  • そもそも忙しくて自分から情報収集に行けない人も・・

このように、キャリア形成においても、業務においてもBizOpsは大きな課題を抱えています。

こうした課題を解決するために、BizOpsコミュニティが力を発揮するシーンは多岐に渡ると思っています。

コミュニティを通じて、知識や経験を共有し合い、共に成長することで、BizOpsの課題を総力戦で乗り越えていきたいと思っています。

コミュニティ運営の考え方

コミュニティを運営していくにあたっては、BizOpsの方々にとって有益で楽しいコミュニティを目指しています。

そのために必要なのは熱量です。

運営側も、コミュニティな目的が果たすため最大限の努力をしていきます。

しかし、熱量のある場を作るためには、参加者やゲスト全員の協力も不可欠です。

運営、参加される方々、ゲスト…それぞれが協力することで、熱量ある有益で楽しくワクワクする場が初めて作り出されます。

ですので、最も重要なのは
「お互いにGiveする精神及び行動」
だと思っています。

有益な情報を共有し合い、与えたら受け取る、受け取ったら与える。

この循環を大切にしていきたいと思っています。

貴重な情報を受け取ったら、何かしらの形でGiveする。
Giveの形は様々で、情報、時間、金銭などが含まれます。

Giveしてもらって終わり、という循環のない場にはしたくない。

「Give(行動)をしてくれる人こそユーザでである」

と定義し、一方的に情報を得たい人は本コミュニティのユーザ対象外であると考えています。

Giveの精神をベースに、ここに居場所があると感じてほしいような設計にしていきます。

具体的に今後実施していきたいこと

コミュニティの活動として、今後行っていこうと思っていることの一部をご紹介します。

  • オンラインコミュニティの活性化: 繋がりを維持し、積極的に発信していく人たちに優しい場にしていきます。

  • BizOps勉強会: 専門的な知識を共有し、最新のトレンドやベストプラクティスについて学び合う場を提供します。
    熱量を重視するので、当分の間はオフライン限定開催です。

  • 各メディアを通じたBizOpsの価値啓発:各メディア、note、SNSなどを通じてBizOpsの重要性や価値を広めます。

  • BizOpsキャリア相談会の実施: キャリアに関する悩みや質問に答える場を提供します。

  • お困りの企業に対しての個別相談プログラム: 企業が直面する課題に対してアドバイスを提供し、具体的な解決策を提案します。

  • 会社を超えた人材交流: 会社の枠を超えて、BizOpsに携わる人の交流をうむことで、多様な視点やアイデアを取り入れます。

  • 採用、育成プログラムの開発: 優秀な人材を育成し、BizOpsの分野で活躍できる人材を輩出します。

  • BtoBビジネスにおける購買活動の改善: BizOpsが必要であると感じたサービスや製品に関して、信頼できる口コミを得られる仕組みを提供します。

実施しないこと

逆に、我々のコミュニティでは実施しないと決めていることもあります。

  • 数を追わない: Giveの精神をお持ちの方々であることを重視し、熱量を優先するものとして数を追いません。
    熱量を重視するために何度もコミュニケーションを取る必要があるため、何度も同じ人とコミュニケーションがとりやすい形をとります。

  • 全員に対して平等であること:積極的に関与する方々が楽しい!また来たい!と思うことを大切にします。
    なのでGiveした人を優先とし、各施策を実行していきます。

  • ツールに特化した使い方やノウハウの提供: 各ツールベンダーのコミュニティやカスタマーサクセス領域にお任せします。

まとめ

実施していきたいと思っていることについての深掘り記事を公開するかもしれませんが、今回はこの辺で失礼しようと思います。

BizOpsコミュニティは、BizOpsの専門家同士が知識や経験を共有し合い、互いに成長し続ける場を提供します。

共に学び、共に成長し、そして共にビジネスの未来を切り開いていきましょう。ご興味がありましたらXまでDMをください。


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