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【西武】助っ人外国人の評価と今後の去就について考察してみた。

こんにちは、獅子となれです。
今シーズンも大きく助っ人外国人に助けられましたね。今回はそんな西武の助っ人外国人について今後を含めて考察してみました。
評価については賛否両論あると思いますが、個人的意見としてご覧ください。

成績に関しましてはNPB.jp 日本野球機構スポーツナビ (yahoo.co.jp)を参照しています。

※選手は今季に1軍出場があった選手のみ取り上げています。


評価(背番号順)

10.マーク・ペイトン

今シーズン成績:57試合 打率.215 22打点 5本塁打
今シーズン、西武の深刻な外野手不足に伴い入団。
当初は173cmと小柄ながらも広角に打てるパンチ力を武器として期待されたが、頭部死球や怪我の影響もあり1軍出場57試合にとどまった。後半戦は打率3割弱と高かったものの前半戦は打率1割台と調子に波がありましたし、弱いボテボテのゴロや高く上がるフライが目立ち最終的な打率も.215と期待外れと言わざるを得ない結果に。
しかし、最後まで守備走塁に手を抜かず、どんなゴロでも塁まで全力疾走→内野安打といったケースが多く見受けられた印象。チームスローガンでもある「走魂」を徹底し最後まで塁を目指す姿勢はとても高く評価できます。もし仮に来季の契約があった場合は持ち前のパンチ力を生かした長打を量産し西武の深刻な外野手問題を解決してほしい。

ペイトンは2019年プレミア12の米国代表としても選ばれている。

30.デビット・マキノン

今シーズン成績:127試合 打率.259 50打点 15本塁打
無期限出場禁止処分を受けた山川選手に代わる優秀な神助っ人。
8月に調子を落としたものの、今シーズン安定した成績を収め開幕から2番やクリーンナップを任された。守備はまさに一級品で大胆なジャンピングキャッチや難しい打球も簡単に捌きながらもファーストだけでなくサードも難なくこなすことから起用に幅が生まれた。ここにショート源田選手やセカンド外崎選手がいるので、西武の内野陣は本当に鉄壁。
打撃面も来日1年目で7月に月間打率3割越え、本塁打も中村剛也に次ぐチーム2位の数字。OPSも7割を超えているので投高打低といわれる今には十分な結果を残した。さらにはチームの盛り上げ役としても明るくチームを支える存在に。去就についてもおそらく特別な事情がない限りそのまま残留という形になると予想。もし仮に来季の契約があった場合はさらに華麗な守備と長打力に磨きをかけ、走攻守よりそろって活躍する選手になってもらいたい。

42.ボー・タカハシ

今シーズン成績:28試合 0勝1敗 0H 0S 防御率3.00
昨季からキレのあるスライダーをはじめとした変化球をノビのある直球と織り交ぜ打者を翻弄させてきた右腕。昨季と比べ、1軍こそ定着したものの安定感が足りず、まだまだ負けパターン起用が多い印象。良い球を放っているだけに少し勿体ないと感じた。特に注目すべき点は与四死球の多さだ。

このグラフを見ると、今シーズン28試合に登板し26個の四死球を与えていることがわかる。これはほとんどの試合で1四死球以上を与えている計算だ。たしかに試合を見ていてボーが登板した際、3者凡退で終わる回はあまり見られないように感じる。本来のボーの魅力が与四球により失われていると感じる。もし仮に来季の契約があった場合は制球や安定感を増やし、圧巻のピッチングを見せてほしい。

54.ヘスス・ティノコ

今シーズン成績:38試合 0勝3敗 8H 0S 防御率2.83
今シーズン入団した期待の助っ人右腕。ツーシームスライダーのキレが素晴らしく基本的には便利屋として起用が続いていた。しかし春先から徐々に球威、制球が乱れ始めた印象でボー選手同様、最終的には安定感が足りないと感じた。推定年俸1億円なだけに金額により見合った活躍をして欲しかった。ティノコ選手と聞いて特に思い出すのは6/4のDeNA戦だ。無死1、3塁で登板したが、初球ツーシームを宮崎選手に難なくレフト線に弾き返された上、楠本選手にも同様のツーシームを同じ方向にもっていかれあっという間に4失点。敗戦投手となってしまった。
ツーシームのキレが良いため必然的にツーシームの割合が非常に多くなる。
調子が良い日は打ち取れても、流れに乗った打線をツーシームのみで打ち取れるとは限らない。もちろん変化球も投げてはいるが、決め球含めて基本はツーシームなので打たれ始めたら簡単に点を取られてしまう。
もし仮に来季の契約があった場合は打者を悩ます変化球と長いシーズン戦える球威制球力をつけて挑んでほしい。

60.ディートリック・エンス

今シーズン成績:12試合 1勝10敗 0H 0S 防御率5.17
昨季のエンスは何処へ…。昨年10勝していたのがウソのように開幕から打ち込まれ、今季の勝ち星はわずか1。成績だけで見るとまるで中継ぎ選手の成績だ。問題点として投げる球種が偏っているように感じ、体感7~8割がストレートorカットボール。かなり打者に粘られ1イニングで投げる球数も多い印象。となると必然的に短いイニングで降板しざるを得ないわけだ。
昨季に10勝していたので球の質やコースや癖を他球団に対策されていたのであろう。

直近5試合の投球回|4回|5回|5回|4回|2.2回|
直近5試合の球数|58球|90球|78球|79球|71球|

また打線の援護も付きづらかった。5/10のロッテ戦は惜しくも2‐3という1点差で負ける試合や8/15の楽天戦も敗戦投手にならなかったものの、あと1点でも入っていれば勝利投手となっていた試合など全体的に援護に恵まれないシーズンでもあった。
もし仮に来季の契約があった場合は早急に球種の割合やコースを見直し、また10勝投手に輝いてほしい。

99.ブルックス・クリスキー

今シーズン成績:14試合 0勝0敗 2H 7S 防御率1.93
シーズン終盤に急遽加入した頼りになる便利屋助っ人。昨季にDeNAでプレーしており日本の環境・球に慣れていたことからすぐに1軍登録された。
防御率1点台の安定したピッチングに高い奪三振能力を持っていることで増田選手が不調に陥ったシーズン終盤にこれほど安心してみれた中継ぎ投手は彼くらいだと思う。大量失点したのも2軍の来日初登板だけだ。
ただ失点すると一気に四球やヒットで出塁を許してしまう点、登板時に三者凡退率が低い(増田選手も同じなので西武投手の系譜なのかも?)ことが挙げられるので来シーズンしっかり修正してもらいたい。
シーズン終盤に加入したこともあり残留でほぼ間違いないでしょう。
来季の契約があった場合は奪三振能力に磨きをかけてホールド、セーブの山を築いてほしい。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は助っ人外国人の評価と去就について考察しました。どの選手もまだまだ活躍するポテンシャルを秘めているので、これからに期待ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました!

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