サピックス:4年生:430−29(太陽の動きと影響):理科のメモ
太陽の動きと影響
太陽の動き
地球は自転しており、その向きは西から東です。
地球の自転により、地上から見ると太陽は東から昇り、南の空を通って西に沈むように見えます。
これは、電車に乗っている人が周りの景色が逆方向に動いて見えるのと同じ原理です。私たちが乗っている地球が西から東へ動くため、太陽は東から西へ動いて見えるのです。
太陽の動きは、天球図と呼ばれる図で表すことができます。
天球図は、観察者を円の中心に置き、周囲に見える地平線や水平線を円で表したものです。
天球図には方位が記されており、太陽の動きを記録することができます。
春分の日や秋分の日には、昼の長さと夜の長さはほぼ同じになります。
これは、地球のどの地点でも自転に24時間かかるためです。
地球のどの地点でも、昼と夜の部分の長さが同じになります。
影と太陽高度
太陽の動きに伴い、影も変化します。
影は太陽の反対側にできます。
朝は西側に長い影ができ、昼には北側に短い影ができ、夕方は東側に長い影ができます。
影の長さから、**太陽高度(太陽の高さ)**の変化を知ることができます。
影が長い場合は太陽高度が低く、影が短い場合は太陽高度が高いことを示しています。
太陽高度は、分度器と重りを使った道具で測定することもできます。
この道具は、分度器の中心から重りを垂直に下げ、太陽の方向に向けることで、太陽高度を測ることができます。
分度器の特定の角度を読むことで、太陽高度を測ることができます。
気温と地温
太陽高度の変化により、地面が受け取る熱量も変化します。
太陽高度が高い昼間は、地面が受け取る熱量が多くなり、地温が上昇します。
太陽高度が低い朝や夕方は、地面が受け取る熱量が少なく、地温は低くなります。
気温は地温の影響を受け、地温が上昇すると気温も上昇します。
ただし、空気は直接温められないため、気温の変化は地温の変化よりも遅れて起こります。
気温が最も高くなるのは、地温が最も高くなってから少し時間が経った午後2時頃です。
気温が最も低くなるのは、日の出頃です。
日の出と日の入り
日の出は、太陽の上端が地平線から現れた瞬間のことです。
日の入りは、太陽の姿が地平線のしたに完全に隠れた瞬間のことです。
日の出と日の入りの瞬間は、太陽の大部分は地平線の下にあるため、太陽の姿はほとんど見えません。
日食
日食は、月が太陽の前を横切ることで、太陽が隠される現象です。
月が太陽を完全に隠す場合を皆既日食、太陽の周りがリング状に残る場合を金環日食といいます。
日食の種類は、地球と月の距離によって変化します。
月が地球に近い場合は大きく見え、太陽を完全に隠すため皆既日食となります。
月が地球から遠い場合は小さく見え、太陽を隠し切れなくなるため金環日食となります。
芋を作る植物
じゃがいも、さつまいも、サトイモ、ヤマイモは、いずれも芋を作りますが、芋の種類や植物の種類が異なります。
ジャガイモは塊茎(茎が肥大したもの)、サツマイモは**塊根(根が肥大したもの)**です。
サトイモは塊茎、ヤマイモは**担根体(根でも茎でもない部分)**です。
ジャガイモとサツマイモは双子葉植物、サトイモとヤマイモは単子葉植物です。