我が子孫よ、ワシじゃ、先祖じゃ。 今ここにワシの恥を晒そう。 ワシは片付けが苦手なまま大人になってしまった。そのせいで失った縁やら運やらも多い。 部屋が片付いてないとものが無くなるし 自分で自分が恥ずかしくなったり責めたりしてしまっておった。 ワシは何とかしたいと思って、かたづけの魔女が書いた魔法の本を買った。ときめかなくなって売った。そしてまた買った。 収納アドバイザーみたいな人にお金を払って相談したこともある。 結果、全く片付かなかった。 部屋は汚いままだったのじゃ。
子孫よ。ワシじゃ。先祖じゃ。 今日はワシの甘酸っぱい青春時代の話をするゾ。 ワシが通ってた中学校は、指定のカバンがあって、しかもそれが荷物入れなくても重くて、しかもしかも置き勉は厳禁だったのじゃ。 怒られるのを覚悟で置き勉して、軽々カバンを持っておった友だちもいたが まじめでビビりのワシにはそれはできんかった。 ワシは重い重いカバンを斜め掛けにして 毎日毎日、からだの右側を捻って登校してた ワルのイケてるグループはカッコよくて ワシはダサい しかも重いカバンのせいでか
かんばりすぎのたいしょほう ゆるませるより ただしくささえる
子孫よ。ワシじゃ。先祖じゃよ。 ちょっと今日は、ワシの中のアンミカが止まらぬのじゃ。 アンミカに姿勢の大事さを語らせるぞい。 わたしな、いい姿勢って、特別なもんやと思っててん。 なんか学校の式典のときとか、あとなに、なんかの発表会のときとかな そういう、特別なもんやと思っててんけどちゃうかってん。 日常に必要やねん! そんでな、なんか最近シロウトが動画とか撮ってるやん?ダンスとかの。 ああゆう、アイドル憧れ、モデル崩れの、目立ちたがり屋だけがいい姿勢かっこつけてしよると
子孫よ。ワシじゃ。おぬしの先祖じゃ。 今日もワシはおぬしたちに姿勢の大切さを伝えるゾイ。 我が子孫の中に、金づる女になってしまっとるものはおるか? 金づる女ってひとことで括ってしまったがな ダメな男に長い間貢いでしまっとるのはどんぴしゃじゃが あやしい団体やスピリチュアルにハマってしまっておったり 「このサービスいまいちなんだけどな」って思いながらもダラダラ同じお店に通ってしまっておったりするものにも言いたい。 あのな・・・ 猫背じゃとな・・・金づる女になりやす