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中学のカバンのせいで

子孫よ。ワシじゃ。先祖じゃ。
今日はワシの甘酸っぱい青春時代の話をするゾ。

ワシが通ってた中学校は、指定のカバンがあって、しかもそれが荷物入れなくても重くて、しかもしかも置き勉は厳禁だったのじゃ。

怒られるのを覚悟で置き勉して、軽々カバンを持っておった友だちもいたが
まじめでビビりのワシにはそれはできんかった。

ワシは重い重いカバンを斜め掛けにして
毎日毎日、からだの右側を捻って登校してた

ワルのイケてるグループはカッコよくて
ワシはダサい
しかも重いカバンのせいでからだが傾く
とほほ、じゃった。

ワシは自分の姿勢が悪いのをずっと中学のカバンのせいにしておった。
大人になっても、中学のカバンのせいでっておもっておった。

いま考えてもあのカバンは当時のワシには重すぎじゃった
(そのあと指定カバンは変わった)

でものォ
大人になったワシが姿勢の勉強をしてるときに
「リュックの重みは首が前に出ないように利用できるよ」
「肩掛けカバンも、からだより後ろに重さを持ってけば同じように利用できるよ」
と、教わったのじゃ。

「負荷は、置くポジションで、自分にとって良いように利用できる」

目からウロコじゃった…
いじけて身体を傾け続けなくて、その重さを逆手にとって利用してまっすぐ進むことも出来たのじゃ

我が子孫よ。もう一度いう。
「負荷は、置くポジションで、自分にとって良いように利用できる」

これは、カバンだけの話じゃなくて
おぬしの人生にも活かせる話しかもしれぬゾ!

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