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「金融経済の理解」より「やる気と人間性」

【ブログ更新日】2022-05-21 08:00:17

石丸市長が、5月19日、次のようにツイートしました。

市長は、大学で経済学を学び、大手の金融機関に在籍していたことから、「自分は経済に精通している」と自慢しているようですが、「知っている」だけでは、何の役にも立たないことを理解しているのでしょうか。

学者が全て優れた政治家になることはありません。

ホテルのロビーで経営者らしき方が「政治家は金融政策と財政政策の違いもわかってない」と嘆いていたのを思い出しました。

金融経済の理解なしに政策の議論はできないはずですが、そうでもない現実に危うさを覚えます。

「政策が全くない政治家、やる気のない政治家」には、「金融経済の理解」があっても何にもならないのではないですか。


市長の公約のスローガンは、「世界一住みやすいと思える町にします」

中身を聞くと、「人はそれぞれ『住みやすいと思うことが違う』から、これこれだと特定できない(要約)」とのこと。

普通なら、政策の一つや二つは具体的に提示するはずですが、何もないのだそうです。

つまり、「思える」という単語を入れることによって、「何も約束していない、追求されても逃げられる」状態を作っているのです。

「言っているようで、何も言っていない」、政治家として一番汚いやり方です。


市長の公約の一つは、「市政改革」です。

その中身は、「市民が市政に関心を持ってもらう(要約)」ことだそうです。

これは大成功です。

市民不在で、これだけ議会ともめれば、市民は「いい加減にしろ」と怒り心頭ですから、否が応でも市政に関心が向いています。

このブログが多くの市民に読まれているのも、市長の大きな功績です。


さらに、「都市開発」と「産業創出」が公約になっています。

今年の8月からは、任期の後半に入りますが、依然として具体的な政策は見えません。


市長得意の「金融経済の理解」は、何の役に立っているのでしょうか。

「事業と施設の廃止」のみに役立っており、新たな事業を生み出すために活用されるようには見えません。


市民の皆さんは、政治家に何を求めますか。

小難しい理論と小理屈で人をたぶらかすことですか。

私は「人間として信用できるか、人への思いやりを持っているのか・・・」、つまり「人間性」が最も大事だと思うのですが。

この基準に立った時、「石丸伸二」は合格していますか。

100%不合格だと思います。


小難しい理論は、知っている人に聞けばいいのです。「金融経済の理解」より「やる気と人間性」ではないでしょうか。

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