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【読書メモ】『超約版 貞観政要』
【要約】
唐2代皇帝・太宗による政治の要諦『貞観政要』。
日本でも鎌倉将軍、徳川家康、明治天皇らも参考にし、
世界最古・最高のリーダー論として読み継がれている。
「組織の力量はリーダーの器以上にはならない」
「部下からの厳しい言葉にこそ耳を傾ける」
「上司は自らの権限の及ぶ範囲を明確にし、できれば制限しなければならない」
太宗が示したリーダーシップの要諦は、
時代を超えて通用する組織運営のための普遍の原理である。
コロナ後という指針なき混迷の時代に組織の立ち位置を見直し、
リーダーとして先を見て率いていくために学ぶ座右の古典。
【ポイント】
自らを治められない者は組織すら治められない
優れたリーダーこそ部下の諫言に耳を傾ける
命令を出すものはわかりやすさを心がえる
永続する組織には上司を諫める者が欠かせない
真摯に向き合わなければ有能な部下は寄り付かない
【感想】
1000年以上も前の書物なのに、現代でも通じる考え方であることには驚き。
おそらく人間の本質が変わらないのと同時に、テクノロジーが進化した1000年先の未来でも通じる考えなのだと思う。
7章に分けて、リーダーの在り方・チームビルディング・メンバーマネジメントと網羅的にまとまっている中で、「メンバーと向き合う」という教えが良く刺さった。
出来ていないか、もっとしなきゃいけない点だと思うし、もしかしたら読む時期によって刺さる部分が変わるかもしれないとも感じる。
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