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コアトレーニングは何のために行う??

「腰を痛めたならインナーマッスルを鍛えましょう」
「アジリティを鍛えるなら、コアトレもやんなきゃ」
「マラソンにはお腹のトレーニングでしょ」

このような意味合いで腹筋や背筋、プランクなどのコアトレーニングをされている方も多いでしょう。しかし、そのトレーニングには”どのようにカラダを使えれば目的が達成出来るか”ということが抜けている場合が多々あります。

・腰を痛めないために、〇〇で使えるようインナーマッスル
・アジリティを高めるには、○○を維持する必要があるからコアトレ
・マラソンで走りつづけるためには○○が大切だからお腹のトレーニング

では、○○とは何でしょうか???

背骨の緩やかなS字カーブ

コアトレーニングの根幹は背骨の緩やかなS字カーブを保つことです。反り腰でも円背でもない背骨の状態です。

・腰を痛めないためには、背骨の緩やかなS字カーブをキープ
・アジリティを高めるためには、背骨の緩やかなS字カーブをキープ
・マラソンで走りつづけるためには、背骨の緩やかなS字カーブをキープ

背骨を緩やかなS字カーブで保つことで、背骨の関節の動きやすさを確保し、上下左右からの衝撃への耐性も高めます。

背骨の緩やかなS字カーブはどのように確認すればいいでしょうか??

壁での姿勢チェック

背骨の緩やかなS字カーブは、壁に背中をつけることで確認できます。
以下の2点をチェックしてください。

①壁にかかと、ふくらはぎ、お尻、肩、頭の5点がつく
➁腰と壁の隙間が手のひら1枚分程度の空間

まず①の5点が壁につくことが第1条件です。
ふくらはぎがつかない場合は股関節や膝関節、足関節に問題があります。
肩がつかない場合は、肩甲上腕関節や頚部、胸椎に問題があります。
その部位の治療やメンテナンスが必要です。

➁では手のひら1枚分であれば背骨は緩やかなS字カーブを保てています。
手のひら2枚分以上の場合は反り腰や円背に近い姿勢になっています。


壁でチェック出来ない場合は…

下腹部に力が入る姿勢をとりましょう。

座っている場合は…
骨盤の坐骨が座面に当たる姿勢

立っている時は…
骨盤の坐骨が真下を向く姿勢

坐骨が真下を向いている姿勢(お尻の穴が真下を向いている状態も同様の姿勢)では、骨盤がニュートラルな状態になり、その上に乗っかっている背骨は緩やかなS字カーブに近づきます。


コアトレーニングは骨盤のニュートラルを作り、背骨の緩やかなS字カーブを保つために行います。適切なコアトレーニングを行うために、一度ご自身の背骨のカーブを確認してみましょう^^












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