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vol.3 【企業分析】400万社の中からたった1社を選ぶには?

こんにちは。Misaです。
年明けからの就活完全マニュアル」の第3弾は、企業分析についてです。企業分析は、自己分析に続いて就活の内定の鍵になるものです。

どこの会社に行きたいか、どこの選考を受けるのかを具体的に決めていくとき、会社の数が多すぎて途方にくれたり、やみくもに調べてしまい結局どこがいいのかわからなくなったりしていませんか?
就活という短い期間で、約400万社ある会社の中から自分が合う会社1社を見つけるためには、自己分析と企業分析を組み合わせて効率よく行うことが不可欠です。
自己分析については前回のvol.2の記事を参考にしてください!

企業分析とは

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就活において企業分析とは企業の詳細を単純に調べることではなく、自己分析で明確になった自分とマッチする企業を探し、選考を突破するための戦略を立てることです。

まずは自己分析で自分の大事にする価値観を定め、それに沿って企業分析を行います。例えば、女性が活躍しやすい環境で働けることが大切だと思っている場合、企業の男女比を調べるなどの方法がありますよね。
このように自己分析がしっかりできていると、やみくもに企業の情報を集めることなく、効率的に必要な情報を探すことができます。自分の価値観ともっともマッチする企業を絞り込めたら、各企業の情報を具体的に調べていきましょう。

企業分析を行う段階を段階にわけると4つの段階にわかれます。


① 自己分析で立てた軸をもとに優先順位が高い条件に当てはまる会社を探す
ここでは自分の軸を見返して、どういった企業の情報が必要かを確認します。

私の場合、軸をこんな風に要素わけしました。優先度が高い軸は自分自身の成長でした。

成長→自分の成長できる環境→裁量権がある/優秀な仲間がいる/変化が多い/事業自体が成長している/仕事を楽しんでいる人が多い

企業の効率的な探し方については、日経業界地図を参考にするとよいと思います。各業界の市場動向・企業の特徴等がまとめられています。

② その中ですべての軸に深くあてはまっている会社をリストアップ


③ リスト内の各企業の情報を集める
集め方に関しては、「企業分析のやり方」を参考にしよう。

④ 興味を持った企業の情報を集め、選考の準備をしよう
同じ事業をやっていても会社ごとに特色が違います。例えば会社によってはチームワークを重視しているか、個人プレーを重視しているかで、面接官の心に刺さるエピソードは変わります。この情報は企業HPの採用情報や就活情報サイトを確認しましょう。

この4つの段階を経て、企業分析を完璧にしていきましょう!


企業分析での重要ポイント

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企業を具体的に調べるポイントをご紹介します。ジャンルごとにわけると下のような活動リストになります。

企業分析で見るべきポイント
① 社長...代表メッセージ/経歴
② 企業理念...ビジョン
③ 事業内容...ビジネスモデル/商品
④ 業績/市場の成長性…売上/営業利益
⑤ 社風…年齢層/男女比/職場の雰囲気/チームor個人/教育環境
⑥ 他社との差別化...競争力/商品シェア/会社の強み
⑦ キャリアパス...評価制度/ポジション
⑧ 職種
⑨ 福利厚生...有給/休日・手当
⑩ 社会活動…CSR

私の場合、このような条件のうち、市場の成長性や社風、キャリアパスを重点的に確認するといった形で調べました。

よく陥りがちな思考は、自分の大学の学部に関連する業界に固執してしまうことです。自分の自己分析の結果と一致していないまま、志望業界を絞ってしまうと後でミスマッチを起こしかねません。志望業界に固執せず、自分の自己分析の結果を重視し、最初は幅広く見てみましょう。

企業分析のやり方


企業分析の方法はさまざまです。簡単に上記のポイントを調べるための企業分析の方法を紹介します。

① 企業のHP
まずは企業のHPで情報集めします。企業の基本的な情報を確認します。特に企業理念や社長メッセージ、事業内容を確認することができます。見落としがちで重要なポイントは企業のIR情報を調べることです。IRとは投資家に対する広報活動で、企業の財務状況や経営状況を嘘偽りなく伝えなければならないものです。IR情報には様々なものがありますが、初心者には読み解きづらいので、年間決算の説明会資料を見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。
また、IR情報を含めて、企業の状態(成長性、安定性等)をスコア化してくれている、MoneyWorldというWebサイトも参考にしてみると良いかもしれません。


② 会社説明会/合同説明会
実際働いている社員の方に話を聞くことができます。興味がある企業には実際に足を運んで社員に気になることを質問しましょう。会社の雰囲気や社員の思いなどは働いている社員に聞こう!合同説明会は30分毎に企業の説明会を開催する形式が大半です。私はその説明会を聞くだけでなく、その場にいる社員さんに声をかけ、気になることを質問するという方法で多くの企業に接触しました。

③ OB・OG訪問

人事の方は選考や説明会で会いますが、他の部署・職種の現場の社員に会える機会は普段はありません。そのためOB・OG訪問では自分の興味のある部署・職種の社員と会い、話してみましょう。私は裁量権を重視していて、今後のキャリアとして実力次第でリーダーや上のポジションにつける会社に行きたいと考えていました。そのためOB・OG訪問では先輩たちのキャリアパスを参考にして、裁量権がある会社を探しました。OB・OGに会う方法はさまざまですが、学校のキャリアセンターのイベントやMatcher等のOB訪問アプリを使うと会えるのでぜひ調べてみてください。


まとめ

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私は就活中、どの企業も魅力的に見えてしまうという現象に陥りましたが、自己分析と企業分析を組み合わせることによって、すんなりと自分の納得のいく企業を見つけました。
企業分析の方法は、今回紹介したもの以外にもたくさんあります!自分なりの企業分析の方法を確立させ、自分がマッチする企業を見つけましょう。

ミスマッチが起きないようにするためには自己分析と企業分析をうまく組み合わせることが大事です。もし企業分析を始めても、自己分析が足りないと感じたときは、いったん自己分析を振り返ってからもう一度企業分析に進みましょう。

Writer : Misa Shindo (Ritsumeikan University)

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