自閉症スペクトラム障害のこだわりやマイルールとうまく付き合う方法


自閉症スペクトラム障害のパートナーといて、楽しいこと苦しいことたくさんありました。

ただ、苦しいことのほうがスポットを浴びがちなんですよね。

なので今日の記事は、私自身が当事者と生活してきた中で
大変だったことの中の【こだわりの強いマイルールとの付き合い方】
の回避法の内容をご紹介したいと思います。


まず、私の元パートナーのマイルールやこだわりをいくつか例に挙げておきましょう。

  • 洗濯洗剤・柔軟剤は一般の3倍量

  • 化学繊維のアンダーウェアは着ない(100%天然素材のもの)

なんだ普通じゃん!と思われる方もいるかも?
そう。実は世間の人々が思っている「こだわり」ってオーバーに表現されていたり、本なんかではまるで【悪】かのように書かれていますよね。

でも実際は「ん?なんかちょっと変?」程度なんですよ。
ただ積み重ねればイラっとしますが。

さて本題に戻ることにしましょう。

このマイルールにもちゃんと理由があります。

【洗剤の量が3倍】→普通の量じゃ汚れが落ちない・ふわふわでいい匂いにしたいから。
【化学繊維のアンダーウェアは着ない】→化学繊維のものを着けると痒い。(アレルギーではありません。)

元パートナーなりの理由がそこにはちゃんとあるわけですね。

またこの二つの例を挙げたのには、外から聞いても理解できやすい自閉症スペクトラム障害の傾向がわかりやすいものだから。

それは
【感覚が異常に敏感】

洗剤の量→触覚
柔軟剤→臭覚
アンダーウェア→触覚

このように感覚過敏ゆえのこだわりがあって、そこからマイルールに転向することが多いのです。

以上を踏まえてうまく付き合うには理由を聞いたのち、

「なにもいわない」
「見ないふりをする」

何にも解決しないではないか。そう思いました?
そう。

「解決しようとしない」

これが一番大事なんです。

生まれつき耳が聞こえない障害者に
「聞こえるようになりなさい」といっても無理な話ですね。

似たようなものです。

生まれ持った異常な感覚は治すことはできません。
だから、本人が納得いくようにやらせてあげることがお互い楽なんですよね。


あと「こんなんじゃ周りからおかしいといわれる」だとか、他者と比較しないこと。

私も最初は周りと比較してしまって苦しい思いもしましたが、最終的には諦め本人に任せることで楽になりました。

またこだわりが強いので例に挙げた【洗濯】なんかはめちゃくちゃきれいになってましたし、プラマイゼロかな?なんて思っていましたね。

ただ、これが生活をひっ迫するような金銭の絡むものだと解決策を考えていかなければいけません。

我が家でも生活にかかわるような【癖】はありました。
次回お話したいと思います。

このノートを読んでくださる方の中で、身内に自閉症スペクトラム障害の人がいてしんどいな・当事者で周りに理解してもらえなくてつらいな。

そんな人達の理解のツールになれたらいいなと思っています。

それではまた。7

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