辛いものに立ち向かう
仕事帰りにはいつもコンビニに寄る。
晩御飯を買うためだ。
けっこう色々な種類があるから、
昼御飯と違うもので、昨日の晩御飯とも違うものをチョイスする。
プラス、野菜ジュースやサラダを購入。
正直いってなかなかの出費になる。
でも、仕事から帰って料理をして片付けて…を省略するためにお金を払っていると考えれば、まぁしょうがないかと思えてくる。
今日はチャーハンと麻婆豆腐がセットになったやつを買った。
僕は辛いものが苦手なので、麻婆豆腐は基本的に選ばない。
が、辛さ控えめな麻婆豆腐もあるし、なんか美味しそうだったし、
そんな気まぐれで、勢いで、買ってみた。
まずはチャーハンをひと口。
うん、美味しい。
そして、麻婆豆腐を…
辛っ!!!!!
やばいこれはマジで無理かも。
すぐに額が汗ばんでくる。
辛くて辛くて、冷たい麦茶をゴクゴクと飲む。
どんどん汗が噴き出して、
額から頬へ、頬から首元へ伝って流れていく。
しばらくすると、顎に辿りついた汗の粒が
ぽたり、ぽたりとテーブルに落ちていく。
鼻水も出てくるし、
なんかもう大変なことになってしまった。
麻婆豆腐を食べただけなのに。
わかっていたことではあるけど、
結局こうなるのかと、それなりにショックを受けてしまう。
辛いものを食べなけりゃいいだけの話なんだけど。
ココイチの1辛にも満たない普通の辛さでさえ、
汗だくになったことのある自分。
それ以来、店でカレーは食べないと決めた。
家でなら少しくらい汗をかいても大丈夫かなと思っていたが、
完全に考えが甘かった。
辛いものは苦手なんだから、わざわざ食べる必要もない。
辛いものに立ち向かうのはやめよう。
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