深読み:なぜFacebookはMetaに社名変更するのか?
なぜFacebookは突然の社名変更をするのか?
おそらくサービスが文字と動画をつかった既存のソーシャルメディアだけではなくなり、VR技術を使った展開に注力するから、その受け皿となるような社名に変更したいということだろう。
なぜMetaなのか・・MetaverseのMeta?
では、そしてロゴの無限大マーク∞に込められた意味は?
substackデビューしました。
これの、もうちょっと膨らました記事が英語でも読めます。
軍のプロジェクトとしてのFacebook
FacebookってそもそもPentagon's Defense Advanced Research Projects Agency (DARPA)のプロジェクトであるTIAの民間への払い下げだ。
911という国内テロを受けて、米国内に潜入したテロリストからの攻撃を如何に未然に防ぐかという課題が国家安全保障上の課題となった。
そこで、CIAと軍の研究プログラムであるDARPAが手を取って、一般のアメリカ人のプライベートな情報(Information)をすべて(Total)明らかに(Awareness)しようというプロジェクトを立ち上げた。それがTotal Information Awareness(TIA)だ。
インターネット事態が紛争時の混乱にも耐える柔軟な通信網として発展したものだし、そうやって軍が研究開発して出来たものが、グーグルであったりフェイスブックであったり民間企業ベンチャーのサクセスストーリーとして実世界へと導入されるのだ。
Metaを指揮していた元DARPA長官レジーナ・ダーガンが蹴り飛ばされる
紛れもなくやっぱりペンタゴンが関与。
これはトランプ就任前からのプロジェクトであるので、どちらかというとDS側のものだったと思われる。Total Information Awareness(TIA)というDARPAのプロジェクトでアメリカ国内に潜入したテロリストを検出するという名目で、アメリカ市民の私生活を完全に監視しようという計画だ。その実現が、Facebookだった訳だ。
Substackの方に詳しく書いたが、脳から光学スキャン(遠赤外線?)で、脳の活動をモニターして、考えるだけでタイピングできるような研究をしていたが、Qが登場する2017年10月にレジーナは突然の辞任の発表。計画は頓挫したようだ。
その他にもXROSというFacebook独自OSの計画も今月2022年1月に中止になったり、脳から光学スキャンするデバイスを作っていたBuilding 8にある秘密のラボも2018年にお取り潰しになったり、FacebookのTIAはトランプ就任からふんだりけったりだ。
ペンタゴンが8kunを助けた日
Qがドロップする8chanはカキコするユーザーのセキュリティ、プライバシー、なりすまし防止という観点から潮時になっていた。そして、Qは8kunへと移行する。
しかし、8chanは8kunのドメインを抑えて、Qに言論の場を与えない構え。
そんな攻防があった時に噂になったのは、アメリカ国内のテック企業の独占からおこるサイトの村八分に対抗するには、軍に割り振られた大量のIPアドレスを使用して、接続ノードを提供すればいいという話。
上の記事はそんな顛末といろいろな状況証拠から、実際にこれが行われたかもしれないことを議論している。
トランプの新ソーシャルメディアに向けた準備?
また、軍所属のIPアドレスの話だが、トランプが大統領を去る数分前に、大量のIPアドレスがフロリダ州に本社がある新興企業へと払い下げになった。
これをトランプが使えば、テック企業が束になってもトランプの新ソーシャルメディアを村八分にするのは難しいかもしれない。
そんな感じにペンタゴンにはトランプを影から助ける勢力がいると思われる。もちろんトランプ政権下ではクリス・ミラーとか、超優秀な人が仕切っていたわけで、対面的にはあまり親トランプにはみえないし、DSの残党も大量に子飼いにしていたと見えるペンタゴンだが、縦割りで、各部署でも秘密主義な軍ではひそかにプロジェクトを進めることは容易だ。
そうやってみてみると、8 chan、8 kun, Metaとロゴに隠されたメッセージにはペンタゴンの影が見えてきませんか?
Facebookは保守派・共和党からの広告を拒否しないことで他のソーシャルメディアや主要メディアから常に批判されていたのも思い出す。
2016年のトランプ勝利にはFacebookは貢献してしまっただろう。
ツイッターも基盤技術をブロックチェーンに置き換える作業中
こちらの記事で解説したが、ツイッターですら自社の検閲やモデレーションを、ユーザーは信用するべきではないと社長ザックが言い放ち、だからこそこのBlueskyのようなプロジェクトが必要なのだと言っている。
まっとうな自己批判で面食らってしまう。
結局、このBlueskyはユーザーデータをブロックチェーンに書き込んでしまい、各種のサービスが利用できるような親切なAPIを提供することを目指していて、もしかしたらツイッターはそれを開放するかもしれない。
つまり、ツイッターのユーザーを一気に新サービスが取り込んでその一部として扱えるようなことが可能になるかもしれない。
Gettrはツイッターのフォロワー数もなぜか数えている
ツイッターで700万以上のフォロワーを誇る格闘技のアナウンサー出身なのになぜか超人気のジョー・ローガンだが、彼がツイッターの検閲を嫌ってGettrにアカウントを作ったら、Gettrは彼のフォロワーが8 millionsと表示するので、話題になった。
Gettrのユーザーが4 millionsに達していないから、これは不可能でしょ?
ツイッターと非常に似ているUIをもつGettrがツイッターからユーザーをインポートできたら、検閲のないツイッターが出来上がってしまうぞ。
そんな架空の夢をちょっと連想させるような仕様である。
Blueskyでツイッターが自爆にも思える自社のユーザーデータの開放を行えば、それは夢ではなくなる。
そして、セクション230を振りかざせば、それを強制することも不可能ではないかもしれない。
GettrがツイッターとMetaから一気にユーザーをインポートして、検閲のないSNSが誕生?Gettrがツイッターのフォロワー数を得るAPIがBluesky叩いてたりしてね。
そのために必要なのは「最高裁判断」か?
来るーー??