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1万2千年周期の磁気圏減退で小規模のコロナ質量放出でも電力インフラがやばい

非常に怖いコロナの話をするので、希望との抱き合わせ販売の形式にしたいと思います。

まずは上の記事を絶対に読んでから、先を読み進めて下さい。


読みましたか?

では、みなさんを恐怖のどん底へと叩き落としますw



コロナ質量放射CMEってご存知?

まずはこの短い動画(1分20秒)をみてコロナ質量放射をおさらいしましょう。

太陽表面で爆発つまり太陽フレアが起こると、まず磁気エネルギー解放から光・電磁波がどか~んと地球へやって来るわけですが、そのあと電子そしてプロトン、ヘリウムなどのプラズマ状態の荷電粒子が高速でやってきます。

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地球への到達時間は、太陽フレアの強さと、最近あった太陽フレアの大きさなどによって変化しますが、速くて12時間から数日後に到達し、地球の磁気圏に影響を与えたりします。北極のオーロラの原因ですね。

このプラズマの波がコロナ質量放射Coronal mass ejection(CME)です。光・電磁波が届いた後にくる二次の波ですね。


太陽フレアが怖い理由

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大きい太陽フレアは地球の電子機器に影響を与えます。空港レーダーのシステムが使えなくり、管制塔の機能が一時的に止まったりしますのでNASAが絶えず観測を続けて、大きなX線量が確認されたときには、CMEの警報をだして電力グリッドを切り離したりして、銀行システムなどを守ったりするわけです。

電線のような長い導電性の高い金属はアンテナになるので、太陽フレアからの電磁波の影響を受けやすいので、できるだけそういうアンテナになるものから精密機器を切り離しておいて、やり過ごすわけです。

爆発が数時間〜数日間隔で続くと前のコロナ質量放出が太陽系に漂っているプラズマをお掃除して、後に続くコロナ質量放出が抵抗なく旅できるので、到達時間が早まったりもします。

また、太陽と地球の間にある惑星間空間磁場の状況で、CMEが加速されたり減速されたりします。なので到達時間の予想には継続した観測と物理モデルによるシミュレーションが必要です。


1859年9月のキャリントン・イベント

計測器がない時代は、当時の書物にあるオーロラなどの記述からCMEの規模を推測しますが、人類が最近に経験した中では、この1859年のキャリントン・イベントが一番でかいと言われています。少なくとも一番有名なのがこれ。先ずはgizmodeの記事がよくまとまっているのでどうぞ。

1859年だったので電力網がまだなかったので特に混乱もなくラッキーでした。それでも電報システムの銅線が焼き切れたり、夜なのに強いオーロラが出て真昼のようになったりと大変だったようです。

人体にはあまり影響がないので、我々が懸念すべきなのは電子機器と電力供給網です。どのくらい強い太陽フレアだと警戒しないといけないのでしょうか?

太陽フレアにはクラスがありますが、上のgizmodoから引用すると:

太陽フレアは太陽面で起こる巨大爆発で、宇宙にエネルギーと粒子が大放出されます。

そのX線量に応じて等級がA、B、C、M、Xの5段階あり、小さなCクラスのフレアは年がら年中起こってます。あまりにも弱いため地球には影響はありません。これに対し中規模Mクラスのフレアは電波障害が若干起こる程度。最大級Xクラスでは水素爆弾10億個分のすさまじいエネルギーが放出されます。

Cクラスのは年中起こっているわけですね。でもMクラスのが地球に向けて発生して到達した場合は影響が出始めます。各等級の間には10倍の差があります。BはAの10倍、CはBの10倍という感じです。そしてXよりも大きいのは数字をつけてX-10と表し、X-10でXの10倍、X-20はX-1の20倍という感じです(ログスケールと勘違いして、X20がX1の100倍かと書いてましたので訂正)。

計器で計測できるのがX-28までだそうです。これ以上は今でも推定になります。

キャリントンイベントがあった時は今のような計測機器がありませんので、オーロラが見えた地域とか長さ、規模などからの想像になってしまい、クラスの推定には諸説あります。

私がいまイチオシなチャネルSuspicious Observerにその推定値があります。

最低でもX-20と(3:44)で、恐らくX-40以上(6:44)と言っていますね。😱😱😱

X-40ってXの40倍ですよ奥さん。あらやだ怖い。X-28を超えてるので直接は計測できませんね。

この動画がこれから言いたい恐怖をよーくまとめているので英語大丈夫な方は是非全体をご覧下さい。映像だけでも雰囲気わかるとおもうし。


キャリントンクラスのCMEは割とあるかも

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An eyewitness sketch of red auroras over Japan in mid-September 1770

18世紀の名古屋でオーロラが見えちゃったという記録があります。大きなCMEがあると北極圏まで行かなくともオーロラが見えちゃうのですね。

上の日本の文献からオーロラの記述を発見することで大きなCMEの痕跡を見つけるという研究ではじつはキャリントンクラスで欧米の研究者が見逃したイベントをあと2つ見つけています。

They found that superstorms in February 1872 and May 1921 were also comparable to the Carrington Event, with similar magnetic amplitudes and widespread auroras.

そして、それよりちょっと小さめがあと2つ。

Two more storms are nipping at Carrington’s heels: The Quebec Blackout of March 13, 1989, and an unnamed storm on Sept. 25, 1909, were only a factor of ~2 less intense. (Check Table 1 of Hayakawa et al‘s 2019 paper for details.)

まあ50年に1回くらいなら割とあると言えそう。


マントルの対流が磁気圏を作る

現在の火星は地殻活動が停止し、磁場のほとんどが失われていますが、地殻の奥にはかつてどれほどの磁場がどの向きに発生していたかという記憶を残した鉱物が残されています。

火星は42億年ほど前に地殻活動を停止させ、磁場を失ったと言われています。

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火星は地球より小さいのでコアにある燃料が燃え尽きるのが速く、対流を失ったのですね。


地球の磁気極は文明を守る守り神

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皆さんは北極と磁北の違いをご存知ですか?

北極点(黄色線の上側)というのは地球の自転から決まる地軸で、北極星に向いてる方のことですね。

磁北(青線の上側)というのは、方位磁石が差すN極の方向です。地球の磁力線がだいたい北極点と南極点のあたりを通るループをつくっているからその辺りに強いN極があるわけですね。

この2つは大体一致しますが、磁北というのはいつもフラフラとゆっくり動いています。おそらく地球内部のマントルの対流が完全に安定じゃなく、マントルの動きが変化すれば必然的に磁北も変化するわけですね。

そして、長い年月を経て、このマントルの動きは一つのダイポール(北極と南極が一対ある)を作る状態がエネルギー的に最小で安定なのでずっと続いて来た訳です。

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そして、地球が一つの強力な磁石になり、強い磁気圏を作り出してると、太陽からくるプロトンなどを跳ね返して、地球の表面にあるコンピューターとか携帯電話とか送電線とかを守ってくれているわけです。

🙏ありがとうございます🙏

磁気圏さまさまです。

これがないと文明はXクラスの太陽フレア直撃で数十年と持ちません。


磁気極が急激に弱回っているこの200年

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地球はコア付近にある鉄とニッケルから磁気が発生して、一つの強力な磁石になる。


地球の磁気圏というのは太陽フレアからくる荷電粒子から地表にある精密機器を守ってくれている訳だけど、ここ200年の間に磁気圏は弱まっていることが知られている。

上のグラフをみると、1859年のキャリントン・イベント辺りから少しづつ弱まり方が加速していて、2000年くらいからは水が滝から落ちるようにめっちゃ加速しているのです(10年で5%のペース)。ちなみに2012年がマヤ暦の終わり。現在は200年前から22%程失いました。

地球の磁気圏が弱まるとどうなるか?

そうです。弱い太陽フレアでも精密機器に影響を与えかねないということです。😱

これが原因で今まではMクラス以下の太陽フレアは全然心配する必要なかったのに、2015年にはCクラスの太陽フレアなのにニュージーランドの空港の管制塔にあるレーダーが停止してしまったりと影響が出始めているのです。おそらく太陽風も強い時でピークの幅の広いCクラスがあったのでしょう。


磁気圏の減衰と呼応するように加速する磁北の移動

磁北はふらふらと動いていると説明しましたが、磁気圏の弱まりに呼応するように、その移動速度が近年加速しているんですね。

これは陰謀論でもなんでもなくって上のリンクはNature誌です。専門の科学者も動いているのは認めていて、なんでだろー訳分かんねーっていっているんです。

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見て下さい、見事に2000年から2010年の移動距離の飛躍が地磁気の減衰のスピードに呼応しています。そして2020年の白丸はかなり昔の予想値であり、実際にはもっと速いのです。まだ加速しています。

これだけではありません。南極を見てみよう。

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南極の磁気極(磁南っていうの?magnetic south pole)も実は動いています。どうも南極大陸を抜けて上へ上へと移動しています。


じつはこのまま移動するとインド洋沖で出会っちゃうらしいのです。

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もしかしてそのまますれ違って北極と南極って入れ替わっちゃうの????


磁北と磁南の逆転は過去に実際にあった

そしてめっちゃ過去を遡ると、磁北と磁南が逆転することが実際にあるんです。そして、一説によれば、いまがそのサイクルらしいんですね・・・。😱

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wikiから。黒いところが今と同じN-Sの関係で、白は反転している。縦軸は100万年単位。

そもそも太陽の黒点の11年周期もあれ、じつは11年ごとに北極と南極の磁極が反転しているんで、天体の磁極が反転するのって多分珍しい訳ではないでしょう。

最後に反転したのが78万年前(日本にもチバニアンの地層から溶岩の記録がある)で、その前は大体30万年周期で反転していたけど一つ前の周期はなぜかスキップしていたという説明が下の動画3:40辺りにあります。

ホモ・サピエンスが誕生するのが、大体20万年前でしたっけ?なので人類はこの磁極の反転を経験していないみたいです。生き残れるのか?人類・・・。

そしてもし反転までいかなくとも磁北が移動しまくるというのは、マントルの移動に変化が起こっていると予想されます。そして、今ある安定な単一ダイポールがこわれて磁北が2個、磁南が2個のように分裂しかねない。

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そうなると、磁石が互いに打ち消し合って、合計の磁気圏は弱くなり、太陽風からの防御力が最大で90%ほど減少するという計算になる。磁北の移動がなぜ磁気圏の減衰に繋がるか、ダイポールのゆらぎで考えるとよく説明してくれるんですね。

さて、地球の磁気が弱い時(既に22%ほど弱いw。10年で5%ペースで減衰中)にもしそれなりに強いXクラスの太陽フレア(X-10とかX-40とかじゃなく、数年に一度ありうる普通のXクラス)が発生してコロナ質量放出が運悪く地球の方に向かってくるとどうなるか?


例えば地磁気の防御力が10%まで落ちた時にXクラスがくるとダメージはX-10クラスつまり10倍のダメージがある計算になる。これはキャリントン・イベントの小さめな推定値のX-20の半分ほどになる。

この直撃を食らった場合、電力網にはかなりのダメージが予想される。

2012年にあったキャリントンクラスのミアミスが、もし直撃していたら送電線の建設などの回復作業に4〜10年かかるとNASAが予想している。


その間は地獄だろう。

銀行システムは動かない。食料は畑にはあれど、配送システムが動かず腐る。電気はない。携帯使えない。インターネットもない。水を送る送水パイプにかける圧力ポンプもうごかない。


ないないないである。

人類は共食いすることになる。


キャリントンより大きなマイクロノーバというのもある

太陽活動には長い周期があり、1万2千年に一度くらいで、キャリントンが可愛いくらいの大爆発が起こるという説がある。超新星爆発ならぬぷち爆発でマイクロノーバと呼ぶらしい。これはベン・ダビッドソン氏の自説であり、沢山の科学者が同意するわけではないので、本当なのかはしろのはよくわかりません。ただ他の恒星をみているとガスの分布とかからなんか定期的に爆発おきてんじゃねーの?という天文学者の気付きが加速しているので、もし我々の太陽も例外でないのならあり得る話である。(周期が数万年単位だと観測データを得るのが大変で確認はむずい。)

そんなどでかいエネルギーが放出されると地球に超巨大なカミナリが落ちるのだ。

この実験では、その原理をしめしている。砂を敷き詰めた表面に高電圧をかけると雷が落ちて、まるで隕石落下したようなクレーターができるのだ。これで黒いガラスが出来る。

そんな黒いガラスが月探査機で沢山見つかったので、太陽系で過去にマイクロノーバがあったという左証になる。つまり月のクレーターの全てが隕石の衝突では無いかもしれないのだ。


地球の自転のスピードすら太陽活動に影響される

皆さんは自転のスピードって毎日ちょっと違うの知っていますか?ミリセカンドの単位だけど毎日違うんです。一年で20-30 msくらい揺れたりするんです。

そして磁気圏が弱い今、太陽活動の影響を受けやすいので、地球の自転のスピードのゆらぎも大きくなってきているんですね。

結局、マントルが電気的に中性じゃない以上、太陽フレアの電磁気から無影響じゃないということらしい。


太陽のコロナホールが地球の地震の原因

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コロナホールというのは写真の黒い部分で、強い電場が太陽表面から漏れ出ます。コロナホールは普段は太陽の北極や南極に多いので、太陽系の平面に直行する方向に強い磁場が出ているわけです。

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これはハップル宇宙望遠鏡が撮影した誕生したばかりの星の様子。北極と南極からジェットが放出されているのが見える。太陽のコロナホールからも磁気がプラズマをあんな感じに押し出しているわけだ。

そんなプラズマも地球へ向かってこないなら怖くはない。しかし、コロナホールは移動するのだ。そして、コロナホールが太陽の赤道に近づくと、漏れ出た電場が太陽系の空間を漂うプラズマを外側へと加速します。

加速されエネルギーが高くなったプラズマは地球の磁気圏や大気圏も突破し、マントルの磁気と相互作用する。そして大きなコロナホールが赤道付近にある時にコロナ質量放出CMEが発生すると地球のプレートの境界で大きな地震が発生しやすいことも知られている。

つまり、太陽から沢山のプラズマが来ると地球では地震が起こるのです。

このようなモデルで地震の予知ができる論文を出したり、地震予知サービスをして生計を立てているのが上のBen Davidsonです。

薄いプレートがマントルに乗っかっている

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ゆでたまごみたいだなこれ。

地殻Crustってマントルの上に座ってて大陸とか海底とかを作っている部分(大陸プレート)だけど、地球を卵に例えると卵の殻の厚さよりも薄いのだ。

地殻の下のマントルは絶えず動いているので、これが地震の原因にもなるし、パンゲア大陸が移動して今の地図を作った原因でもある。

こんな薄いものが流体で磁気も帯びたマントルの上に乗っかっているのだから、磁気が強く揺らいだらマントルも振動し、地殻も振動するだろうね。

そして振動している範囲が大きいと大陸プレートも静止摩擦係数から動摩擦係数へと移行して、ツルツルと滑り出してしまうかも知れない。


地球の表面にある地殻が90度滑る

X-10とかが可愛いくらい大きな太陽活動(マイクロノーバ)から発生した強い電磁気が地球を通過すると、マントルが荷電しているので影響を受ける。

ビデオの初めの方でフランスの科学者達が過去に地球が90度ひっくり返ったという証拠を見つけたという話が出てくるが、実はこれ、一度だけではなく周期的に行ったり来たりするみたい。

地軸そのものが傾くのではなくって、地殻が滑る形で結構速い変化みたいです(半日程度)。なので海を押しのけるので洪水もくるし、上記の通り地震もカミナリも全部来るでしょう。

これは、第二次大戦後にソビエトを警戒して、北極を越えてソ連が攻めて来ないだろうかを検討しに現地調査をした米軍も、北極がかつて熱帯だった証拠(カナダの地層には熱帯と寒冷とをなんども繰り返した痕跡があるらしい)を見つけたので、まんざらではない。

ベン・ダビッドソンの説では、北極や南極が赤道に来て、インドあたりが新しい北極になり、ペルー沖の西の方が南極になります。これも本当なのかわたしゃ知りません。

怖いのは今がその1万2千年周期の丁度ピークなのですね。でも先ずはXクラスの太陽フレアと、寒冷化、磁気圏の減衰から始まって、マイクロノーバが来るのはあと2−3世代後(最近は2050年までと修正)じゃないかとベンは言っているので、その間に人類は町内にひとつラピュタを設置しておくくらいの技術が必要になります。

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カミナリも強風も来るが
洪水には対応


地球内部は均質ではない

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コアの形を見てもらうと分かるけど、きれいな球じゃないのですね。重い物が赤道付近に集まることで回転が安定しているのですね。

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地球のコアが地表に伸びているあたりはバミューダだとかハワイ、イエローストーン、アイスランドなど火山活動が盛んな場所ばかりですね。


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カナダ、グリーンランドの氷

地殻の場合は、北極や南極にある厚い氷の層が重いのですが、これが太陽からの熱が少ない極地に集中しているため、地軸の回転軸に近く安定しているわけですね。

もし、地殻とマントルの摩擦係数が下がって、地殻が自由にスルスルと移動できるようになるとどうなるでしょう?

重い氷があるため、これが赤道付近へ行きたがります。そして地殻が1日や長くても2週間程度で一気に90度滑るのです。

これがベン・デビットソンが言っている90度回転のイベントです。

そして、赤道に移動した氷は急速に溶けるでしょう。海水位上昇です。アトランティスも沈みますわ。

そして、その解けた氷の水は新しい極地で氷を作り始めます。重さが一定に達するとまた滑って元通りへ。

地殻とマントルの摩擦係数が変化する度にこの繰り返しがあり得るわけです。そして太陽活動が、この摩擦係数を変化できるというのがベンの説なのですね。


火星の地殻がズレた証拠

こちらのNASAの公式データを見てもらいましょう。

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上の図は火星の地表の高低を白黒で、磁気の強さを赤色で示した図なんだけど、あのだんご3兄弟みたいな3つの山(中央より右へ)が見えるだろうか?

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グーグルマースだともっと分かり易い。真ん中にだんご3兄弟が見える。

そして、上の図にもどって図の中央くらいに3つの赤いスポットがだんご3兄弟のように並んでいるのが見えるだろうか?

色々と解釈ができるけどれも、磁気の強い3つのスポットは、上の方で紹介した地球コアの不均一な分布と同じ様に、火星のコアが上に伸びて鉄とかニッケルが多く磁気の強いスポットが3つあるためと予想できる。

そこがある時に噴火して3つの山を作った。ここまでは自然でしょ?

でも磁気の強い場所と、山の位置が一致していない。つまり、地殻がズレて山の位置が下のマグマとズレた。そうしている内にだんご3兄弟の一番上のコアの腕がまた噴火して大きな山を作る。そしてまだズレるという感じに解釈できる。

噴火の位置と磁気の強い位置が一致したままなら地殻は動いてないと言えるけど、3つきれいにスライドしているから、地殻がズレたんじゃないの?とも言える訳。

火星で起こるなら地球でも起こる?


オスマン・トルコ帝国ピーリー・レイースの海洋地図には氷のない南極大陸が書かれている

1820年に南極大陸が発見されるよりも遥かに前の古い海洋地図なのに、南極大陸の氷の下にある大陸部分の海岸線がよく再現された地図が見つかっていることご存知でしょうか?

一例を上げましょう。

南極大陸が発見される300年前である1513年に書かれた地図には、南極大陸(Antarctic)の海岸線が正確に書かれているのだ。しかも氷のない海岸線だ。

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オスマン・トルコ帝国にはコンスタンティノープルに膨大な図書館があり、海軍の提督であったピーリーは、図書館へ出ずっぱりで地図を手で複写しまくっていたのだそうだ。そうして、20程の地図からの知識を集積したのがこのピーリー・レイースの地図である。

我々の祖先は、南極が赤道にあったときの記憶がある人たちがいるのかも?それとも10世紀から12世紀にあった中世の温暖期では南極大陸の氷が後退して海岸線が出ていた??この中世の温暖期は気象変動CO2詐欺に都合悪いらしく検閲が厳しく、本当の気温とかわかりにくいので話半分にしておきましょう。

まあ、バチカン図書館とか、焼けたことになっているエジプトのアレクサンドリア図書館とかには、そういう知識がごろごろあるのでしょう。


6000年周期のハインリッヒ・ボンドサイクル

科学者は地球の岩石に記録されている磁気の強さや向きを調べることで、実は地磁気の強さと向きには周期性があることに気づいている。割と最近の学説だ。

この最新の学説がハインリッヒ・ボンドサイクルというもの。これは6千年の周期で世界中の岩石に記録されている磁気が弱まっていることを発見している。

この記事で沢山紹介しているベン・デビットソン氏の学説だと、太陽活動は少なくとも7万2千年前からは1万2千年周期で変化していて、その度地球の磁気圏は減衰して寒冷化と生物の大規模な絶滅が起きていると言っている。6000年周期は、これの半周期だというわけだ。因みに今から半周期前の6-7千年前にはあのノアの方舟の洪水があったとベン・デビットソンさんは言っております。

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デビットソンさんの動画から、これを解説しよう。これはグリーンランドのアイスコアにある酸素の同位体を調べることで当時の気温を推定している。YDはヤンガードリアス(後述)でH1からH5がハインリッヒサイクルのことだ。

YDを基準に1万2千年と6千年の半周期を重ねていくと、地球の寒冷化が周期的に起きているのがわかるだろうか?A1とかB1は半周期でA、B、C、Dが1万2千年の正周期だ。

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これはもっとアイスコアを増やしてプロットしたもの。グリーンランドはぐいんぐいんいってるが、世界的な寒冷化がH1からH5で連動している様子がわかる。

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そして、同時に地磁気の変化、火山の噴火、生物種へのストレス(絶滅種の上昇とか)が記録されているのだ。このパターンが少なくとも7万2千年前からはっきりしていて、その前はそれほどでもないらしい。

NASAはこれ全否定しているんだけど、1万2千年周期の太陽活動変化と、それにおそらく起因しての地球磁気圏の衰退の2つのコンボは、高確率で現代の文明を破壊する原因になると予想されるわけだ。

もう何時起こってもおかしくないのですわ。X-20クラスの太陽フレアが地球を向いている方向で起こったらもうたぶんおしまい。

気象操作の技術を勉強したことがあれば知っていると思うけど、カミナリはもちろん、地震や噴火も電磁波である程度はコントロールできるでしょ?

だから、6千年とか1万2千年の周期で太陽活動が変化して、太陽フレアの影響が強い時期がくれば、地震、噴火、カミナリが増えるのも当然なんですね。


今年は世界各国で記録破りの地震と火山活動が観測されています。近年で大きめのM6以上の地震が多かったのは2010年で、年の初め65日間で24回を記録しましたが、2021年は同じ65日で42回の大きめの地震がありました。

地震だけではありません。噴火も同時期に43回ありました。年間の平均が70くらいなので多いですよね。

もうなんでか分りますよね?


ヤンガードリアス仮説を太陽活動の変化で説明するベン・デイビットソン仮説

デイビットソン氏の1万2千年周期の話はヤンガードリアス仮説を知っている人にはちょっと衝撃かもしれない。

ヤンガードリアス仮説というのは、1万2千年前に隕石が落ちて北米大陸、ヨーロッパで寒冷化を引き起こした起こしたというもの。この時の隕石でカナダにあった氷河が解けて海水面が一気に120メートル上昇した。この頃の地層からはプラチナやダイアモンドなど隕石の衝突のような高圧高温で発生する物質がみられていることから、学説として盛り上がってきている。

これはランダル・カールソンが1980年代から唱えていた仮説の一部である。カールソンは、これは1万2千年前だけではなく、周期性があると主張していて、2万4千年前、3万6千年前、4万8千年前、6万年前、7万2千年前とやはり隕石が来て、生物が絶滅するイベントがあったと仮説を立てていた。

1万2千年のイベントでは北米大陸からマンモスの親戚みたいな大きな象類Megafaunaが絶滅している。人類学者の説では人類が狩りをしすぎたという説明だけど(笑)。

ヤンガードリアス仮説には、ここ最近10年、5年くらいで隕石が落ちた時に出来るプラチナなどの希少金属・ダイヤモンドの痕跡などから隕石説が落下したというのが本当っぽいということが、判明していて、かなり学説として主流へ躍り出てきたのだ。

私はランダル・カールソンのファンなので、隕石落下が1万2千年周期でやってくるんだと怯えていたんだけど、どうやら隕石落下じゃなくて、太陽活動の変化からのこの超巨大な落雷でもクレーターの存在とそれに付随しておこる希少金属の発生とか、気象変化を説明できちゃうかもなのですね。

ヤンガードリアス仮説についてはこちらを。



ギリシャ神話のゼウスはカミナリである

ゼウスは全宇宙や天候を支配する天空神であり、人類と神々双方の秩序を守護・支配する神々の王である。全宇宙を破壊できるほど強力な雷を武器とし

ギリシャ神話でも一番偉い神がゼウスでしょ?そして、ゼウスは天にいる天空神であり、怒ると稲妻をつかって破壊をもたらすのだ。

おそらくギリシャの知識人は古代の文明がカミナリで滅んだ記憶があったんでしょうね。


ルカ10章18節にもサタンが稲妻だとある

Luke 10:18
“And he said unto them, I beheld Satan as lightning fall from heaven.”
イエスは彼らに言われた、「わたしは、サタンが天から稲妻のように落ちるのを見ていた。

・・・つまり、人類が改心して正しく生きていないと神は1万2千年ごとにサタンを遣わして地表のお掃除をするのじゃないですかね。


希望

さて、皆さんを絶望の淵に追い詰めることに成功したでしょうか?


希望もあります。


希望① Earth-facing solar quiet。人知を超越しているかもしれないが、統計的にはXクラスの太陽フレアは地球に面している時には起こりにくい。守られてる?

希望② 米軍は太陽フレアへの防御も準備万全?ファラデーケージみたいに重要なインフラを守ることは可能らしいです。核によるEMF攻撃への対策と同じです。イーロン・マスクのStarLinkもぶっちゃけ米軍です。

希望③ 既存の電力グリッドが落ちてもテスラの技術で、ツェネック波電力送信で速攻で復旧?

希望④ 人類はこれを数回乗り越えてきている生き残りである。

①と②は関連しているかもしれないし、そうでないかもしれないです。


ま、Qたちが太陽フレアの驚異を知らないはずはないのです。


その辺を説明したのが、最初に読んでね!!!と紹介したこれです。

まあなんとかなんだろ。

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