相対性理論の光の速度一定とは正しいのか?SEGとは?ジェイソン・ヴァーベリ
今日はサナメさんが翻訳してくれているジョーダン・セイサーのフリーエネルギーファイルの弾三段でもあるこちらの記事を見ていきます。
第一弾は、これからのシリーズへの展望とイントロという感じです。
第二弾は、いわゆるカーネギー財団やロックフェラー財団といういわゆるエスタブ層による大学などのアカデミアへの潤沢な支援を通じた情報統制、抑制の歴史を振り返っています。
そして第3弾では、実際に抑圧されてきたジョン・サールの技術をアメリカで追試して実証実験に成功してしまったSEG magneticsというスタートアップの社員へのインタビューということで、フリーエネルギーとかいう運臭い話を、科学的に説明するかなりハードコアな内容です。
動画はrumbleとSubstackにあり、rumbleでは字幕が出せないのですが、Substackでは自動字幕がある程度出ます。しかし、抜けが多いので英語が聞き取れないと完全に理解するのは大変と思います。
(記事中の時間はrumbleの時間です。Substackは数分ズレてます。)
基本的にテキストではなくインタビューで、自動字幕は抜けが多いということで必殺Deepl自動翻訳が難しい状況なので、私がメモ代わりに書いていた感想記事をサナメさんの補足として公開です。
SEG magneticsとは?
SEGマグネティックスというのはカリフォルニアにあるスタートアップで、少なくとも2010年からやっているようです。社員でYoutuberでもあるジェイソン・ヴァーベリ氏をジョーダン・セイサーがインタビューしています。
ジェイソン氏は、昔からスティーブン・グリア(嘘つきw)とかの主張に興味を持っていて(5分)、これは「本当なら人類にもっとも重要な秘密であるか、完全なゴミ理論のどちらか一択だ。」と感じたので、界隈の人に直接あって話をする努力をしていたけど、目を見つめて話すと嘘つきはやはり分かり、偽物ばかりだと思ってたらばジョン・ロイ・サールのSearl Effect Generator (SEG)というマグネットを回してエネルギーを回収する技術がもしかしたら本物かもしれないと興味をもった(6分)。
いわゆるフリーエネルギーと巷で言われるものの一つですね。
SEG(サール効果発生器)について
私は初耳でしたので、ちょいと日本語版ソースを調べてみると有名人みたいですね。
こんな磁石を磁石で囲んだ感じのデバイスで周りの熱や磁力のゆらぎを回収して回転エネルギーに変えてしまい勝手にどんどん回りだして発電したり、反重力を作り出すそうです。真ん中のロール状の磁石の形状が変わってますね。
熱力学第一法則(エネルギー保存則)や熱力学第二法則(エントロピー増大)をぶち壊しているように見えます。
これは閉じた系なら熱エネルギー保存の法則が成り立つが、周りからエネルギーを注入されているようなオープンな系では関係ないことが関係しているそうです。
それでも勝手に周りのエネルギーが発電に使える形で流れてくるなんて都合の良いことはあるのでしょうか。
ビデオに戻り11分、ジェイソン「ジェフリー・エプスタインはノーベル財団の有力メンバーで、ノーベル委員会の候補者選定にまで関与していた。マクスウェルの父親は科学雑誌を保有しており、仲間内には査読を免除したりしていた。」とあります。そうですね、ギスレイン・マクスウェルは家系がそういう家系のようですね。
熱力学の法則について
15分からは相対性理論と熱力学の法則についての話になる。
ピエール・マリー・ロバタイPierre-Marie Robitailleという1998年にMRIを発明した人物の話になる。
えー、キルヒホッフ?それって電気の話じゃないの?は?
おお、なんとキルヒホッフはいろんな法則を発見した相当偉い人なのですな。因みに英語だとカーチョフとか言っているので誰だよそれってなりましたわ。ドイツ語発音するとキルヒホッフ。
熱力学の第2法則で「永久機関は作れない」というのがありますが、閉じた系では正にそうなります。当然です。
ジェイソンさんの説明を端折りながら超訳すると
そして次は相対性理論について。
なるほどー、アインシュタインがローレンツ変換をして導き出した相対性理論の方程式はもともとは古典力学の前提である光の速度が一定じゃなくて光源の速度に依存している仮定で導出された方程式を借用して出発してたのですか。そしてもし光速がちょっとでも光源の速度に依存してたらアインシュタインの相対性理論は特殊相対性理論も一般相対性理論もどちらも崩壊してしまうとアインシュタイン自身が認めているのですね。
でも古典力学で説明が無理ならば、やはり光の速度は一定と仮定し、ローレンツ変換で導き出した相対性理論の方程式が現実をうまく説明しているし、それが現実そのものである可能性があるのも確かです。
そして時間を含む4次元空間(時空)という概念や、その時空の歪みであり古典的な力ではない重力という概念はローレンツ変換がもたらす副作用みたいなもので、もし光の速度が一定じゃなくて光源の速度に依存しているのであれば根拠のないものとして無に消えるのですね。概念ですから。他の良い説明があれば必要なくなるだけです。
でも古典的な三次元空間と古典物なニュートン力学だけで水星の近日点を説明できない限りは、机上の空論です。
するとジェイソンさん、
おおお。つーことは、なんと4次元空間がいらなくなるのですね。
しかし、このエドワード・ドーティ博士さんはまともな人なんでしょうか?ただ単に「俺は水星の近日点を説明できる簡単な方程式を考えちゃったよー。」と証拠もなしに主張する変人だったらズッコケますね。
するとジェイソンさん、エドワード・ドーティ博士さんについて
ローレンツ変換じゃなくてガリレイ変換と初等数学でじつは水星の近日点の位置を説明できる方程式が導出可能とのことです…
っていうか、そもそも近日点ってなんなのさ。
水星の軌道は楕円なので太陽からの距離には太陽に最も近くなる「近日点」と最も遠くなる「遠日点」というのがあるそうですが、その遠日点も近日点もどんどんとズレていくそうです。と言っても水星の軌道が太陽系で一番楕円に歪んでいるけどもそれでも長径と短径の比が 0.97 くらいでほぼ真円に見えるそうです。図は大袈裟とあるのはそのためです。
で、このズレが起きる原因が他の惑星とかからの重力の影響だと考えてニュートン力学で説明できるかというと実はほんのちょっと誤差が残る。でも相対性理論で計算するとその誤差がスッキリとなくなるという話です。
100年間そうだったのだけど、ガリレイ変換で新しい方程式を導くと、相対性理論なしの全部古典力学(つまりニュートン力学)で説明可能だったという話ですね。
因みに上のブログではどうやって計算するかも詳しく説明していて数式が大好物な人にはオススメです。そして、記事の最後のメッセージも深いので取り上げたいと思います。
だ、大丈夫ですよ、広江さん。頑張ってる人たちは本気ではなく工作員だからお金貰って適当に煽ってるだけです。引っかかる人は「へーそうなんだ」くらいで物理学は得意じゃないので専門家の意見を変える力はありません。
NASAの元エンジニアとかが得意の数学を駆使して水星の近日点を初等数学とニュートン力学のみで精度良く説明できる方程式を導いちゃったりしない限りは、相対性理論は死にません!あ、もし1998年にそうなってもメディアが沈黙しますから、2007/10/25の執筆時点でもあなたの耳には届きませんでした。これからも安心して陰謀論者を哀れんでください!!!
さて、ガリレイ変換でも近日点は説明できるかもしれませんが、他にもたくさんの宇宙的な事象についても実験とか観測が積み重なって相対論の正しさが確認されてきたのではないですか?
するとジェイソンさん
は、、、一次光子?二次光子?吸収されて再放出?
さっぱりわけわっかんねーぞ。
ただ、最後の方で反重力の話になり、もう一度この吸収されて再放出の話になりましたので、ここに補足します。
これは電子や光子の速度を測ろうとする時のジレンマのことで、電子の速度を決定するために計測器(光子とか)が電子と干渉すること自体がこの吸収・再放出を引き起こしてしまうのでどうしようもない、避けられない問題という話のようです。
あー、多分、不確定性原理のことだと思いますわ。二重スリット実験とかで観測しちゃうと干渉縞がなくなるあれですな。観測すると見えたときには再放出された光を見ているということなのですね。そして再放出された光子は自分の系と同じ相対速度の光源から発射されるので、観測した光子の速度は常に一定となり「光の速度は一定」の法則が正しいように見えちゃうと。多分そんな感じ(しらん)。
また、その先の会話からこれはtime dilationというものにも関係しているようです。日本語でいうと時間の遅れとか浦島効果というものらしいです。
「時間の進み方が異なる」というのが嘘で、時間の進行は一定だけどその他のものが縮んだり伸びたりしているんだと言いたいんでしょう。
むーーーー。生物学者にはキツイ議論でごわすなぁ。
くぅうう。これみてもわからねぇ。ここからはテスラの話に移るのでこれ以上の解説はありません。
つまりは相対性理論とローレンツ変換で説明すると時空ができて時間というのは相対的で、観察者の主観に影響されることになるけど、ニュートン力学とガリレイ変換で説明すると時間というのはあくまで一定として現象を予想・説明できるという話だと思います。
でもそれ以上は詳しくは説明できねぇ。俺には出来ねぇ。すまん。
ニコラテスラの3・6・9は都市伝説
ジョーダンがテスラについてなにか言うことはあるかと振ると、ちょっとだけテスラの話に。
28分。テスラは「ハーモニーや共鳴が重要」とは言ったが、3・6・9についてのコメントはインターネットが作り出した伝説であり、本人が言った証拠はないと。
28分。エーテルはないと思う。相対性理論というのはエーテルが見つからないから重要になった面がある。でもこれもエーテルが必要なように見えるのもまたローレンツ変換の副作用でしかない。ガリレイ変換とかで説明できるのであればエーテルはいらないのだ。
このあたりは正直よくわからなかったのでこのくらいでお茶を濁します。
今までに死んでいったフリーエネルギー関連の発明
Mark LeClaireという人のキャビテーションというのが結構長々と説明されていて、これがぶっ飛んでいるw
42分から。
キャビテーションについての理論と方程式は難しく、だれも解けなかったらしいけど、彼とそのパートナーがこれを解いて、実証実験をした。
なんと超音波洗浄機と日用品販売店から2万5千円くらいの部品の寄せ集めで作った機械で、水を振動させて超高温の蒸気を閉じ込めることができたそうだ。それがcavitation bubbleとかいうもの。
金属メッシュに水を通して、それをチューブに集めて、さらに金属メッシュにもどしてというサイクルを繰り返すらしい。すると超高温と核反応が達成され、放射線で実験者とパートナーが髪の毛を失い死にかけたそうな。
その局所的な超高温からアルミホイルとかからダイアモンドができたりしたそうで、化学分析とかして組成も確認済み。
この金属メッシュとチューブのサイクルでバブルが出来ては崩壊してというのを繰り返すけど、バブルというのは球だから形が対照で、壊れる時は単にショックウェーブが出来て熱になるが、もし壊れる時にこの対照な形を保たない場合(アルミホイルにぶつけるとか?)すると、cavitation jetというのが生成しておっそろしいほどのエネルギーが一気に開放されるらしい。
現象としてはピストンシュリンプのつくるジェットに近いらしい。
一分だから短いよ。
よくわからんのですが、多分現象としては、共鳴現象みたいにエネルギーを蓄積して一気に開放していると思われます。テスラも「ハーモニー、共鳴が重要」と言っていましたね。
で、比喩としては1 cm角で1 gの重りを想像してみてください。で、これを1 cmの高さまで上げてから地上にぶつけるのを一万回繰り返した時にどのくらいの穴ができるでしょうか?それと重りを1万cmつまり100 mまで持ち上げて落とした時と比べてみましょう。そこまで位置エネルギーを獲得するのに必要なエネルギーはどちらも同じですが、100 mから落とした方がデカイ穴が開くでしょう。
共鳴現象というのはブランコを後ろから押す時に一番いいタイミングで押しているようなものです。適当に押すと速度が上がったり、逆に下がったりしますが、一番いいタイミングで押し続けるとどんどん高さが上がります。ブランコじゃなく回転しているものも同じでタイミングよく力を加えてやると力がうまく蓄えられる訳です。
ソノルミネッセンスという現象がありますが、これがかなり近いと。音波の周波数を調整すると水の中にバブルができて、それがエネルギーが蓄積していき最後は発光します。局所的にですが内部は何万度にもなるそうです。その小さな領域では核融合が起きかねないとビデオでも科学者が言ってますね。
金属メッシュからチューブに圧縮されて、またメッシュに拡大しての繰り返しのサイクルもうまくその機器の大きさ、メッシュの大きさとかにあった音波、超音波でエネルギーを加え続けると、恐らく共鳴現象でエネルギーが蓄えられていく感じじゃないかと想像します。生物学者の適当な想像です。
ようやくSEGの説明
48分
超伝導を超えるというのはあとの方を読むとわかりますが、冷却していって超伝導になる温度以下になったときということみたいです。
ジェイソンさん:
すげーな。本当なら革命ですわ。
なんにしてもSEG magnetics社に試作機を見せてもらえばはっきりしそうですね。それでも大掛かりな詐欺であるかもしれませんが、それを疑う場合は自作で確認が一番良さそうですね。
SEGシステムの構造と、仕組みの図解
上の説明だと電磁気学にもともと詳しい人しかイメージがわかないと思いますので、SEG magnetics社ホームページにあった公式のビデオからスクショして解説してみますね。
これが一番単純な構造のSEGシステムで、次からの図解ではネオジムと磁石が3重になって効率を高めたシステムで電子の流れを解説している。
多分な!
通常の発電機は、発電量を上げるごとにより発熱するが、SEGシステムは逆で冷却されるそうです。これは量子的には磁力線に従って横に押し出される時に電子がクーパー対になって密集して近づくために、原子の格子のスキマを抵抗なく移動するかららしいです。
クーパー対というのは電子は負に帯電しているから通常は引き寄せられないんだけども、周りに正に荷電した原子が密集している場合は、電子の隣の電子の向こうにある正に荷電した部分に引き寄せられて反発力が減ることで、対になれる場合があるみたいな感じ。
ネオジムの内部には正孔がたくさんあるわけでクーパー対ができやすいのかもしれないですな。
電流というのは金属の中でも抵抗値のかなり低い銅線を流れる場合ですら、内部を移動する電子があちこちの銅原子にぶつかって熱を排出するものですが、SEG内部のクーパー対の電子は密集していて、原子の格子の隙間をスルスルと抜けていくので、磁力によって徐々に加速されつつも熱を出さないのですね。
出来すぎですわ。恐ろしい。
テフロンPTFEは、静電気が溜まりやすく、フッ素が多いために炭素の多いそのへんのたいていのものよりもマイナスに帯電しやすい。
流水に近づけると水分子の水素(プラス)が引き寄せられて酸素(マイナス)が逃げる形になり、流水が曲がる。
これは絶縁体で誘電率も低い電気的に超安定で、ほっとくとマイナスに帯電しやすいPTFEが、ほっておくとプラスに帯電しやすいネオジムを囲んでいる訳だ。正孔がテフロンの側に集まりやすくなるのかな?
反重力モードについて
1時間1分からのジェイソン氏の超意訳
このドキュメンタリー映画「The Warminster Thing」というのはYoutubeにありました。
おわり
いやー、すごかったですなぁ。
本当かどうかはカリフォルニア州サンディエゴまで行って、その試作機を見せてもらったり、原理を真似して自作したりですかね。ネオジムさえ手に入ればたのテフロンとか銅とかは別に珍しいものではないですね。あとは磁石の配置とか大きさ、ネオジムのコイルとの距離とか色々といじるパラメータが多いです。
SEG magneticsのホームページにあった試作機と見られるものの動画がありますので、マネっ子すれば良いのではないでしょうか。