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[箕島高校地球市民PJ]いよいよ現地学習へ

 今年9月から12月にかけて和歌山県有田振興局林務課さまとご一緒させていただいている、和歌山県立箕島高等学校1年生の「地球市民プロジェクト」林業チーム。「山の恵み」をコンセプトとして、いわゆる“林業”だけにこだわるのではなく、これまで行ってきた全10回の校内授業では、樹木由来の精油やぶどう山椒等の林産物、廃パレット材のアップサイクル、建築、製材など、流通の下流から中流へと想いを繋いできました。

 そしていよいよ本日と明日の2日間、現地学習として、その先にある上流域、清水地域へと足を踏み入れました。

 午前中はまず、有田川町天満にある有限会社南方木材さまを訪問。木材のもつそれぞれの特性や使われ方などを学び、作業場で実際の製材作業を見学させていただきました。

生徒たちの眼も真剣です

 南方木材さまを後にした生徒たちは、そのあと当法人の拠点施設“しろにし”へと移動。昼食を取った後、今度は木製のベンチづくりです。指導していただいたのは、第8回の授業でもお世話になった清水木材加工所の宮本さん。
 今回は、あらかじめカットされた木材を釘と金づちを使って組み立てるだけ。…ですが、見本となる完成品を見せるだけで、宮本さんはじめ大人は一切口を挟みません。実は、乱雑に置かれた木材の中には、今回の組み立てには不要なものも混じっていたり、板にも表裏があるなど、観察力や班ごとのチームワークが必要だったりするわけですww

楽しく、でも真剣に作業に取り組みました!

 「限られた時間内に組み上がるのか!?」という大人の心配をよそに、無事に3つの木製ベンチができあがりました。生徒たちが作ったこの3つのベンチは、高校の中に置かれ生徒たちの憩いの場所となります。箕島高校に行く機会がありましたら、ぜひ木のベンチを探してみてください。みんなのサインが書かれています♪

できあがったベンチに記念のサインを

 いよいよ明日は清水森林組合さまのご協力を得て、林業の作業現場に入ります。そして今週土曜日16日、生徒たちの発表の場「プリメロ ブルーアースラボ 凜烈のSDGs」へと続きます。

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