県立箕島高校“地球市民PJ”をコーディネート
当法人では、今年9月から12月にかけて、和歌山県立箕島高等学校1年生の「総合的な探求の時間」“※地球市民プロジェクト”のひとつ、林業チームのコーディネートをさせていただいています。
「山の恵み」をコンセプトとし、全10回のカリキュラムを考案。コアな林業だけで展開させるのではなく、樹木由来の精油やぶどう山椒等の林産物、その根源となる木材・林業まで、流通の川下から川上へとシフトしていきます。授業では、各分野の多彩なゲスト講師陣とともに、時には私たちも講師を務めます。少しずつ上流となる一次産業・林業へと学びを向け、12月には実際に山に行き現地学習を行う計画です。
第1回の授業ではカリキュラム全体の説明を行い、和歌山県有田振興局林務課さんとともに、林業の抱える課題やSDGs・ウェディングケーキモデルを用い、林業がいかにSDGsに貢献しているかについて講義させていただきました。少し内容が難しかったかな?と心配しつつも、杉・桧の丸太と葉っぱを手に取ってもらうと、「杉と桧でにおいが違う」や「えぇにおい!」と興味をもつ学生も。
9月20日の第2回授業では、アロマテラピーコンサルタントでもある木田順子先生を講師にお迎えし、林産物である和精油の紹介とその効能についてご説明いただきました。スギ(木/枝葉)・ ヒノキ(木/枝葉)・ コウヤマキ(枝葉 )・ブドウサンショウ(果皮)など、私たちが暮らす和歌山の山林から採れる恵みがたくさんあり、その効能は抗菌や消臭、防虫、殺虫、ストレス軽減、肥満抑制まで多岐にわたるそうです。山の恵みありがたや~♪
精油のアロマを実際に学生たちに嗅いでもらうと、「くさい!?」や「くせになる!」と生徒たちの率直な感想が飛び交い、中には「なんか落ち着く」と興味津々な学生もいました。
あと8回、川下から川上へと、有田川を遡る授業の旅が続いていきます。
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