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詩誌「光」

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しろねこ社で発売予定の詩誌「光」。 これをマガジン形式で先行公開します。多種多才の詩人たちに是非お会いして下さい。 全体が公開された時点で有料購読になります。
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2020年3月の記事一覧

詩誌「光」木村 孝夫

「原発復興」 復興という文字を 指で、ときには掌でなぞってみる ささくれのような傷が残って…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」素潜り旬

『ブリ納豆』 おてんば納豆の五度の回転、君、喪失、絵描きのコンポートならまだしも、さしづ…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」荒木田 慧

「つばめと私」 「そんなことはね」 とつばめが言った 「到底ゆるされるようなことではない…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」三上 りょう

DOLCEⅡ 「星のかけら」 メイプルの誘惑のせるパンケーキ 一人の棘を溶かす三日月 短め…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」特別寄稿 sio.(猫のペコリ造形)

-ポシェット- ペコリみるそら ラムネサイダー お花を片手に ポシェットかけて ペコリみるは…

Painter kuro
4年前
7

詩誌「光」末松 努

「呼吸」 手を伸ばし 澄んだ空気をつかまえ 息を吹き返す体と引き換えに くすんだ空気を手放…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」一色 真理

「闇から闇へ」 一行終わるたびに 黒い小さな゜を打ちました 祈るように どうか よく見てください ひとつひとつ それはどれも 死んだ子の 顔ではありませんか? 終わりの連の 最後の行にある「。」 ──それは あの子になる前の 「あの子」の 顔ではありませんか? (ぼく、いない方がいい?) まだ 目鼻のない 小さな「あの子」を わたしは 消しゴムで 消しました。 「てのひらの花」 五つの花弁を持つてのひらが ふるさとの小さな河のほとりに 遠い記憶のように群が

詩誌「光」大山 いづみ

「命の籠」 宙から星が降ってくる 野の花は時を越え 思い出の場所へと飛ぶ 沢山の星は太陽の…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」渡 ひろこ

「迷走」 テールランプの赤が点滅する ヘッドライドの流星群が ハレーションを起こしながら…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」企画②河津聖恵〜連載 若冲連作詩第1回

「霏霏」 河津聖恵 霏霏といううつくしい無音を とらえうるガ…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」 為平 澪

「降り積もる雪のように 」  あなたの望む あなたにおなりなさい 例えば雪のように 柔らか…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」企画①ヤリタミサコ〜参考写真

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」企画①ヤリタミサコ〜本文

抽象ということ――北園克衛とWOLSと岡上淑子   ヤリタミサコ 〇北園とWOLS 北園克衛のプ…

Painter kuro
4年前
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詩誌「光」雨粒あめ子

「Mは迷子」 麻酔の効いた部屋の中は 悲しい気持ちが輪っかになって笛を吹いている 私は意地でバナナの皮を剥き 丸い皿に入れる 感覚過敏は今日もまだ華やかで 窓辺から誰かが迷い込んできたような しかしそれは気のせいだと 判らなくて 鍵をかけた 私がこの部屋の どこにいるのが一番安心するのか 解りたくて 椅子に正しく座ったまま バナナを食べる 眠りを、くれよ 雑誌の切り抜き部分に残るのは 今でも真新しく感じられる ランドセルを背負った幼い女の子