マネージャーになる前に、心の準備が有るのと無いのと
こんにちは、akiです。
マネージャーになる前には、心の準備って大事だったなと思います。
入社15年目の私が今のポジションに就くまでの経緯はこんな感じです。
プレイヤー
↓
サブマネージャー(管理系)
↓
サブマネージャー(営業系)
↓
統括マネージャー ←今ここ
管理系と営業系のそれぞれのサブマネージャーを経てから、今の統括マネージャーのポジションに就いています。
統括マネージャーに就任するというのは、「最年少では!?」とか「同期初?」とか社内で話題になるほど、一つのステータスというか、誰もが目指すべき職位みたいな見られ方をします。
ちなみに私は最年少でも同期初でもない。童顔だからそう思われるだけ(ラッキー)
私の会社の場合、大体3年周期ぐらいで部署異動があります。
その度にポジションが上がったり、転居を伴う部署異動をしているので、それなりにメンタル的にも体力的にも負荷がかかるわけです。
意外とすんなり乗り越えた統括マネージャー昇進
私自身、この統括マネージャーになって3年が経ったところです。
初めて経験する職位だったので大変だったことも色々あったけど、意外と乗り越えてきたな、というのが正直なところです。
なんでか?
思うに、サブマネージャー時代に、当時の上司(=統括マネージャー)が、知識や経験を私にインプットしてくれたのが大きいのです。
経営会議への同席、年間部署予算の立案、所属長会議への代理出席、取引先との関係構築、管理職の心得、などなど。
営業系のサブマネージャー時代に2人の上司がいたのだけれど、2人とも方法は違えど、「統括マネージャーはどう考えているか?」をことあるごとに伝えてくれていました。
当時はまだ統括マネージャーになると決意が固まっていたわけでも無いので、複雑な気持ちで受け止めていたけれど、教えてもらったことは今でも思い出しては自分のマネジメントスタイルの引き出しになってくれています。
本当、感謝しかないです。
サブマネージャー時代の心の準備をする期間が3年近くあったので、統括マネージャーになった時に、そこまで挫折することなく乗り越えられたんだと思います。
心の準備のないまま迎えたサブマネージャー昇進
一方で、プレイヤーから初めてサブマネージャー(管理系)になった時は、心の準備も能力も全く追いついていない中での就任だったので、メンタル面の落ち込みが酷かったです。
当時は、プレイヤーとして社内でも数少ない職種を任せられていてやりがいを持っていました。今の担当業務が一区切りつく3年先まではやり遂げようと思ってたし、私以外出来る人はいないとイキがっていました。
それが、1年ちょっとでポイっと異動になっちゃった。
社内資格試験もクリアしてたし、マネージャーポジションが不足してたし、若いうちから昇進出来たし、側から見たら”栄転”に見えたでしょう。
けど、本人は全くサブマネージャーになる心の準備が出来ていませんでした。
プレイヤーとして会社に貢献したかったのに、簡単に他の人に代わられちゃう。
仕事を頑張った対価が、やりたくもないサブマネージャーの仕事なんて。
しかも、当時 女性のサブマネージャーといったら、バリバリ働き、性格もサバサバした、周囲からちょっと恐れられている人が多かったのです。
私もそうなるのか、あぁはなりたくないのに、と絶望しかなかった。
そんなサブマネージャーになったら結婚できないと本気で思ってました。あの時は20代後半。周りの友達が次々と結婚していき、『結婚=人生の成功』だと思ってた。私の人生詰んだ、と。
(今は結婚してもしなくても幸せの定義は人それぞれと思っている。今も独身だけど、人生は詰んではいない、と思ってる。)
毎日「会社行きたくない」と心の中で呟きながら、足取り重く出社する。
家に帰っても、なんで私がマネージャーなんかになったの?と泣く日々。
初めて泣きすぎて過呼吸になった。
当然ながら仕事にも身が入らず、周囲との人間関係も必要以上に深く関わることも出来ず、ザ・暗黒時代でした。
その時はパワハラ上司やクレーマーなど他の要素も重なって、サブマネージャー初級コースとしてはヘビーだったのだけど、あの時期のことは思い出すと心の奥がぎゅーっとなる3年間でした。
あんな落っこちそうなメンタルでよく乗り越えたなと思う。
サブマネージャーになる前に、もっと上司が教育してくれていればよかった話なのかもしれないですが、当時の上司も私の異動は寝耳に水だったので仕方がないのです。
長くなりましたが・・・
で、何が言いたかったのかと言うと、
女性を(男性も)マネージャーに昇進させるには、心の準備ってすっごい大事だと思うよ!!!
と声を大にして言いたい!
準備してるかしてないかで、マネージャーのスタートをスムーズに走れるかどうかって全然変わってくるから!
それなりにマネージャーコースを走れるようになった今、未来のマネージャーが思いっきり走り出せるように、助走期間を伴走していこうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?