さけび。
もうむり。
しにたい。
きえたい。
何度もスマホを開き、検索画面に言葉を入力。
「サポートが必要ですか?」
「頼れる機関に相談しませんか?」
思い出す、あの人と過ごした時間、日々。
自分が最も心を心許せたあの人以外に、心を開くなんてもうできない。
悲しみと後悔と絶望があふれだす。
時計の音。
仕事の時間。
元気あるように、異変のないように、ばれないように振る舞う。
コーヒーとともに。
手の震えが止まらない。
胸の痛みが増しいく。
今すぐ泣きたい。
帰っても話せる友達なんていない。
家族なんていない。
いるのは孤独感。
いるのは絶望。
ひとりぼっちの運命。
スマホを開いてまた検索。
「死にたい」
壊れたものは元には戻らない。
失ったものは帰ってこない。
もう消えてもいいよね。
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