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【気ままな読書日記】Audible きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

ある大雨の日、中学2 年生の優斗は、
ひょんなことで知り合った投資銀行勤務の七海とともに、
謎めいた屋敷へと入っていく。
そこにはボスと呼ばれる大富豪が住んでおり、
「この建物の本当の価値がわかる人に屋敷をわたす」と告げられる。
その日からボスによる「お金の正体」と「社会のしくみ」についての講義が始まる 。

6つの謎で世界の見え方が変わる!
・お金の謎1:お金自体には価値がない
・お金の謎2:お金で解決できる問題はない
・お金の謎3:みんなでお金を貯めても意味がない
・格差の謎:退治する悪党は存在しない
・社会の謎:未来には贈与しかできない
・最後の謎:僕たちはひとりじゃない

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物語仕立てで表現も平易。
中高生でも楽しく読めること間違いなし!な本。

・・・が、しかし。なんと言いますか~~~

この本って、読者に「考えさせよう」「考えさせよう」って作りになっているので、正直、ついていくのが結構たいへん。
更に、現代日本が直面するフレッシュな案件(現在進行形×未決着の案件)においては、「キミらが考えたまえ」「キミらが考えたまえ」という圧がひとごとを許してくれない。ついでに、今までの自分がいかに何も考えずテキトーに生きてきてしまったかということに思い至らされ、後ろめたさに胸を押さえながらゴメンナサイをつぶやく事態に。
そんなこんなであれもこれも追いつかず、ただオロオロするうちに1周目が終了してしまいました。あーあ。

残念ながら、私にはこの本をサクッとひとくちで紹介できるスキルがありません。経済学をまともに学んだことがないので、この本がどういう位置づけにあるのかみたいなことも全くわからない。なんとなく思想色濃ゆめ?な印象を受けましたが、経済学の本ってこーゆうものなのだろーか。
経世済民。私は優しくてイイネと思いましたけども。

進路に迷う高校生や、中学生の朝読書におすすめしたい本。
今が冬ならブックサンタしたかったな。この本と、こないだ読んだ『具体と抽象』。
よおし、今年読んだ本の中から年末に3冊選んでブックサンタに参加しよう!!(←今回の学びを行動に結びつけてみようという試み)


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