【気ままな読書日記】Audible 思わず絶望する!? 知れば知るほど怖い西洋史の裏側
怖くない。グロくない。この手の書籍にありがちな陰鬱さがほとんどない。
もちろん中には「ああ・・・」ってなる酷い話もあるんだけれど、まりんぬ先生の語りがそこらへんの暗さを希釈・中和して、非常にライトな仕上がりに(スゴイっ)。
教科書がカバーしていない領域には、興味深い小話裏話がてんこもり。
謎の奇病、ガラス妄想にダンシングマニア。
ガタイのよさにお給料が比例するドイツのポツダムジャイアンツ。
119%の紅茶税に、致死率300%の外科手術。
不思議な職業、罪喰い人。
闇夜に現れる変態、バネ足ジャック。(〇〇ジャックって名前、多くない??)
庶民にスポットを当ててページを割いてるところもユニークだ。
昔の人も注目されるのが大好きだったみたいですネ。
人とは一味違っていたい。イケてて、オシャレで、知的で、高貴で、裕福で。とにかく誰より特別でいたい!!
・・・・みたいな欲ボーを感じました。エピソードのそこここから。
こういうところは現代人となにも変わらないんだな~。
面白かったので第二弾を期待(^^)!
106/200
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