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【noteお題企画 / #この経験に学べ】『統合失調型』のカテゴリに分類される(かもしれない)同胞の方へ

今回の記事は情報の共有を目的としております。
体質を同じくする同胞の皆様へ。


少し前、私は興味本位で遺伝子解析なるものを試してみました。

結果がこちら。

随分偏った結果が出ていましたが、当初は何とも思いませんでした。色々と無知だったからです。

以下のグラフは、遺伝子解析『開放性』スコアの人口比率。
▼が日本人の平均値、〇が私のいるところ。今回の記事は、このペラッペラのあたりに位置しておられる同胞の皆さんと情報をシェアできたらいいなと思って書いています。

最初、開放性は独創性や想像力の高さを表す因子であると聞いて「うわー、ええやん!」と思いました。でもこれ、実はスコアが高すぎても低すぎてもよくないらしいのです。過剰ゆえの問題が出てくるのだとか。
んじゃ、我々開放性ハイスコア群の問題とは何か。
それはズバリーーー

統合失調症の危険

なのかなって。
なので私、統合失調症がどんな病気か調べたり、体験談を読ませて頂いたりと、すこーし勉強してみたのです。

その結果、現状、病を発症していない私はこちらの『統合失調型』ってやつに分類されるのでは?と思うに至りました(が、違ってたらごめんなさい)。

3-2.開放性の病理
6 病理についていうと、開放性が高すぎる場合は、表2に示すように、統合失調型パーソナリティ障害と関連する。 統合失調型パーソナリティ障害は、親密な関係で急に不快になり、認知的または知覚的歪曲や奇妙な行動を持つものである。
統合失調型(Schizotypy)とは、ミールが1962 年に提唱した概念であり、統合失調症に近い遺伝子要因を持ちながら、そ れが発症していない状態のことをさしている。

https://tannoy.sakura.ne.jp/bigfiveparadigm.pdf

だけどこれ以上のことはよくわからなかった。
そんな私の疑問はただひとつ。

将来発症するのかい、しないのかい。どっちなんだい!ヤーーーーー!


これです。
これがわからない。

きっと同胞の方々の気持ちも同じハズ。
そんな我々はいったい何をシェアすべきなのか。
と、考えた時に。

ーーー実は私、シェアしておくべきかもしれないネタを持っておるのです。発症はしてませんよ? だけど、よーく考えてみたらアヤシイ要素も抱えてる。そのあたりのことを以下に書いてゆこうと思います。


1.リアルじゃないものが見えることがある

平たく言えば幻覚です。
ただし、私にはアレが幻覚だなんてことは全くわからなかった。知らなかったのです。「面白いスライドショーが見える」程度の認識だったからです。

幻覚がおこるタイミングは必ず寝起きです。目が覚めていて意識はあるんだけど、まだ頭がぼーっとしてる時。何の前触れもなく突如スライドショーが始まるのです。
フルカラーまたはモノクロのくっきりした画像がパッパッて目の前を流れてく。最初は夢かと思いましたが、しかしどー考えても夢じゃない。だって見てる。見えてる。すんごいクリアな写真のような画像が確かに『見える』のです。

調べたらこういうの『睡眠関連幻覚』ってゆーんだそうですよ。
こちらに詳しい解説がのってます。

統合失調症との違いについても記述があって参考になる。読んでみたら私の症状そのまんまで驚きました。
ちなみにスピとは無関係です笑 だって私が見る画像は風景写真ばかり。神様出ない。故人も出ない。ファンタジー要素は一切ありません。おそらく、どの画像も過去に見たことがあるものばかり。例えば、K田さんちの食器棚とか。

私の場合、バンバン流れてくる写真にはだいたい見覚えがある。
この食器棚の写真を見た時もそうでした。最初はどこかのキッチンを広く捉えた画像からスタートして、似たような写真がちょっとずつ大きさや角度を変えながらパッパと流れてく。
「おやおやっ、これはどこかのおうちの台所? 見たことある気がするけど、どこだっけかな・・・」と思っているうちに徐々に画角が狭まってゆき、食器棚がバーンとアップに。で、思い出す。
「あ、これK田さんちだな!」と。

見えるものは色々で、前に住んでた家の写真だったり、子供の頃の街の風景だったり。どこかに忘れ去っていた記憶をアルバムで辿り直すかのような不思議さがあります。ぶっちゃけ面白い。なので私はこのスライドショーが大好きです。上映がはじまると「キターーーーーーーッ!!」とテンション爆上がりし、慎重に半目をキープしながら1秒でも長く!と、貪欲にショーを楽しみます。
だからあれが悪いもの?(幻覚)だとは考えもしなかった(事実を知るまでは)。

このスライドショーですが、いくつかの法則性を掴んでおります。
まず、半目でなければ見ることができません。なぜかはわからないのですが、目を閉じても消える。目を開けても消える。眼球にちょこっとだけ光を取り込んだ状態でなければ見ることができないのです。それと、意識が覚醒しすぎてもダメ。消えてしまう。
「あああああ、まってまって。まだ見ていたいのにいいいいッッ!!」と必死でひきとめても、煙のように上映終了。コントロールはききません。

経験した数は少なく、産後からたまーに見るようになって、トータル5回以上10回以内くらいしか見たことがない。私にとってもレアな経験なので、さほど気にしなかった・・・という部分が大きい(アレが毎朝だったらさすがに病院行ってました)。

2.没頭性に殺されそうな件

開放性は心理的特性である没頭性英語版)と関連しており、没頭性と同様に催眠術のかかりやすさの個人差と緩やかな関係がある。

Wikipedia

自力でスイッチを切れない不便。というか恐怖。

私、面白いことが大好きです。特にしょーもないことを考えるのが大好き。しかし、うっかり熱中しすぎると脳内がフィーバーしすぎて躁状態から降りてこられなくなる。
一応主婦なのでどんだけフィーバーしてても最低限の務めは果たしております。が、家事はサボれるだけサボる。ゴハンを食べ忘れ、風呂をすっぽかし、己の持ち時間のすべてを祭りに注ぎ込む。だけど、こーゆうのは別にいいのです。3日目のパンツはいてたって死にゃあしません。問題は満足な睡眠をとれなくなることなのです。
一旦フィーバーの沼にハマるとだいたい5日は抜けられない。その間は睡眠不足と過労でヘトヘトになります。疲労のあまり夜は昏倒するように眠りにつくのですが、2時間くらいで脳内フィーバーとともに目が覚める。
「うわあああ、起きてしまった。眠いのにいいいッ!」と思うがもう寝られない。自力じゃ止められない。スイッチをOFFにできない。
「誰かっ、誰かこのフィーバーを止めてくれえええッ」ってなる。
フィーバーの終わりは
1.満足して終わる
2.強制終了
のどちらか。2の場合は体力の限界を迎えて「しゅうううう~~」と勝手に鎮静化。ヘトヘトの日常が戻ってきてようやくスイッチが切れる。

が、こんなことを繰り返していたらいつか死ぬ。それか病を発症する。万が一にもこれが原因で死んだら、死亡診断書の死因の蘭にぜひ『フィーバー』と記入してもらいたい。
どんなに面白くなってきてもフィーバー70%ぐらいに抑えて盛り上がる術を身につけねばならんよッ、早急に!と考えるようになりました。

フィーバー死の恐怖。
幻覚よかこっちのほうがよほど危険だと私は思っています。皆さんもどうかお気をつけて。

3.DNAの描き出す確かなみちすじ

正常から逸脱気味の父親とーーー

私にくりそつな次女。

父と、私と、中2の次女。

なぜこの3名だけをピックアップして考えるのかというと、実は一族の中でこの3名にだけ共通する謎の症状があるのです。
それがトンチンカンないいまつがい

ナスを片手に「このきゅうりがさあ~~」とやっちゃう次女。
「聖子ちゃん」と「さやかちゃん」の名前を取り違えたまましゃべり続ける私。父、以下同文。

例えば車とイチゴを間違えたりはしません。
ナスときゅうり、聖子とさやか。煙突とトンネル。平日と休日。
無意識に『どこかしら似た要素を持つ何か』をひっぱってきてはわざわざ言い間違える。これがお決まりのパターンです。
「こっちがナス」で「こっちがきゅうり」なのはイヤになるほどわかってる。だけど口が勝手に名前を取り違えやがるのです。誰かに指摘されるまで自分では間違いに気づけず「違ってるよ」と言われてはじめて「くそ、またか(悔)!」となる。
なので次女には絶対に医療関係の職にはつかないよう厳命してあります。人様の命にかかわるから、と。

この症状については、遺伝子解析をやってみる前から一族の間で『謎の遺伝病』として首を捻られ、我々は憐みの眼差しを向けられる「お気の毒なやつら」でした(今もだけど)。
この3名のうち、解析をやったのは私だけ。なので残り2名の開放性スコアがどの程度なのかはわかりません。
が、いかにもあやしい。状況証拠ですが。

*****

もしかしたら、この最後のおしらせは朗報の部類やもしれません。
父も私も中2の次女も、今のとこ皆、病院のお世話にならずにすんでいます。一番ヤバげなのが父ですが、「おまえヘンだぞ!」という水準をキープしたまま上がりも下がりもしていない。相も変わらず「ヘンなやつ」のまま歳を重ねておられます。
父を見てると「もしかしたら私も死ぬまで発症せずにすむかもしれない」と思えてくる。

世の中にもっとたくさんデータがあれば、我々の「気になる」がチョットだけでも解消されるのに。
そんなことを考えながらこの記事を書いていました。

脳科学の進歩発展に期待しつつ、以上をもって私よりのシェアを終了いたします。



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