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家族だからって、怠けるな。


久々に、家族揃ってご飯を食べた。

父が今単身赴任しているからだ。
今日から数日、父の家に母と犬と泊まることになっている。

私がついたのが夕方だったので、一緒に食べたのは夜ご飯だけ。
けれど、父も母も笑顔があふれていた。

メニューはお好み焼きだった。
ホットプレートで焼きながら食べるスタイル。具材はあれがいいこれがいいとわいわい食べる。

そういえば余談だけれど、お好み焼きに大葉を敷くのが美味しかった。


美味しいものを食べることと誰かとご飯を食べること


美味しいものを食べると、幸せな気持ちになる。

昨日はつじ半という海鮮丼のお店に並んで、ものすごく美味しいものを食べた。


正直いえば、この海鮮丼の方が、味だけでいったら美味しかった。
お好み焼きも美味しかったけれど、このとびきり美味しい海鮮丼にはちょっと敵わなかった。

けれど、この海鮮丼も今日のお好み焼きも、同じくらい心を満たしてくれた。

ご飯のおいしさも大事だけど、誰かと一緒に笑顔で楽しく食べることは、料理の美味しさを超えるんだなあと、改めて思った。

家族が離れて気づくこと


3人で家にいるときは、みんなでご飯を食べることが当たり前だと思っていた。

だから当たり前に衝突もしていたし、外食ばかりで家でご飯を食べない日が続いたりもした。

けれど、久々に家族が揃って、みんなでご飯を食べることの幸せは当たり前じゃないんだと思った。

いつもいつも家族とご飯を食べることはできないけれど、そういう時間があったら、ちゃんと大事にしなきゃ、という気持ちになった。


ただ、やっぱり、いくら幸せでも、仲が良くても、一緒に時間を過ごせば、生活の中での違いが浮き彫りになって、意見が食い違うこともある。

今日だって、最初から最後まで楽しかったけれど、母は片付けを何もせずにうたた寝していた私と父に少し怒り気味で「お皿くらい運んで」と言った。

お好み焼きの焼き方だって、肉をちゃんと切るとか切らないとか、大雑把な母に、きっちりしたい父が「ほら、先にお肉切っておかないから…」と不満をもらした。

多分、家族だからうまくいく、なんて、幻想だ。

人が2人以上一緒にいれば、絶対にどこか違うところは出てくるし、それを直して欲しいとお願いしたり、たまには苛立ってしまうこともある。

うまくいっている家族もあると思うけれど、それはその家族がたまたますごく生活スタイルや性格、考え方が似ているだけで、きっとなにか些細ないざこざが起きてしまうことの方が普通だろう。

家族はただ、他人同士だったらそのまま切れてしまうかもしれない縁を、ちゃんと修復して結び直すために働く、外枠みたいなものだと思える。

1つの家族が仲良しで居られるか、それともうまくいかなくなってしまうかは、それぞれの気持ちや努力にかかっている。


家族だからって、甘えて怠けるな、私。


#ブログ #日記 #エッセイ #家族 #12




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