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どれもこれもやりたくない治療のこと

書くことで整理していく。

病理結果が出た。

私のがんは,55mm., 浸潤性乳管がん,腋下リンパ節転移あり(2個/18個中),grade3(悪性度。癌細胞の写真を目視で決めるらしい,写真見たいけど先生も持ってないって),ホルモン受容体(エストロゲン・プロゲステロン共に)陽性,HER2陰性,Ki67(増殖能)73%。

手術前にきいてたより大幅に悪い指標が3つくらいあった。
腫瘍の大きさと,gradeと,ki67の数値だ。

以上の結果をうけて,がんのステージも,きいてた2bから3になった。ステージって正直なんのことだか,よくは分からない。
けど,ステージを言うと,一般的な人々は,「あっそうなんだ」とか「え,けっこう悪いね」みたいな,なにか分かったような気持ちになるようなんだよね。 

それに加えて,閉経前かどうか,年齢,初発か再発か,などが治療方針を決める指標になる。

主治医が今後の治療について話してくれた。
話を聞いていくにつれ,事前に「乳がん診療ガイドライン①治療編」とか,乳がん学会のプレゼンとかで情報収集してある程度把握していた中でもとりわけ重い薬ばっかりどーん,どーん,どーん,って積まれたみたいな印象だった。

まず化学療法は1)AC/EC、ドーズデンス(投与期間を短縮して効果を高める)で2か月(2週おき×4回)。G-CSF(ジーラスタ)という白血球を増やす薬を注射しながら行うらしい。続けて2)パクリタキセルを3か月(毎週×12回)。

化学療法ののち,分子標的薬。アベマシクリブ(ベージニオ)を2年間。このアベマシクリブが超高額で,1日約5000円だって。高額医療制度があるから使用できると思うとありがたいと思わないといけないんだと思うけど。複雑。

同じく化学療法後に,ホルモン治療。10年間っていってた。先生,その間に退官するじゃん。てか,10年後,私もどこに住んでるんだろうか。ちょっと想像つかない。リュープリンで生理を止めるとか,注射だって。単純にやだ。生理止めるのも,注射するのも,更年期障害になるのも,すべてがやだ。それになに?膣萎縮って??萎縮するの?やめてよマジで。

それからノルバデックス,これもホルモン治療で,こっちは投薬のほう。副作用の欄に更年期障害に加えて,気分障害・10%の体重増加ってふざけないでよ…。この薬は絶対飲みたくないな。

ってもう,ひとまず並べて,コメント書いてるとどれもこれもぜったいやりたくないものばかり。

ねえ。本当,何度でも言うけど,どれもこれも,やりたくないわね。

(あと,画像を挿入して唐突に思ったけど,仕事続けて,研究でなにかついでを作ってNew Yorkに行って,さらにそのついででメトロポリタンMuseumに行きたいわ。)


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