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梅雨がきっと好きになるおすすめスポットin京都


梅雨ですね。

今年は早めの梅雨入りですが、早いからといって明けるのも早いかと言われればそうとは限らないらしい。

梅雨はじめじめべとべとするし食べ物の管理も気を遣うし外に出るのが億劫だし濡れるし暗いし・・・と、まあそれは否めないが、最近私は梅雨が好きだ。

多分美しい梅雨を見つけたから。

梅雨って美しい。

そう思ったのは大学2年生くらいの時だっただろうか。

高校までは梅雨が嫌いだった。私の学校の制服はよくある典型的セーラー服。雨に濡れるとスカートが重くなるしそのまま座るとプリーツが伸びる。通学のバス電車内も人がいっぱいで傘があたるし。靴下も濡れるし学校に着いたらプリントはシナシナするし。

文句しか思い出せない。

高校まではそれでも行かなくてはならなかったが、大学に入ると雨の日は自主休校してた(おい)というのもある。

しかしそれ以上に梅雨を好きになったきっかけの場所があるので紹介する。

大学時代を京都で過ごした私。

京都といえば春の桜や秋の紅葉シーズンが最も観光客で賑わいを見せる季節。もちろんそういった時季にも京都は美しいが、京都に住んでいた私がおすすめしたいのはGWと祇園祭の間の時季、ちょうど今の新緑、梅雨の京都だ。

観光客の比較的少ない穴場シーズンだが、とても美しい京都に出会える。

まず私がすすめる新緑スポットは貴船神社。

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言わずと知れた観光スポットだが、新緑の季節の特に夜はおすすめ。

出町柳駅から叡電に乗って貴船口で下車しバスで向かう。

この叡電も非常におすすめで、期間になると電車がライトアップされた木々の中を徐行運転してくれる。

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写真に疎かった時に撮った物なので躍動感がすごいのはご愛嬌。

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桜や紅葉以外にも新緑のライトアップはとても綺麗。

貴船神社の七夕ライトアップ期間はまだ肌寒いので注意だが、蒸し暑い市内とは打って変わってひんやりとした空気も気持ちが良い。

そしてもう一つご紹介したい場所が瑠璃光院

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こちらも最近話題のスポット。新緑と紅葉の時期に限定で拝観できる。

有名なのがこの漆塗りの机。机に写る緑がなんとも美しい。

写経もでき、非常に落ち着く空間だ。こういうところに住みたい。

こちらも出町柳駅から叡電で向かうことが出来る。

もう一つは桔梗スポット。廬山寺。

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美しい庭園で緑色の苔に映える凜とした紫の桔梗。

時間が合えば紫式部邸であるお寺の説明や源氏物語にまつわるお話もしてくださり非常に有意義な時間を過ごすことが出来る。


さてここまで新緑、梅雨のお気に入りスポット3つをご紹介してきた。本当はあじさいで有名な三室戸寺、美しく爽やかなスイーツ等色々と紹介したいところはあるのだが、またの機会にしよう。

ちなみに話は少し飛ぶが、オーストラリアに1ヶ月いたとき、そこで知り合った人にどうして日本人は肌が綺麗なのかと聞かれたことがある。湿度の関係かなと答えたが、きっと一理あると思う。特にオーストラリアは年間通して乾燥していて紫外線も強い。肌へのダメージは大きいだろう。日本の夏も暑さは厳しいが、こういった湿潤な気候はきっと我々を若く美しくしているような気がする。


最後に京都とは関係ないが、一つ大好きな宝塚歌劇の作品をご紹介。

「星逢一夜」

尊敬する演出家上田久美子先生の大劇場デビュー作で、2015年に早霧せいなさん、咲妃みゆさん主演の雪組で上演された作品。

江戸時代、九州の小さな「三日月藩」が舞台の切なく悲しく美しい作品。語ると長いので今回は自粛するが、星逢(七夕)の季節になると作中の歌詞を思い出す。


雨に洗われた 緑の色濃く 煙る深い山に 抱かれ眠る里 時は移ろい 今も咲く花 森の匂いよ 夏の香りよ 忘れのこりの歌よ 季節は巡りまた咲き初めた 夏の花は懐かしい青い花よ





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