「〇〇スゲー」

ここ最近は急に見かけなくなりましたが、一時期は「日本スゲー」の記事がネット記事やテレビ(ジムだけですが)で多くて辟易としていました。

これ↑は2月のツイートですが、どうやら既に落ち目な人や国が必死でスゲーと自画自賛したり、逆にスゲーと言い出して傲慢になるとそろそろピークだったりするようです。

「NOと言える日本」が日本で出版されたのが1989年のバブル絶頂期、その後日本はバブル崩壊と衰退一直線。同じく中国で習近平が「中国の夢」「中華民族の偉大な復興」と言い出したと同時期に経済成長率は下り坂。

謙虚さの喪失や油断と驕りが衰退を招くのか、あるいは下り坂に入った現実を見たくないから自分を必死に騙そうとするのか、もしかしたらその両方かもしれません。先日読んだ本によるとバブル時代の日本も金融マンが「もう欧米に学ぶことはない」と宣い、「上から目線」全開だったようです。

最近実感しますが、自分や他人の失敗からも含めて謙虚に学ぶ姿勢がないと成長は止まります。嫌な他人も「反面教師」にするぐらいでいいと思っています。逆に今までの自分のやり方に固執したり、自分の間違いを直視して「損切り」「軌道修正」をできないとどんどん落とし穴にハマります。

人間なんて失敗して当然ですし、それを恐れていたら何もできません。だけど再起ができるよう小さく失敗してそこから学び、それを繰り返さず将来につなげることが大事だと思っています。

ただ人は「自分が見たいと欲する現実しか見ようとしない」ので、なかなか自分を客観視するのは難しいです。人の欠点は見えても、自分が似た者同士なことも多いです。またあくまでイメージですが、自分がかつてやっていたことを他人がやっているのを見ると余計にムカついたりもするようです。

「人を指さして笑うとき、3本の指は自分を向いている」は超名言だなぁと思っています。プライドが高くても得することはないし、自分を卑下しない程度に謙虚な方が好かれますし。

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