HSPには辛すぎる日本

ASDあるあるですが、筆者は幼少時代に電車が大好きでした。

まだ保育園のころ、家族で箱根に行ったときに小田急ロマンスカーNSEの「はこね」を見て「はこねに乗りたい!」と何度も叫び、そのたびに母親から「だからここが箱根っていうところなの!」と言い返されて結局乗れなかったのを覚えています(代わりに乗った普通電車はどれも大混雑で座ることすらできず、車内でゴネてしゃがみこんでいました)。

最近は自宅にテレビがない生活を10年以上続けていますが、最後まで観ていたのが「世界の車窓から」でした。特にヨーロッパや北米の高速鉄道(TGVやICEとか)や大陸横断鉄道は今でも好きで、時間や場所に関係なく働けるようになったらシベリア鉄道やカナディアンロッキーの車窓を楽しみながら仕事とかいいなぁ、とか思っています。

一方、日本の電車はここ20年でかなり嫌いになってしまいました。
その理由がうるさすぎる案内放送、暑すぎる空調、狭すぎる座席です。
駅へ入ってエスカレーターに乗った瞬間から始まり、ホームで待っている時間、電車に乗る時間、目的地について駅を離れるまでこれでもかと大音響で延々とがなり立てるアナウンスに耐えきれず、ノイズキャンセリングイヤホンで音楽(音量max近く)をかけていないと苦痛すぎてとても乗れません(余談ですが、こないだの選挙期間中はがなり立てる選挙カーも拷問そのものでした)。

そして電車もオフィスも1年中空調が暑すぎて、「強冷房車」や「弱暖房車」が欲しいと思ったのは一度や二度ではありません。そしてあまりに人口密度が高すぎ、座席も狭すぎなのは車内も社内も同じです。

鉄道会社の「お客様の声」に「もっと音量を絞ってほしい」と要望を送ったこともありますが、「もっとマナーの周知徹底をアナウンスしてほしいとのご要望もあり、対応に苦慮しています」の返事が返ってくるだけ。そして減るどころかさらに案内事項が増え、ますます長くなっていく案内放送。運悪くイヤホンの故障やバッテリー切れで頭上のスピーカーから爆音の直撃を受ける車内は筆者にとってまさに地獄そのもので、涼しい顔でいられる周りの人が羨ましくて仕方ありません。

筆者が海外旅行(特に北欧やカナダ)が大好きなのは、普段の日本と真逆な「涼しい(最近はそうでもないらしいですが)、広い(人口密度が低い)、静か」なのも理由の一つです。例えばヘルシンキ・ヴァンター国際空港は案内放送がほとんどなくとても静かだそうです(4年前の記憶では多少はあったような気もしますが、「そういえば静かだったかも…」という記憶はあります)。
確かに帰国した成田・羽田は動く歩道一つ乗るだけでもいちいち案内放送が流れっぱなしで、聞かされるたびに「帰ってきちゃったんだ…」と一気にイヤ~な気分に叩き落とされます。

だいぶ前に日本でもJR西日本の「ひかりレールスター」には「サイレンスカ―」という案内放送の無い車両が連結されていたようですが、数年で廃止されてしまったようです。案内放送の理由は、ネットで見る限りでは乗り過ごした客がクレーマーと化すのを防ぐためのようです。ただ、「格差や貧困じゃなくて、そういうのこそ『自己責任』で突っぱねろよ…」と言いたくなります。

今日も無駄出社でした。そして内部通報は「パワハラとは認定しませんでした」の調査結果報告、Amazonで注文した服が行方不明で問い合わせ中、 …と余計に疲れてしまった1日でした(*´Д`)。

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