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超個人的、山田裕貴 好きな役大賞 ④
前のエントリでも書いたように、2019年に山田裕貴沼にウォータースライダーで爆速で滑り落ちてハマった私が、山田さんを知るためにWikipediaに載っている作品をとりあえず片っ端から見てみることを決意。
ひとまずの区切りとして、2019年11〜2020年11月の間で私が視聴した山田さん出演作品(おおよそ70%)の中で、個人的にツボだった山田さんの演じた役を部門別にほんとに勝手にノミネート。
今回は【演技部門】。
※感想のキャストの方の敬称は略させてもらっています。
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●ティーチャー クラウス/Dステ 12th「TRUMP」REVERSE(2013)
TRUMPシリーズ: https://trump10th.jp
DVD: https://www.ponycanyon.co.jp/visual/PCBP000052243
吸血鬼のクラン(寝食共にする学校みたいな施設)の教師。
おっちょこちょいなところがある。いつも学校を抜け出すアレンを探してることが多い人。
山田さんこれが初舞台って聞いたんですけど本当ですか?
演技の良し悪しとかあんまりわからない私でもめちゃくちゃ引き込まれた…
最初にクラウスが登場するキャストパレード抜いて、ストーリーで初めて出てくるシーン。
物に躓きながら上手の袖からクラウスが登場した瞬間、必要最低限でセットが組み上げられている舞台上に、一気にこの物語の世界の背景が映像として見えた。ほんとに。
ストールをぐるぐる巻いて、重たそうなローブを引きずりながらポテポテ歩いているさまが愛おしい。ちょっともさっとしたビジュアルで、出てきた瞬間にちょっとドジっ子かなってすぐ理解できる感じ。
アレンを迎えに出るときにランプを掲げている姿も雰囲気ありすぎて大好き。(ここも特に背景、奥行きが見えるようだった。)
どこか抜けている先生でお茶目な部分もあるのに、後半に見せる表情が印象的だったり、ドキッとしたり。
TRUMPは何いってもネタバレになりそうで(他の作品もネタバレはしてるけどTRUMPは初見を大切にした方がいいかと思って…)深くは触れられないけど山田さんのクラウスすごく好き。
日テレプラスでTRUMPの ”REVERSE公演”を放送しててそこで初めてTRUMPシリーズに触れて山田さんのクラウスを見たので、”TRUTH公演”の逆配役が怖くてまだ見れてないです…一気に摂取しちゃうと体が持たない気がして…
(『TRUMP』は対になるキャラクターを俳優が交換して演じる逆配役の公演があり、TRUTH公演・REVERSE公演ではそれぞれ配役が変わるそう。※クラウスの対になるキャラクターはアレンという生徒。)
もう少し山田クラウスの余韻を楽しんで決心がついたら、山田さんのアレンもみます…
Twitterなどでは山田さんのアレンの感想をよく見かけていたので観るのがすごく楽しみ。
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●安藤 忠臣 /闇金ドッグス・ガチバン NEW GENERATION2(2015-)
配信:Netflix(本当にたまに GYO! で期間限定で配信してる時がある)
恐れを知らない元組長の闇金業者。
ガチバン シリーズで主人公のライバル的ポジションで出ていた”安藤忠臣”というキャラクターを主人公にした作品が『闇金ドッグス』。
個人的に山田さんが演じている中で、山田さん本人の要素がいっちばん薄いキャラクターな気がして、でもちゃんと忠臣の性格やバックボーンは透けて見える。
ちゃんと生きてる…ってなるのめちゃくちゃ不思議。
完璧に別の人物の人生を生きてるんだよな…。
やっぱり最初に見た時の衝撃からか、特に1作目の『闇金ドッグス』の必死になって貸した金の回収のために駆けずり回ってる忠臣や、過去の弟分に屈辱を味あわされるところ、ラスト機転を利かせて債務者を唆すためにいいこと言ってる風に語りかけるところが忠臣の人物像が見えるようで印象的。
4のビジュアルのしゃがんで札束を持っているやつ、スーツのパンツの裾から足首が見えてるのがツボ。
無印や2や6で言うこと聞かない債務者や、気が立ってるときにやってきた債務者ボコボコにしちゃうところとかが組長やってた時の片鱗感じて好き。
ガチバンの金髪時代を除くとクールだし、情は薄いし、笑わないし、生きるための熱とかやられっぱなしじゃ済まさないところでの熱は持ってるんだけど、纏っている空気はヒリついていて冷たい人。
でも、その手に触れることができたら案外体温は高いんじゃないかなって思う。決して他人には触れさせはしないんだろうけど…
みたいなキャラ考察までしたくなっちゃうくらい山田さんの演技に奥行きがあるというか…!
何度見ても安藤忠臣=山田裕貴が繋がらない。脳みそがバグを起こす。
私は『ストロボエッジ』に続いてこれを見たので、もう振り幅が大きすぎて訳が分からなくなりました。
忠臣に限らないけど、山田さんて本当に役の振り幅が大きいから知識ない状態で見てた作品で同じ人だと気づいてないことが多すぎた。
山田さんを意識する前からもテレビで見かけていたはずなのに、『なつぞら』に出てる雪次郎と、『健康で文化的な最低限度の生活』の七条くん、ビジュアルを見たことがあった『となりの怪物くん』のヤマケン、それから初めてお名前を認識した『HiGH&LOW THE WORST』の村山が同じだって、調べるまで気づいてなかった。
(ドラマはどれも家族が見ているのをちょっと見てたぐらいなのと、私が芸能に疎かって、人の顔と名前を覚えるのが下手くそなのもある…)
(いまだに山田さんだと理解してても脳みそが追いつかないことは多々ある)
あと、『闇金ドッグス』は山田さんが出ていなかったら接点がなくて知ることがなかったジャンルの映画だと思うんだけど、見たらすごく面白くて!
そういう作品がいっぱいあって感謝しかない。
山田さん、たくさん素敵な作品に出会わせてくれて、世界を広げてくれてありがとうございます!という気持ち。
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● 白金雅也/大全力疾走
配信:NHKオンデマンド
白金雅也(山田裕貴)は老舗商社の御曹子で、主人公、磯山武(原田泰造)の娘、磯山ななみ(優希美青)の彼氏。今は父親の部下として働いているが、そのうち独立するつもりで、昔の仲間と一獲千金を狙っている。継母とは仲が悪い。
ただただまっすぐで素敵な青年。
後半騙されてボロボロになっていく姿は胸が痛んだ。
ななみのことを思って別れを切り出すシーンも辛い。それまで横並びや近くに立つことの多かった2人が、テーブルという隔たりを挟んで向かい合う距離が心の距離のようで胸が苦しかった…
とても印象に残ってるところは、色々思うところのあった本当の母親と再会するシーンで、それまで困惑や焦りなりでくるくる動いていた表情が一切消えた瞬間がすごいよかった。
そんでもってタキシード姿が素敵。
山田さんの一番好きな相手と結ばれる役が貴重すぎます!!
雅也くんはちょっと家がお金持ちなだけの善良な一般人なので拳強めの役の多い山田さんでは珍しく、一方的に痛めつけられるシーンがある。
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