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超個人的、山田裕貴 好きな役大賞⑦

前のエントリでも書いたように、2019年に山田裕貴沼ウォータースライダーで爆速で滑り落ちてハマった私が、山田さんを知るためにWikipediaに載っている作品をとりあえず片っ端から見てみることを決意。
ひとまずの区切りとして、2019年11〜2020年11月の間で私が視聴した山田さん出演作品(おおよそ70%)の中で、個人的にツボだった山田さんの演じた役を部門別にほんとに勝手にノミネート

今回は【胸キュン部門】です。
※感想のキャストの方の敬称は略させてもらっています。

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● 黒井由伸/ ホリデイラブ(2018)

配信:Netflix/U-NEXT

自宅でネイルサロンを営む主婦の高森杏寿(仲里依紗)は、夫の純平(塚本高史)と娘と幸せな家庭を築いていた。しかし、純平は会社の同僚である井筒里奈(松本まりか)と浮気をしていた事が判明する。杏寿と純平は別れるべきか、やり直すべきか模索する。
その杏寿が客である坂口 麗華(壇蜜)に強引に進められたマッチングアプリで知り合うのが、ネイルサロンのオーナーだという黒井 由伸(山田裕貴)。

黒井さんは、ほっとけないわんこ系男子感強め。なのにどこか正体のつかめなさがある、笑顔の裏に影が見え隠れするキャラクター。

この役も山田さん本人との距離がかなりある風に感じた。
普通にビジュアル面が特殊とかじゃないのに、みてても黒井由伸=山田裕貴っていうのが繋がりにくかった
演技というか雰囲気というかなんというか、月並みな感想しか言えないけど完璧に別人になってるのすごいなと思った。
これも過去ちらりとドラマを見たことがあったのにちゃんと見るまで山田さんだと気が付いていなかったやつ。これも山田さんだったんかいっ!!ってなった。

【ep.2 妻の攻撃】かな?主人公の杏寿(仲里依紗)が夫に不倫されていることに気がつくカフェでのシーン。
黒井の言葉に口ごもる杏寿に対して(旦那さんが不倫)もうやらないと思ってる?」「そういう奴はまたやるよ」って言うところ、どこか怪しさの漂ってる黒井さんだけど、この言葉だけは本心から言っているのかもしれない思える声のトーンが印象的で何度も見返してる。

【ep.3 最後のクリスマス】のバーでのキスシーン、ただ1回触れて離れるだけのキスなのにめちゃくちゃセクシー
それでもって、そのあとのホテルのシーン、「待てないよ」の吐息じりの声は”声めっちゃいい部門”に入るぐらいのすんばらしいセクシーボイスときめかざるを得ない
黒井さん、どこか小悪魔的な魅力がある…

自分が働いてるバーでのシーンは、社長と偽っていた時よりも感情が前に出てこないタイプだったのがギャップすごいツボだった

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● 安堂拓海/ ストロボ・エッジ(2015)

配信:Netflix/Amazon primes/U-NEXT/Hulu

福士蒼汰と有村架純のW主演で公開された漫画『ストロボ・エッジ』の実写映画。
高校生の木下仁菜子(有村架純)は、通学電車で出合った同級生一ノ瀬蓮(福士蒼汰)を好きになるが、彼には年上の恋人(佐藤ありさ)がいた。だが仁菜子は蓮のことを諦めることは出来ず、自分の気持ちに嘘は付けないと駅のホームで蓮に告白をする。断られるも、話が出来なくなるのは嫌だと友達でいたいと伝え2人は友達として接していくことに。
安堂拓海(山田裕貴)は一ノ瀬 蓮と同じ中学出身。仁菜子(有村架純)が蓮(福士蒼汰)に告白している場面を見ており、最初は興味本位で仁菜子に近づく。軽薄な男子で、女の子とよく遊んでいるようだが、真っ直ぐな仁菜子に惹かれて本気で好きになっていく。

私が主人公だったらとっくに安堂くんに惚れてしまってる。

教室での第一印象こそ悪かったのに、いつも主人公の仁菜子(有村架純)のこと見てて気にかけて、辛い時に連れ出してくれる安堂くん。

仁菜子ちゃんを見つめる視線にのってる好きっだ、って感情がひしひしとこちらに伝わってきて、切なくて胸が痛かった。
一途なところが山田さんのまっすぐなイメージとリンクして説得力ありすぎた。絶対大事に思い続けてくれるってわかるもん。

図書室のシーンでは窓から刺す光で表情が逆光になってちゃんとは見えないけど、横顔の美しさが際立って釘付けになってしまった。本棚に手をついて仁菜子に視線を合わせるのカッコ良すぎてずるい。

窓から刺すオレンジの光と二人の空気感で、自分の中にある午後の授業間のなんとも言えないノスタルジックな記憶が一気に蘇って、教室の匂いまで思い出せそうだった。
そんな光の中で仁菜子に緩やかに詰め寄る安堂くん
この時の囲い込み方が、仁菜子に自分に振り向いてもらえないもどかしさをわかってほしい、思いに気づいてほしいっていう、安堂くんの中で抑えきれないぐらいじわじわ膨れ上がってる感情を体現してるみたいで好き。
最初は逆光が強いのと髪の毛で目が隠れて表情がよく見えないけど、それがまた仁菜子から見た、今までのチャラいけど優しかった安堂くんのわからない一面みたいでよかった。

仁菜子が雨の中帰るのを引き止めて傘に入れるシーン、「どうしたら好きになってくれる?」って少し自嘲気味気味に笑う表情切なさがマックスで胸が痛すぎる。
放課後の教室での嫌われるための強引なキス、めちゃくちゃナチュラルでかっこよかった…
ストロボ・エッジは高校生特有の胸キュンシチュエーション多くてすごくよいです…

山田さんの叶わぬ相手を見つめる時の瞳の演技が好きすぎてもっと見たいってなるんだけど、そろそろラブストーリーのメインで一番好きな人と恋叶う役もみてみたい気持ちもある。
あと山田さんこの映画のために10kg近く減量したって書いてあってたまげた。

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● 沖田裕太/受験のシンデレラ(2016)

配信:NHKオンデマンド

バイトに明け暮れ定時制に通う母児家庭に住む主人公、遠藤真紀(川口春奈)が東大を目指すストーリー。
山田さん演じる沖田裕太は昼間部の3年生。
受験のため野球部をやめたが、まだ未練がある。最初は真紀の受験の良き相談相手であったが、いつしか恋が芽生え…。

青春!!!!!
好きな子(真紀)のこと考えすぎて受験勉強に集中できないとか、一緒にベンチ座って参考書見てるシーンとか青春すぎて!!!

【第3回】で怪我した主人公、遠藤真紀(川口春奈)を家へ送る帰り道、「死んじゃうかと思った」みたいな真紀のセリフに「それは俺が困る」って正面切っては言えないけど早足になりながらもちょっと切実な感じに返すところ、ほんと恋してるんだ!!って、画面越しにビシビシ伝わってきてときめきすぎて息が止まった。

あと、【第5回】かな?真紀に避けられてやきもきして苛立ってて、強引に告白してしまうシーンも気持ちが切実で、勉強と恋心の間で焦る沖田くんの心情を考えると苦しかった。

沖田くんの醸し出してる高校生特有の甘酸っぱくてもどかしい恋の空気感がすごくて、リアルに高校生。
2人が最終的にひっつくのかどうかが気になりすぎて毎回そわそわしてた

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● となりの怪物くん/山口賢二(2018)

配信:Netflix/Amazon primes

漫画『となりの怪物くん』の実写映画作品。
山田裕貴演じる山口 賢二(通称ヤマケン)は吉田 春(菅田将暉)のライバル(主に恋愛的な意味で)。
主人公の水谷 雫(土屋太鳳)とは同じ予備校に通っている。
実家がお金持ちであり、見た目もよく成績優秀なエリート学生。極度の自信家で非常にプライドが高いが、一人で出歩くと迷子になってしまう程の方向音痴。

ヤマケン!!!金髪さらさらショート!!!

夏のバッセンでの主人公の雫(土屋太鳳)とハル(菅田将暉)がいい雰囲気なのを遠巻きに見てる表情が切なくてもどかしくて胸が苦しい。妬いてるやん……って感じで切ない……
これまた好きな人には好きな人がいるタイプの役…!!!

学祭終わりの階段で段差を利用して、雫の耳元に耳打ちする遠目からのシーンにめっちゃときめいた。

素直じゃないヤマケンがだんだんと雫に惹かれていってるのが表情から伝わってきて、どのシーンも視線から愛情が溢れとる…ってなった。

校門での告白シーン、一度視線を下げてからまた大切な言葉は視線をあげて目を合わせる演技が好き。

青い学生服ノーカラーのシャツの私服、グレーのスーツどれも着こなしてて素敵!!特に学ラン、スーツがこれまた足の長さがすっごいわかる!!!びっくりするほどスタイルがよい!!!
(ヤマケンの私服は、山田さんではあまり見かけないタイプのファッションで新鮮味があった。)

「あんたは俺といる方が似合ってる」のセリフ、自信家のヤマケンだから出るセリフだけど、そうであってほしいって自分にも言い聞かせてるみたいな、願望みたいなのも透けて見える気がして胸が苦しい……


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● ポポロ(小畑雪次郎)/白蛇姫(なつぞら)(2019)

配信:NHKオンデマンド

『なつぞら』は連続テレビ小説第100作の記念作品。戦争で両親を失い父の戦友に引き取られた戦災孤児の少女・奥原なつ(広瀬すず)が、北海道・十勝でたくましく成長し、上京後北海道で育んだ想像力と根性を活かして当時「漫画映画」と称された日本アニメの世界でアニメーターを目指す姿を描くストーリー。

その中で山田さん演じる小畑 雪次郎は十勝農業高校に通う、なつのクラスメイト。演劇部に入っており、仲がいいなつが演劇部に入るきっかけをつくる。

”ポポロ”は演劇部で行った『白蛇伝説』という演目の中で雪次郎が演じるキャラクター。勇敢な村の若者。なつが演じる”ペチカ”とは結婚を誓い合った恋仲。

ポポロにめっちゃときめいて好きすぎて、早く続き見なくちゃいけないのにこの回3回はループした。
ポポロを演じている雪次郎がかっこいいのか、雪次郎の演じるポポロがかっこいいのか、もうよくわからないけど、とにかくポポロかっこいい!

ペチカのことが大切なポポロの一途さにキュンとしてしまう。
頼れる男らしさと、ペチカを失うことを恐れる弱い部分・ペチカを救いたい必死さギャップにときめいた。ペチカを取り戻そうと必死になる姿に胸を打たれる。
山田さんの切実に何かを訴える演技が好きなのかもしれない。

この時のヘアスタイル、めちゃくちゃ好みでした。(ビジュアル部門にランクインさせようか迷ったレベル)
衣装もエキゾチックな民族衣装のようで素敵。マントを着ている山田裕貴はなつぞら以外ではなかなか見られないのでは?

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