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【俳句エッセイ】抹香鯨と龍

漂着の勇魚に活気づくまちよ 白月

季語 鯨《三冬》

勇魚(イサナ)とは、鯨の古名らしい。

鯨(くじら、くぢら)
【子季語】
初鯨、勇魚、抹香鯨、座頭鯨、長須鯨、白長須鯨、鰯鯨、背美鯨、小鯨
【解説】
日本の海域を鯨は餌を追って回遊する。昔から捕獲、食用されてきた。特に番となる冬季は活動が活発になる。潜水のあと潮を噴きあげる様は壮観である。《季語と歳時記より引用》

 なんでいきなり鯨かよ🐳と思うよね。

 実は俺のお友達が、屋久島で新聞記事書いているんだけど、先日マッコウクジラが流れ着いたらしいのよね。

 この辺は近所に住んでたんで、おお!って感じ。

 このマッコウクジラが流れ着いた一湊は、その昔漁師町として栄えた場所。

 今でもサバ漁で有名で、ふつう傷みやすいサバはなかなか刺身で食えないんだけど、ここは釣り上げたサバをすぐにしめて、刺身でいける首折れサバが、むちゃくちゃ美味い。

 カツオ節ならぬサバ節を作っていて、これも美味しいので、あれだ、ふるさと納税はぜひ屋久島で笑

 マッコウクジラは、漢字で書くと抹香鯨。

 いい香りがしそうでしょ?

 実は本当にいい香りするんです。

 う◯こが。

 この子のうん◯は、海の水より軽いので、ぷかりぷかりと浮くのです。

 その◯んこは、波にゆらゆらとゆられ、太陽の日差しをたっぷりと浴び、長い旅路の果てに浜へとたどり着くわけです。

 なんとこれが非常に高価なお香になるのです。その名も龍涎香(りゅうぜんこう)

 どっか遠くに住む龍が垂らしたヨダレが固まってできたものと思われていたみたい。

 もう、それを見つけるのって偶然以外の何ものでもなく、そりゃ高い価値もつくよね。

 クジラ漁が盛んな頃は、供給もちょっとはあったみたいだけど、今はもうそれも厳しいので、また自然の贈り物を待つばかり。

 モノが良いのはgあたり2000円ばかりするらしいよ。

 う◯こ一個見つけたら数百万とか…


浪漫だね。

 


 

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