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遅日・如月・芽吹く 六句

遅き日よ仕事帰りの水平線

放課後に恋告ぐる日の暮れかぬる


遅日(ちじつ)三春

【子季語】
遅き日、暮遅し、暮れかぬる、夕長し、春日遅々
【関連季語】
日永
【解説】
春の日の暮れが遅いこと。実際には夏至が一番日暮れが遅いが、冬の日暮れが早いので、春の暮れの遅さがひとしお印象深く感じられる。

きごさいより

引越しを手伝つた如月の朝

如月の夜に手渡す手紙かな


如月(きさらぎ) 仲春

【子季語】
衣更着/梅見月/初花月/雪解月/小草生月/梅つ五月
【解説】
陰暦二月の異称。暦の上では春であるが、なお残る寒さのために、更に衣を重ね着るという意が語源とされる。

きごさいより


シロハラの集う木どこも芽立ちけり

街路樹や芽吹かぬ昨日芽吹く今日

んー、これは特に詠めねー。

芽立ち(めだち) 仲春

【子季語】
芽吹く/芽組む
【解説】
春になって木々の芽があらわになること。膨らんでくる木の芽は美しさもさることながら、生命力の象徴でもあり、見るものの心に躍動感を与えてくれる。

きごさいより

一気に六句。宿題を溜めちゃうなんて、ロクでもございません。お粗末。

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