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河鍋暁斎 / メトロポリタン美術館
白の俳句道場風【第十二回】
今回はCHOPちゃんの白杯提出句を掘り下げていくよ。
CHOPちゃん
CHOPちゃんは、同じ九州人で、俺の喫茶店『如水珈琲店』の名前に所縁があって立ち寄ってくれた。
ゆずちゃんつながり、そしてすみかちゃんの創作一句からの流れで、白杯も参加してくれてCanvaで投句してくれたのだ。
勘違いスマホなぞる手止めて切なし
初めの投句は、こちら。
五七七というリズム。
口に出して読んでもらうとわかるが、リズム感としてとてもよい。
五七調のリズム、七音に落としこむ上手さ、記事を読むと短歌の経験がおありとのこと。なるほど🤔
このままで十分素敵な無季俳句として読めるのだが、コメント欄でこんなコメントをしておいた。
創作一句は五七七だね。
勘違いスマホなぞる手止めて切なし
五七の調べはやはり心地いいね。
俳句にするなら、切ない思いの部分は季語に託すのもいいね。
身に沁むやスマホなぞる手止まりけり
【季語】身に沁む
とかね😏
秋日和スマホなぞる手勘違い
後日、CHOPちゃんが詠み直した句がこちら。
【季語】秋日和
【解説】
秋のよく晴れた一日をいう。風もなくおだやかなので外で過ごすのも気持ちよい。空気が澄んでいるため視界も広がり、風景などもはっきりと見える。
おお、秋日和に気持ちを託してきたか。
とすると、思ったよりこの勘違いは、ほのぼのとした、テヘッて感じの勘違いなんだな。
そんなふうに読み手の意識も変わってくる。さすがだね!
このように、託す気持ちによって季語を変えてみるのも面白いね。
終わりに
今回のCHOPちゃんの句では、思いを「季語」に託すことについて考えてみた。季語がどんな気持ちを代弁してくれるかを考えてみるのも面白いね😊
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