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■「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」全6話鑑賞しました


■ディズニープラスのオリジナルドラマシリーズである本作全6話鑑賞。
#アベンジャーズ の一員である「#ファルコン」ことサムと「#ウィンターソルジャー」ことバッキーのコンビが世界を股に大活躍...といった単純明快なストーリーでは収まらない骨太なMCU版社会派ドラマ。
(以下、一部ネタバレあり↓)
■ヒーローでありながら黒人であるが故に、スーツを脱ぐと警察に不審者扱いされるサム、洗脳時代のトラウマにいまだに苦しむバッキー。
「エンド・ゲーム」後の格差社会に抵抗する武装集団を追いかけるうちに、政府によって隠蔽された黒人超人兵士の存在、格差社会の裏に潜む超人血清の闇取引等、(まるでアメリカおよび世界の現実問題を思わせるような)社会の暗部が炙り出される。
特に、黒人問題へのアプローチについては、BLM問題の影響も少なからずあると思われる。
■その上、いかにも白人至上主義を体現したかのような政府お仕着せの二代目キャプテン・アメリカの登場で、事態はかえって混乱する…
特に、最初はヒーローの権限を思う存分振りかざしていた二代目キャップことジョンが、次第にヒーローの重圧と自身の力不足との葛藤に耐え切れなくなり、心身ともに危なくなってくるあたりから、ドラマの緊張度が増してくる。私怨に走ったヒーローの転落ぶりが見ていて辛い。
■こんな感じで、5話まではディズニープラスのドラマとは思えないくらい重苦しいストーリーが展開されるが、キャプテン・アメリカの盾を受け継ぐことを決意したサムが、新キャプテン・アメリカとして活躍する最終回は打って変わってテンション上がりまくり。
バッキーとのバディアクションも見応えあり。
超人的な能力を持たないサムは、民間人の協力を得ながら危機を脱する。そして、スーパーヒーロー/ヒロインでない民間人でも、各々の立場で世界を良くすることができると熱く語るサムの姿に胸が熱くなる。
キャップの盾を受け継ぎ、アイアンマン並みのガジェットを装備し、ブラック・パンサーとはまた違った高潔な心持ちを持つサムは最強。
■それにしても、次々と増えてくる登場人物それぞれの今後の行動が気になる本作。続きは映画(MCUフェーズ4)にも展開されることは必至。MCUのさらなる展開(およびビジネス展開?)には脱帽。
(加入手続の煩雑さにイライラしていた私も、今ではすっかりディズニープラスのヘビーユーザー。ディズニーマジック恐るべし)

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