【1988年10月1日 「華の乱」公開】
主人公 与謝野晶子の視点から大正時代の社会運動・芸術運動の群像そして関東大震災を描いた、深作欣二監督作品。
与謝野晶子(吉永小百合)がやたら子だくさんでパワフル。
有島武郎(松田優作)が喧嘩強そうでサイドカー乗って乱入。
妻の晶子よりも稼ぎが少ないことに引け目を感じ、晶子の足をやたらと引っ張るだめんず夫こと与謝野寛(緒形拳)。
晶子の詩「みだれ髪」で思わず夢精した、と晶子を大絶賛するアナーキスト大杉栄(風間杜夫)…
日本史や国語の教科書に載っている作家・革命家等がやたらと人間臭く、ときに男にも女にもだらしなく描かれているのが素晴らしい。いい意味で登場人物たちがみんな不良。
日本文学史を深作欣二監督「仁義なき戦い」のテイストで描いたら、こんな感じになりました。
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