最後までわからない病名は…Ep6(4)
しかし
ある時また何かがやってきた
それは
いつもと何も変わらない朝…
今日は「これ~」と選んで
明るい色の肌触りのいいブラウスに
フワッと
袖を通した瞬間
次の次の次…の感覚だ
それは・・・
左肩が 痛い!
肩は いつも凝っていて重い
でも
凝りではない
痛みだ
私は「痛い」時に
それを感じなくするために
痛みと痛みの間(ま)を感じるよう
自分をコントロールするので
「痛み」の感覚が
わからないことがある
痛覚の裏側を感じることで
耐えるということ
しかし
これは「痛い」!
確かに「痛み」だ
芯があって
存在を主張している
もう肩は動かない
肩は…整形外科?
「四十肩」とか「五十肩」とか?
受診すると
検査の結果
最後までわからない病名は…
「頸肩腕症候群」
「パソコンを長時間使うでしょう、肩と指先の使いすぎです」
なるほど 使いすぎ…確かにその通り
でも違うのです
肩の奥の痛みに「芯」があって
火がシュッと付いているんです
だから
違うと言ったでしょう
私を信じてくれれば…
これは
次の次の次…の次の感覚なのに…
まだ
最後までわからない病名は…
そこには
たどり着かない
それは・・・