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メイクは私のためにする。

マスクで隠れちゃうリップ。
オンライン会議ではわからないアイシャドウの色味。
正直言って、自粛生活とコスメの相性は最悪だと思う。

実際、自粛生活が始まって、コスメの消費はどんどん落ち込んでいるらしいし、
「デパコスとかもらっても使わないんだよね〜」と声高々にいう友人がほんの少し増えた。

*

これは全然関係ない話だけど、
「デパコスとかもらっても使わないんだよね〜」
っていう言葉には本当にたくさんの棘が含まれていると思ってる。
「高いコスメをわざわざ買わずとも安いコスメで十分"私は"綺麗になれる」って言っているように聞こえるし、デパコスが好きだと言う人がいることを分かった上で、デパコス好きを敵とみなして特攻しているように見える。
自分を上げるために、人が好きなものをけなすのっていかがなものなのか。そもそも、誰かがあなたを想って時間をかけて選んでくれたものなのに、どうしてそんな言い方ができるのか。。

とまあ、たくさん思うところがあるけれど、私がコスメ大好きだから尚更そう感じるのかな。
少なくとも私はこういう棘を含んだ言葉を使わない人間になりたいと思う。

*

さて、本題に戻ると、一般的なメイクの大前提は「第三者の目線があること」だと思う。
好きな人にちょっとでも可愛く見られたいと願ってメイクするのは素敵だと思うし、
職場で美人だと思われたいというのもメイクの目的の一つだと思う。
職場に深い緑のネイルをして行った時に、
「もっとピンクとか可愛い色じゃないと男にモテないぞ〜」と冗談混じりで先輩に言われたこともあった。その時は、お気に入りのネイルを貶された!と思ってピーーーっと沸騰して止まらない気持ちをなだめになだめて「次はピンクにしてみます〜」って返したけど、今思うと"男という第三者"がいて、その"第三者のために"メイクをしていると思っているからこその発言だったのだろう。


でも、私はそうじゃないと思う。
単純にメイクって楽しい。在宅ワークで誰にも会わない日でも、家でダラダラしていたい日でも、私は基本的にメイクをする。

肌の色をワントーン明るくして、コンシーラーでアラを隠せば自信がなくて小さく丸まった背中が、ピシッと伸びる気がするし、
眉毛がシュッと綺麗に伸びるように、一本一本丁寧に書くと、ちょっと強くなれた気がする。

ピンクのチークをつければ、いつもいじっぱりな私が女の子らしく可愛らしくなれる気がするし、
オレンジのチークをつければ朝一番の挨拶がいつもより少し元気よくできる気がする。

まつ毛がくるんと上がれば気分も上がるし、
カラフルなアイシャドウはパレットを眺めているだけで幸せな気持ちになる。

気合を入れたい日はバッチバチのラメを身につけるし、爪まで綺麗に整えれば、もう、無敵じゃない??
パソコンのキーボードを打つたびに、強い女になった気がする。

*

目的は色々だと思うけど、自分のために丁寧にメイクをする時間はとても幸せな時間だし、
毎日丁寧にメイクをしているうちに少しずつ自分のことを好きになれる気がする。

私はこれからも可愛い!欲しい!!と思ったコスメは値段を問わずにどんどん買っていくし、私が好きな色を塗る。
第三者の可愛いを気にしてメイクをするのもいいけれど、大好きなメイクでごきげんで過ごす私の方がずっと可愛いし私らしい。


老若男女問わず、大好きな自分でいられる人が
溢れた世界になりますように。

*

毎日note4日目。
書きながら寝落ちしちゃってた悔しい〜
まあでも昨日の分ということで。ゆるくいこう。

04.メイクは私のためにする。

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