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将来の夢の大きな変化 〜料理人になりたい!!!〜

僕は現在大学生3年生で、ある田舎にて一人暮らしをしています。
3年前、僕は高校を卒業した後国語科教員を目指し、心持ち晴れやかに教育学部へと入学しました。

一人暮らしと共に自炊を初めて2ヶ月を過ぎた頃から、僕は少しずつ料理にハマっていきました。そしてどんどんどんどんその沼にハマり、1年生の冬には友達を招いてご飯を振る舞うように。それが口コミやSNSで広まり、現在でもたくさんの友人や先輩、後輩に食べに来ていただいています。
当時は有名な料理家さんのレシピを見ながらただ作っていただけだったんですが、場数を踏むにつれ自分でアレンジを加えたり、面白い組み合わせを試してみたりするようになり、ますます料理にのめりこんでいったんです。

「あなたの料理は本当に心がこもっているから、普通の料理でも何倍も美味しいよ。」

ある友人に言ってもらえたこの言葉。これは本当に嬉しかった。相手のために丁寧に作る心は、これからもずっと大事にしていきたい精神だとつくづく感じました。

今現在、一人暮らしで食材費も限られているなかで、僕にとっては毎日3食の全てが「自分の腕を上げるチャンス」です。本で読んだこんな調理法、下処理をためしてみよう、この料理はこうやったらもっと美味しくなるんじゃないか、等々考えながら「普通の料理をより美味しくする」ことをテーマに心底楽しんで料理をしています。
そうすると、いつも食べに来てくれる皆が笑顔で「美味しい」と言ってくれるのを見て、だんだんと「料理がもっと上手くなりたい」「飲食店をやりたい」という思いがふつふつと湧いてくるようになりました。

そんな折、noteをはじめ、sioというお店の鳥羽シェフやそのお店の料理人、オリタタクヤさんらのnoteを拝見しました。その中で、特に鳥羽シェフのnoteに書かれている「料理の解像度を高める」「気持ちいい料理を作る」という言葉に心底共感したんです。

今まさに僕は、提供したお皿でしっかりと満足して貰えるように、アクセントと調和を大切にしています。
ハンバーグを砂糖と醤油の甘辛いキノコあんかけで仕上げるから、付け合せのサラダは酸味の効いた少しエスニックな味付けに。ハンバーグの食感でアクセントを出したいから蓮根を入れてみよう。サラダとハンバーグの味が強いからスープは薄味、もちろん適温で。
このように考えて料理をデザインする(まだまだ鳥羽シェフの足元にも及びませんが。)と、やっぱり皆の反応も違うんです。これがとても楽しいし、もっといい組み合わせはないか考えると夜も眠れなくなってしまうんですが、なんだかとても心地いい。

こんな日々を過ごしているんですが、今はあくまで「趣味」。片田舎にすむ少し料理好きな男子学生が趣味でやっている事にすぎません。「プロ」としてやりたい、そんな思いがあっても「飲食業界の廃業率は高いし、ちょっと料理が好きなだけで飛び込める世界なのか」「教員になるために入った大学なのにそこでの学びは無駄にするのか」「親になんと言い訳すれば」「現場での経験もないのに上手くいくのか」などなどなど…安定を求める保身的な性格ゆえ踏み切れずにいます。
鳥羽シェフの考え方は本当に素晴らしいと思いますし、共感できる部分ばかりです。わがままを言えば東京まで出向いて弟子入りしたいくらいです。しかし、この料理が好き、料理で生きていきたい、プロに学びたいという思いが今中々叶えられない環境下にいます。(現住地、金銭面、立場等々)

なので今はひたすら情報、知識を吸収して自分の中で噛み砕いていく時期かなと思います。いつか、例えば教員を少しした後にでも(本当は今すぐにでも言いたいけど)、本音を親に打ち明けて、いざ舞台が整えば、自分が一番好きな料理を仕事にしたいなと考えています。今度東京に行く機会があれば、sio、o/sio、パーラー大箸の料理をぜひ食べてみたいです。

結局何が言いたいか分からない、長いnoteでしたが、急に夢が変わったもののくすぶっている男の話でした。モヤモヤしたので綴らせて頂きました。最後まで読んで下さりありがとうございました。

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