35%の日食
アメリカの一部では皆既日食が見られました。
今年は皆既日食が見られるアリゾナ州やテキサス州からずっと北のカナダまで
天気が優れず
予報は8割以上が曇り。
週間予報が出た頃からその話題で盛り上がっていました。
何ヶ月も前から世界中の人たちが飛行機を予約して
日食帯のホテルも潤っている状態でしたから
そりゃあ天気が気になりますよね。
結局当日は
雲間から見られた所も多かったし
(日食の最中は対流が減って雲も減るのです)
曇り空でも辺り一面が暗くなる様子が体感できて
どこもそれなりに盛り上がったようです。
私のいるカリフォルニアでは一部が欠けるだけ。
だから今回は関係ないわ〜と思っていたのに
いざ日食の時間になったらそわそわしてしまいました。
図書館で仕事していたけど
太陽が気になって仕方ないので
結局時間になったらラップトップもそのままに
空を見に出てしまいました。
日食グラスとか何の準備もありません。
いきなり急いで出てきて
携帯カメラで一生懸命太陽を見ている私を見て
見かねた横の人が日食メガネをくれました。
たまたまNASAのグループだったのです。
こういう所はさすがシリコンバレーだなと感じます。
いかに私の日食観察が無謀だったかというと
写真を比べたら一目瞭然。
ほぼ同じ時間の太陽です。
こんなに違うんですね〜。
直接写しても太陽はちょっといびつだし
下に写ってるゴーストは日食中ですけど
フィルター越しのものとは歴然の差が出ました。
日食中はいつも何か不思議な感覚になります。
太陽の光は
よくはわからないけど何か違うような気がするし
鳥も鳴かなくて静かだったり
昔の人は不吉なサインと捉えていたとか。
世の中が終わるなどと言ったデマも飛び交います。
心理学的にも何かあるそうで
泣き出す人もいました。
普段は特別意識していないけれど
太陽は
切っても切れない
とても身近な存在なのですね〜
なんて事を考えさせられた
日食の日でした。