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一人の休日

最近、一人で過ごす時間が増えてきました。

夫は泊まりの仕事で明日の朝帰宅。娘は土曜日だというのに、自由参加と言いつつほぼ全員強制参加の学校の土曜授業のため、朝普通に登校。しかも午後は部活。夜ご飯は部活イベントの打ち上げで食べてくるそう。ということは、昼ごはんも夜ご飯も一人!

せっかくの自由を満喫しようと、午前中から行動開始。こんな日はもちろん晩ごはんなんて作らない。当たり前。当然!と鼻息も荒く、スーパーのお惣菜売り場へ。

お弁当を見たけどあまり心ひかれない。
よし!今日はご飯とか考えず食べたい時に食べたいものを無節操に食べてやる!と決意。

カップ麺ミニ、半額になってたカットフルーツ、ソーセージ、カニクリームコロッケ(お惣菜)、あんかけラーメン(冷凍)、サッポロポテトバーベキュー味、まるごとバナナ。

これらを昼と夜の食料として買ってみた。
よくみたらカップ麺とあんかけラーメンって思いっきり被ってる。どれだけ麺食べたいんだろう?と自分に呆れる。

クリームコロッケは家族は嫌いなので、一人の時じゃなきゃ食べられない。今日出会えるなんてなんたる奇跡。普通のコロッケはいつもあるけど、クリームコロッケはたまにしか無いから。

味の濃いスナックという役割をしっかりこなしてくれるサッポロポテト。そして塩っぱいのに飽きたら口直しにもなるクリームタップリまるごとバナナ。

なかなか良いチョイス!とひとりで自慢し、一人で喜ぶ。

そんな手当り次第の食料品を冷蔵庫に片付けたら、わたしのお一人様満喫時間がやってくる。私の究極の自由時間の過ごし方は「好きなドラマや映画をBGMに、本を読むこと」。どっちも中途半端にならない?と言われるが、映画は既に何度も観て、台詞までわかっているので全く問題ない。お気に入りは色々。アマプラとHuluで無料で観られるのものを選ぶ。その中で、今日は小林聡美主演の「めがね」に。

私はこの映画の「のんびりゆったり」の雰囲気が大好き。ストーリーを説明するのは難しい。テーマを言葉にするのはもっと難しい。簡単に言ってしまうと、登場人物たちが春?の与論島でひたすらのんびりしている。海、お店も何もないずっと先までつながっている田舎道、リゾートっぽくない宿、皆で食べるバーベキューやロブスター、夏に閉まる浜辺のかき氷屋、座って釣り糸を垂らす堤防、観ているだけで気持ちがほぐれる。そして作中流れる音楽がとても素敵。メルシー体操の明るいピアノのメロディーも、途中に流れる弦楽器の調べも。土曜日の午後、風が心地よい6月の薄曇りの日に観るのにピッタリ。

映画をスタートさせ、食べながら観る。「めがね」みたいな昼間のビールに憧れ、ソーセージ+ビール、いいなぁ!と思ったが、夕方運転する可能性がゼロでないため、お酒はやめておく。途中から読書にも手を出す。カップ麺、コロッケ、フルーツ半分。ここまで食べてもうお腹いっぱい。

映画が終わった後はしばらく読書に没頭。すると娘からのお願いで、車でちょっと外出。良かった〜!ビール飲んでなくて。

帰宅後家事を片付けたら、またしてもお一人様満喫時間。残りのフルーツ、まるごとバナナ、サッポロポテトを食べつつ、本を読んだり、You Tubeを観たり、ウサギと遊んだり。

そんなことをしているうちにあっと言う間に19時になり娘帰宅。お一人様満喫時間は終了。明日の朝食の下拵えや、明日も学校の用事で外出する娘のお弁当の準備など仕事はそれなりにある。結局料理って毎日やることになるんだなぁと、あれだけ休んだのにちょっとウンザリしつつ終わらせる。

さて、翌日起きると、思いっきり胃もたれ。あんかけラーメンとソーセージは食べてないのに。自堕落な一日は楽しかったけど、一日で充分なのかもしれない。

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