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GRⅢxが欲しくて欲しくて欲しくて探し回る

そもそも本当にカメラが欲しいのか。ぐるぐる頭の中を問いが浮かぶ。スマホでもほとんど撮影しないのに。「手元に無いから撮影しないのだ」と思ったり、「あっても恥ずかしがらずに撮影するのか、私」と思ったり。(京都に行った時は目に映るもの残したくてしきりに写真を撮ったことを思い出す。鴨川は技量もセンスもなくてもエモーショナルに撮れるなあ。)

踏み切れないのは、人生で初めて買うカメラに十三万円払ってもいいのかと迷っているからだ。や、迷っている時点でいつもの判断基準では、無しなんだけど。スマホじゃなくてカメラで写真を撮りたい。なにより「GR」のコンセプトに惚れてしまったので、どうにも頭から離れない。とっても好きな写真を撮る憧れの幡野さんも推していて、なによりコンパクトなところに心奪われている。結果、欲しい。買うための言い訳を決意を探していることに気が付く。

今朝、GRについて教えてもらいたくてカメラのキタムラへ駆け込んだら、店長さんが初心者にも分かるように的確かつシンプルに説明してくれた。余計欲しくなる。しかし「在庫ないね〜中古もないね〜どのくらい待つか分からんから、他社さんで注文してね」と店長さんに微笑まれてしまった。RICOHのHPも3ヶ月待ちです、店長さん。

GRⅢもいいけど、GRⅢxの柔らかそうな色合いと写真の空気感が好みなんだよなあ。今までの自分とは違うけど、シャープな色味のGRⅢも捨てがたいかも。なんて考えているといつまで経っても決めきれなそうだ。そう思いながら、迷うこの時間も含めていつかカメラを手にした時の感慨のために味わおうか・・なんて気分になってきた。noteがあって良かった。購入を迷うこの気持ちを吐き出すことで自分の気持ちを少し可視化できた。GRを好きな人の記事を漂った。GRの機能だけでなく素敵だなと思う写真の出会いがあった。自分が好きだなと思う写真の傾向をなんとなく掴めてきた気がする。

水饅頭も紫陽花餅も甲乙つけ難いおいしさ。

日々のご褒美の和菓子。夫がギターを弾く姿。マジックアワーの夕暮れ。日が暮れていく山並み。水田の緑。なんでもない日の美味しい素麺。養殖場の魚の御影。祭の人の熱気。読み終えた本。今この時しか見れない瞬間を、どう切り取ろうか。そんな風に世界を見つめられるようになったここ数日。カメラは無いけど、ワクワクする。撮りたいものをもっと貯めておこう。カメラを手にしたら、貯めたものを余すことなく撮影したい。
自分がしたいことが見えた時に、然るべきタイミングで目の前にカメラが現れるはず。そのタイミングを逃さぬように、少しずつカメラの情報を集めていこう。これを打っているMacBook Airも愛車も縁に導かれた。だから、きっとカメラもあるだろう。その瞬間を楽しみに待とうと思う。