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【品川区ラグビー協会主催セミナー】フットボールの起源と言われる『モブフットボール』に見るラグビーの理念・スピリットとは。

※トップ画像は至って『平和な』セミナー風景です。


発言者の略称を下記の通りとさせてもらっています。
「成」:成見氏 「川」:川原氏 「参」:参加者

成:
ここで、少し違う話を挟まさせてもらいますね。
先程川原さんの話の中で出てきた、『色んな細かいことがあるけれど、そもそもラグビーってそういうスポーツじゃないよね』っていう言葉があったと思うんですけど、「そういうスポーツじゃない」そこをつかむのってすごく大事なのではないかなというふうに思っています。
ラグビーってそもそもどんなスポーツなんだろう?という話なんですけど、
ラグビーって「陣取り合戦」ですよって最初に出てきたかと思います。
それプラス、今の話の流れでもう1個あるかなと思うんですが、キーワードに入りそうな言葉を思いつく人はいらっしゃいますか?

「Oくん」(今回参加された中で、学生レフリーを目指している方)いらっしゃいますか?
何か入りそうな言葉って浮かびそうですか?

参:
「ボクシング」「知能ゲーム」なんかでしょうか。

成:
僕の感覚ですけど、「お祭り」なんですよね。ワッショイワッショイのお祭りだと思っています。
何でかって言うと、海外で今でもやっている行事で、もしかしたらご存知の方もいるかと思いますが、ラグビーの元になったものを紹介をします。

『※動画再生』

これは、イギリスのアッシュボーンという都市で今でもやってるもなんです。コロナの時期には開催されていたかは分からないですが、1000年ぐらいやってるものなんですね。
大体7000人ぐらいが参加するそうです。今のラグビー15人だけど、最初は7000人とかでやってたかもしれない。9世紀ぐらいにはもうあったんじゃないって言われています。
ラグビーの試合時間は決まっていますが、これは何日もやってて、今は8時間×2日にわたってやっているそうです。告解の火曜日灰の水曜日の2日間)
川上サイドの人たちと川下サイドの人たちで、合わせて7000人で一つのボールを持って、こっちにつけたら勝ち、こっちにこっちまでボール持ってったら勝ちみたいなルールでやっています。

先程、川原さんが言っていた、タックルしたら離さなきゃいけないとか、玄関を守らなきゃいけないとか、両足で立ってる人しか・・・みたいなルールは全然無いのでこのような状態ですね。
ラグビーも全部反則なくしたらこんな感じになるんだろうけど、それを2日間やるので、もうみんな出し切ってますよね(苦笑)。
だから終わった後は、「もういい。もうごちそうさま。」で、隣の村の人たちと、これだけやり合ったんだから、あとの364日、363日は仲良くしようね。っていうお祭りが「モブフットボール」です。
不平不満を全部ため込んでいると、どこかで殺し合いになったり、傷害事件が起きたり。お隣さん同士が仲良くするための、1つの知恵として生まれた理由なんじゃないかと思っています。

【※正確な起源については詳しい記録が火事で焼失してしまい、分からないそうです】

モブフットボールって言ったり、シュローヴタイド・フットボールと呼ぶこともあります。

サッカーから別れてラグビーがっていう説がありますけど、そうではなくて、サッカーもラグビーも、この同じような混沌としたスポーツから別れて、別々の競技となっていきました。

「ラグビー」は、イギリス・イングランド中部の都市ラグビーにあるパブリックスクール「ラグビー校(Rugby School)」に由来します。
1823年、ラグビー校で行われたフットボールの試合中、ラグビー校の生徒William Webb Ellis(ウィリアム・ウェッブ・エリス)が、夢中のあまりルールを無視してボールを抱え走ってしまったのが起源で、この学校名に因んだ名というのが定説となっています。
※だからラグビーワールドカップの優勝カップは「ウェッブ・エリス・カップ」と呼ばれています。

「サッカー」の起源はアソシエーションフットボール、最初に統一ルールを制定して競技を行った(協会associationのフットボール)を意味しています。
サッカーの語源は,アソシエーションassociationの慣用的省略形であることが一般的に認められている。すなわち,socにcを重ねerをつけ,サッカーsoccerとなったったと言われています。

他にもフットボールってたくさんあると思うのですが、その元になったものがこれだということです。

「そもそもラグビーってどういうスポーツだろう?」という話なのですが、起源から800年ぐらい経って、エリートの人たちがこれを始め、ラグビー校とかにわかれ、それがスポーツになり、ルールが沢山出来て、競技になり、今でも毎年ルールがどんどんと変更されていきます。
プレーヤーの皆さん、レフリーの方もそうですが、今年のハイタックルのルール変更とかもすごい大変だったと思うのですが、その結果、しっかりと整理されて、こっちから入っちゃダメだよね、これはダメなプレーだよねっていうのは、どんどん進化して、現状のラグビーになってるんですよね。
基本的に最初からあったのは、「喧嘩するけど最終的には、仲良くしようね」っていうところだと思うんです。モブフットボールで、これが終わったらまた隣の村同士のお友達に戻るので、戦ってる間にあまりズルいことすると、ちょっと後腐れ残る気がしませんか?
お祭りだから思いっきりやるんだけど、さっき川原さんからも言葉が出たと思うんすけど、「ズルいことをしない」っていうのはあると思うんですよね。「あいつのあれはなかったよな」みたいなのが残らないように、正々堂々とやるんですよね。
そのためのガイドとなる事を、ラグビーの場合は「ルール」でガイドしていってるんじゃないかなっていうのが、僕の感覚で、個人の感想です。
川原さんのセミナーでもあった3つのルール、
1、ボールを前に落としてはいけない、前に投げてもいけない
2、ボールや塊より前でプレーし始めてはいけない
3、ボールを獲得する為には厳しい規則をクリアしなければならない

これ全部ズルいことしないっていうことに繋がっているんじゃないかなと自分は思います。
なので、ラグビーの根底に流れるのは、そういう気持ちやスピリットがあって、それを整理する為にルールがあると思っています。なのでルールをかいくぐって何かをしようとするというよりは、『試合が終わったら友達に戻る』という所から離れないで、ラグビーでもサッカーでも、なんでそのスポーツ好きなんだろうっていうところにみんなスピリットを持ってやっていったら、今よりももっとすごくいい形になるんじゃないかなっていうふうに思ってます。

はい。ごめんなさい。パート1の最後ちょっと美味しいところをいただきましてすいません(笑)。

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