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夫との出会い①

今日は夫が家にいるので、夫の事を書こうと思う。

あれは私が25歳になる年。
就職氷河期世代の私は、夢だった保育園の先生に新卒で採用されたものの、
世間のせの字もわからず、ギャンギャン痛い目を見て、夢を3年で捨てた。

『子どもが好き』

これだけでは、どうする事もできなくて
私の若さゆえのアホさ加減と、好きな仕事を続けられない弱さに、自分が嫌になり、半ば人生どうでもいいねん的な感覚で日々を送っていた。

そこからは、派遣会社に登録し
派遣でいろんな企業に働きに行ったのだ。

パソコンで商品の在庫管理したり、
電話に出たり、お茶出したり、一般事務に毛が生えた仕事だった。
誰でもできる仕事だ。


そこで、一人の若人に出会う。

未来のオットだ。

私は、顔面にはあまり興味はなくてファールもストライクに入る。
私の高校の時の彼氏のあだ名は
『宇宙人』だった。(友達曰く。いや、失礼すぎん?笑)

一瞬、事務所の裏扉から入ってきたオットを見た瞬間。

「あ、やばい」となった。

全身の毛が逆立つ感じ。
(生えてないけどな)

顔はかわいい。
背は170は超えてるかどうか。

何がヤバいって、その時私には結婚前提に付き合っていた彼氏がいて、鳥取県と大阪府(私)の遠距離恋愛中だったからだ。

なんしか、ビビビっと毛を逆立てたものの、
オットにも彼女はいるし
私も同じ。

まあ、ヤバくはない。全くヤバくない。

その、遠距離中の彼氏には悪いけど
見た目はオットの方がかっこよかった。
(顔ちゃうんちゃうんかい)

つづく


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