見出し画像

『お前遊園地のパンダかよ。』


遊園地のパンダって100円入れると一定の時間だけ、一定のパターンで働いてくれる。そしてお客さんを喜ばしてくれる機械です。これは昔から好きだった。
これってロボットだから成り立つ仕事で、お金入れる→働くの流れが成り立つ。再現性抜群で誤差もない。クリエイティブさも必要ないし淡々と仕事をこなすだけでいいロボットにはうってつけの仕事だ。


まれにスタッフに仕事振るときたまに耳に入るんだけど、『それって給料発生するんですか?』『やって何か得するんですか?』と思ってる人がいるらしい。こんな話を聞くと『お前遊園地のパンダかよ。』って思う。

人間社会の給料の発生の仕方は、
働く→会社が儲かる→利益が給料というで分配されるという順番になっている。これはどの業界にいても一緒。だいたい日本の労働システムで給料先払いということはまずない。

なによりも、
『仕事を振りながら教育されていることに気づかず、成長のチャンスを逃す。』これが一番残念。

私は仕事を振るときは、最初に誰でもできるような簡単な仕事から振る。
誰でもいいので、やりたい人や、やる気ある人に任せることが多い。
そして、仕事の速さや精度をみる。精度に関しては自分自身結構抽象的な振り方をしてしまうので、私の意志をくみ取れない人は苦労するらしい。
・完成度も速度もが大事
・私の思惑やビジョンを理解できる
・思惑やビジョンを明確にしたところで、解決策を自分で導き出せる。
・自分で調べる能力がある。
などなど

こんな感じで仕事に取り組んでいい仕事をしたら評価される。別にここで給料上がるとかはない。だって誰でもできる仕事だから。でも取り組んでくれたことに関しては評価される。そして次の仕事が振られる。その繰り返しをしているうちに会社の事や組織の事を理解し始める、気づけば私との連携が多くなり、私の考えや理念などを感じ取り、少しづつ仕事の幅が広がっていく。そうしているうちに出世していたり一定のポジションにつけたりする。
これが働くということだ。

私は『仕事の最大の報酬は次の仕事』だと考えている。

いい仕事をする。良い治療をする。良い説明をする。治療院経営をして自分自身も治療家としてやっていて思うのは真剣に取り組むとやはりお客さんはついてくれる。リピーターの出現だ。
今はほぼ現場に出ていないけど、いまだに治療させていただいている患者もいる。
仕事も一緒だいい仕事をしてくれたら、次の仕事も頼みたくなるのは当たり前だ。

ライフワークバランスと世の中では言われてるけども、20代の内からそんなことを言うやつは将来大成するとは思えない。甲子園で優勝目指すなら毎日練習して、毎日野球の情報を仕入れて、365日野球の事を考えてるはずだ。大谷翔平は日ハム時代は野球の話しかしないから同僚から変人扱いされていた。それだけ野球に情熱を注ぎ練習してるから世界一のプレイヤーなんだろう。

一人治療院の経営者は平均12時間は動いている。土日はコンサルやセミナーだ。日本一給料が高い会社キーエンスは9時出勤24時帰宅だ。ライフワークバランスなんてガッツリ働いて勉強してスキル身に着けて稼げるようになってからでいいのではないか?と思う。

別に強要ではないよ。
でも、働くって俺は好きだし、突き詰めるのも大好きです。

今自分の仕事がライフワークになっている人生が最高です。

以上

尻江

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?