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趣味と仕事の写真の違いについて

どーも、ゆー。です。

以前写真館で働く方にこんなことを言われたことがあります。

「すごく楽しそうに写真を撮られるんですね、そういうのがあるので人が来られるんでしょうね」

と、それを聞いたときに
「え、カメラって楽しくない人もやってるんですか?」
って思ってしまったんですね。

僕は完全に趣味が仕事になった人間なので逆に新鮮だったんです。
みんなカメラが好きなもんだと思ってた。。

でも仕事で撮ってる写真が全部が全部自分の大好きな写真かと言われたらなかなか難しい部分もあったりします。

今回はそのあたりをお話ししていこうと思ってます。




趣味の写真、仕事の写真

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まず趣味の写真ってどんなものかっていうと、簡単に言えば
「本当に自分が好きでしょうがなくて撮ってるもの」
です。

あまり人から理解されませんが、もし自分と同じような価値観の人に届いたときに、非常に深い共感が生まれます。

あなたも好きな写真家さんっていませんか?
その人って結構ニッチなものを撮ってたりしないでしょうか?

僕だったら、木漏れ日やちょっと懐かしい風景の写真が好きなんです。

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でもこういうシチュエーションの写真ってなかなか仕事には結びつきづらい部分があります。

こういった自分の好きなものだけを撮って生活している人が『写真家』と呼ばれる人たちです。

この写真家がアーティスト性が高く、専門性を持って写真を撮られてる方が多いです。

僕もゆくゆくはここを目指してやっていけたらと思っています。


そして次に仕事の写真ですね。

前述した趣味の写真も仕事にはつながるのですが、即効性はありません。
なので、カメラマンとして食べて行くのは
『お客さんの撮って欲しいものを撮るカメラマン』
を目指して行くべきです。

そういった人たちをカメラマン、もしくはフォトグラファーと言います。

お客さんからしたら全部一緒なんですが一応そういった区分けがあるみたいです。

で、ここが最初目指すべきカメラマンの姿になります。
むしろここを通らずに写真家になる人は基本化け物だと思ってます。笑

お客さんの撮って欲しい写真とはわかりやすく言うと
家族写真や事業主、企業さんのPR写真などになります。

家族写真であれば今は本当にたくさんのシチュエーション撮影があります。

・ニューボーンフォト
・お宮参り
・七五三
・バースデーフォト
・入学式
・ウエディングフォト
・婚活写真
・カップルフォト
などなど

こういった記録を残すのがカメラマンの役割でもあります。

事業者さんで言えば

・PR写真
・HP写真
・チラシの宣伝写真
・料理写真
・イベント写真
などなど

必ず相手ありきなので、当たり前ですが自分の完全に好きなように撮るのは難しいです。

これが趣味の写真と仕事の写真の大きな違いになってきます。




自分の撮りたい写真とお客さんが求める写真、どちらも満たすためには?

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僕の経験上どちらかに振りすぎるとかなり苦しくなるなと言うのが結論です。

と言うのも
「俺は写真家として生きる!好きなものしか撮らない!」
ってなちゃうと、仕事が来なくて生活できません。

だって『仕事としてやった』という実績がないから依頼が入って来ないんですね。

逆に
「カメラはビジネスツールだ!とにかくマーケティングを学ぶんだ!お客様第一!」
となると
「あれ、自分が本当にやりたかったことってこんなことだったっけ?」
となってきます。
前述した写真館の方のような感じですね。
人がお金にしか見えなくなってくるなぁという感じです。

じゃあどうしたらいいかというと、それは。。



自分の撮りたい写真とお客さんの求める写真の『交差点』を見つけることです。


例えば僕は趣味の写真で書いたように、人がいなくてもいいものばかり撮ってます。
人の一部分の姿だったり、シルエットだったり、ちょっと懐かしい雰囲気だったり、オールドレンズで撮ったり、場所にもこだわりがあったり。。
そういったここは『絶対譲れない』ものを書き出してみてもいいかもしれません。

そしてお客さんが求めてる写真は
顔がはっきりと写ってる、色鮮やかな感じで、わかりやすいものだったりします。

なので、基本僕はどっちも1回の撮影で撮るようにしました。

そうするとお客さんの中には
「あ、こういうのもいいですね」
と言ってくれる人もいるんですね。

そういう人が結局、ずっと長く撮影の依頼をくれるようになったりします。

なぜなら人って自分と同じ価値観の人に仕事の依頼をしたいからです。
単純に居心地のいい場所には何度も足を運びますよね?
それと一緒です。

なので是非、あなたの表現したいものとお客さんが求めてるものの交差点を探してみてください。

こればかりは自分で探すしかありません。

まずはお客さんの求めるものに全力で答えて、そのあとに自分の表現を乗せて行くのもいいと思います。



まとめ

いかがだったでしょうか?

趣味の写真は
「本当に自分が好きでしょうがなくて撮ってるもの」
仕事の写真は
「お客さんの撮って欲しいものを撮るもの」
そしてその両方を満足させるためには
「自分の撮りたい写真とお客さんの求める写真の『交差点』を見つけること」

という感じになります。

僕はスタジオ経験もなく、師匠がいるわけでもないので独立してからあまりここの相談ができませんでした。

なので同じように悩む人に届いたらいいなと思っています。

あなたのカメラライフが良くなりますように。


ゆー。でした〜🙋‍♂️

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