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仕事として写真を撮る時の『物語』と『機能性』の話

『物語が大事だ!』と自分で考えるようになってから、写真にいかに落とし込むかを考える日々だったんですが、写真の仕事をする上で『相手から求められてない』時があったりします。


僕は勝手にそれは『写真の機能性』と言ってるんですが、仕事によってはこの『写真の機能性』しか求められない場合もあったりします。



『写真の機能性』って?

これは一言で言うなら
「綺麗に撮るということしか求められないこと」
だと思っています。

その裏にある物語やバックボーン的なものは求められてない仕事ですね。


世の中にはグーグルマップの写真を撮るという仕事があるそうなんですが、これって完全に『綺麗に撮れてること』が重要ですよね。


なので、仕事によって何が求められてるかを知るって言うのは非常に重要だなと思うんです。


これは僕の中で
「専門家としてお願いされてる状態」
だと思っています。

もちろん専門家としてのお仕事もあって当然ですし、重要な仕事だと思っています。

他にある仕事しては
・イベントの記録写真撮影
・学校行事の撮影
・宣材写真撮影
などなどです。


そこに個性ってそこまで必要ではなく、むしろ出しすぎるとリテイクが入ったりします。

でも僕は最初はこういう仕事も受けてみて実績を作って行くのがいいんじゃないかなぁと思っています。

ただどこかのタイミングで仕事にやりがいがなくなったり、収入面でも頭打ちになっていく気がするので長くは続けられないかなぁという僕の予想です。




『物語』としての写真とは?

物語ってこれをいかに出すかが『個性』だと僕は思ってるんですが、ここ部分は頭打ちになることがないのでは、という僕の予想です。


写真を撮ってて特に何が好きなのか、その限定された『好き』こそコアなファンに届いていくわけですね。


ここに『機能性』なんてものはありません。

物語は「エンタメ」と同軸にいるからです。


なので『機能性』とは『時間を省くもの』であり
『物語』とは『余暇で楽しむもの』なんです。


もっと身近なもので言ったら、漫画とか映画と同じ扱いですね。


家族写真を撮ってて感じるんですが、今お客さんが家族写真を撮る時って
「綺麗に撮ってくれるなら誰でもいいや」
という人より
「この人に撮ってもらいたい!」
という人は増えてきたように思います。


それはネットやSNSが普及したからというのもあると思うのですが、そこまで厳選してカメラマンを探す場合もはや『小一時間楽しませてくれる人』と言うハードルになわけなんですね。

大変だ。。


それはお客さんがその間飽きない工夫をたくさんするわけですが、そこまでやってやっと個人に使命が入るんだと思っています。


これは美容師さんも一緒だと思ってて、僕は毎回毎回美容室を変えるのが非常に苦手なんです。

それなら同じ人に
「今日もいつもの感じで」
と言いたい。。

でも話が合わないとリピートしないだろうし、指名料払ってでもいきたいとなるのは『楽しませてくれるから』が含まれるはずなんですよね。


そして何度も通ってると、そこにはお互いの物語ができてきて、他では頼めなくなると言うことなんですね。


なのでカメラマンとして活動するってなった場合でもそれを意識しましょうってことでもあります。


よく僕のnoteでは『物語』のことについて書いてますが、本当にこれに尽きるからなんです。


ぜひあなたも少しやってみて諦めるのではなく、物語は積み重ねでしか深みを増していきません。
なのであなただけの『物語』作っていってみてください。





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