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食べるものが無くなる?

白柳 孝 つれづれ日記 Vol.61

1.そんな馬鹿な・・・平和呆けは歴史を学ばない

日本で直ぐに食料が無くなり、危機に陥ると言うことは無いと思います。しかし平和呆けではいけない。いつ危機が来るか分からないから準備しておこう、マスクの時や天災のときも、みんなが付和雷同で直ぐに店頭で買い占めをして困ってしまう。そうならないように備えよ常にを心がけたいです。

国連:WFPの2019年7月の報告によると、「世界の飢餓人口は3年連続で未だ減少せず、世界では様々な地域で飢餓が広がっており、世界では飢餓人口が8億2,160万人にも上ると報告されています。

その中でも最も厳しい状況に置かれているのはアフリカです。飢餓蔓延率は世界で最も高いとされ、飢餓人口は2億5,610万人といまも増え続けています。飢餓や食糧不足の地域では蔓延率が上昇傾向にあり、特に東アフリカでは人口の30.8%が栄養不足に苦しんでいる状況です。
また、飢餓人口が最も多いのはアジアと言われています。
その数は5億1390万人以上とされ、その多くは南アジア諸国に住む人々です。そして中程度及び深刻な食糧不安の人口は20億人、低出生体重児の人口は2,050万人など、世界の飢餓は深刻な状態となっているのです。


「園藝探偵の本棚」さんの、第83回「凶作の翌年に人が死ぬ」には現代にも通じる話が載っていました。引用します。

「歴史上たびたび飢饉が起こり凄惨な経験をしてきた日本人は、江戸時代を通じて飢饉や災害、疫病の蔓延は人間の奢(おご)りが招いた「天の戒め」「天罰」であるとする捉え方をし、社会通念としてきた。貨幣経済や商品経済の進展によって衣食住の生活が向上し、暮らしぶりが贅沢になり、あるいは政府や為政者が道を踏み外し庶民の苦しみに気づかないような治世を続けていれば、いつかは天罰が下る、そういう考えが広く行き渡っていた。それゆえに、時の為政者は自身を戒め、凶作や飢饉への備えをおろそかにしないようにしくみを改め、仁政をほどこさなければならないということが当然だと思われていた。

まさに今の私達ではないでしょうか、為政者のみならず、生活者としての私達自身の平和呆け油断が書かれていると思います。

江戸の四大飢饉は約180年~380年前であり、すでに忘れていますが、地球の温暖化(地球温暖化はフェイクです)ではなく、寒冷化が進んできている今、いつ飢饉が起きても不思議ではありません。

①寛永の大飢饉 寛永19年(1642年)-寛永20年(1643年) 全国(特に東日本日本海側の被害が大) 全国的な異常気象(大雨、洪水、旱魃、霜、虫害)
②享保の大飢饉 享保17年(1732年) 中国・四国・九州地方の西日本各地、特に瀬戸内海沿岸一帯   冷夏と虫害
③天明の大飢饉 天明2年(1782年)-天明7年(1787年) 全国(特に東北地方)  浅間山、アイスランドのラキ火山等の噴火による冷害
④天保の大飢饉 天保4年(1833年)-天保10年(1839年) 全国(特に東北、陸奥国・出羽国)大雨、洪水と、それに伴う冷夏(稲刈りの時期に雪が降ったという記録がある)

日本史上最後の危機と言われるのは、昭和8年から昭和10年にかけて発生した「昭和東北大飢饉」です。日照りや干ばつではなく、日照不足と云われています。日照不足とはまさに寒冷化なのです。

2.世界は温暖化ではなく寒冷化に向かっています。

今年に入ってからすでに100日以上、太陽の無黒点状態が続いているのだ。黒点とは、太陽表面を観測したときに黒い点のように見える部分のことを指す。この部分も光を放っているが、周囲より弱い光なので黒く見える。黒点は約11年の周期で増減を繰り返しているが、黒点が生じていないということは太陽の活動が低調であることを意味する。
「地球の気温が2度低下なら大規模な飢饉の可能性も」
太陽黒点と地球の気温との関係は置くとしても、2010年代に入り世界各地で異常気象による災害が相次いでいるのは確かである。日本では台風や大雨による被害が多発しているが、米国や欧州でも同様である。


3.二宮尊徳と渡辺崋山の飢饉準備対策

天保の大飢饉(1833年)を事前に予見し、対策を行った二宮尊德翁の話は有名です。

ナスの味の異変で天保の大飢饉を予見した二宮尊徳翁
 天保4年(1833)、下野国(現・栃木県)桜町領の再建を任されていた二宮金次郎は、昼食のおかずのナスが初夏だというのに秋ナスの味がするので、稲や道端の草を調べた。稲も草も、葉の先が衰えていることから、その年の天候は陰気なので作物が実らないと直感した。
    金治郎は、陰陽のめぐり合わせから気象を判断することができた。百姓達を集めて、地下に出来る芋、大根、カブなど飢饉に強い野菜の種や冷害に強いヒエを蒔き、そのヒエが実ったら必ず蓄えておくように指示した。百姓達は「どうして今年の米の豊凶を、初夏の頃から知ることができようか。そんなにヒエばかり作っても、誰も食べたがらないし」とささやき合った。だが、年貢を減らしてもらえると聞いて、従わないわけにはいかなかった。
 金次郎が予想した通り、盛夏になっても雨が降り続き、冷害によって関東から東北にかけて凶作になった。だが、金治郎の指導していた桜町領の村では食糧の備蓄があり、一人の犠牲者も出さないで済んだ。

愛知県田原市の渡辺崋山先生の報民倉の話も有名です。田原藩は救民のための義倉「報民倉」を建設し、天保の大飢饉(1833年)、天保7~8年の大飢饉では、一人の餓死流亡者も出しませんでした。

歴史の有名人を見ますと、例えば二宮尊德翁も「飢饉が来るぞ」と云っても殆ど信じて貰えなかったようです。多くの人はどこを見ているか、「今だけ」と云うのは昔も同じだったと思います。見えるところしか見ない、来年のことを言うと鬼が笑うと言って馬鹿にしています。「備えよ常に」はなかなか出来ないものなのです。

4.食糧不足は買占めに走る、今の現実を見よう。

うわさが風評被害となって問題となるのは困りますが、新型コロナのマスク騒ぎも困りました。どこに行ってもマスクは売り切れ、朝早くから並んでも買えず薬局の店員とお客の喧嘩騒ぎもありました。誰かが事前に買い占めたのと、テレビで煽られてみんなが薬局に殺到したのが問題でした。

しかし残念ながらそれが一般的なのです。だからそうならないうちに準備をする、これが一番賢い生き方なのです。

マスク不足は、日本在住と訪日中の中国人が、日本のドラッグストアなどで、大量に買い占めたため、品切れや購入数量制限が続出中だった。日本人よりも早く情報収集と危機対策をした結果、日本のドラッグストアでは日本人が買えなくなったのです。

5.食料は大丈夫か? 日本の食料は日本人が買えるのか?

中国の食糧不足、日本に影響の懸念

まず北部地域の干ばつの状況から見てみたい。昨年の中国の食糧生産量の20%を超える東北三省(黒竜江省、吉林省、遼寧省)は深刻な干ばつに悩んでいる。吉林省では、6月からの降水量は平年に比べ3割減少し、7月に入ってから9割以上減少したといわれている。遼寧省の6~7月にかけての降水量は1951年以降で最も少なくなり、同省におけるトウモロコシの生産量は3分の1に減ってしまったという。小麦の主要生産地域である河南省などでも干ばつが起きており、これから収穫される小麦の生産量は前年に比べて最大50%減少するとの予測がある。
国内生産の不調による価格上昇を防ぐために、中国は食糧輸入を急拡大させている。6月に大豆価格が急騰したことから、ブラジルから約1050万トンの大豆を緊急輸入したことを皮切りに、7月には小麦をフランス、ロシアなどから約600万トン輸入する契約を結んだ。中国政府にとって最も心配なのはトウモロコシの確保である。干ばつなどのせいで、国内の不足量が約1200万トンから約2500万トンに倍増したからである。
中国は7月30日、対立が深刻化している米国産のトウモロコシを9月から約190万トン輸入する契約を締結した。過去最大規模の購入契約だが、国内の不足量をカバーするにはほど遠い。中国での食糧の用途は、食品用と飼料などに分けられるが、家畜や家禽用の飼料不足が今後発生する可能性が高いとされている。
中国の食卓になくてはならない豚肉の価格は、アフリカ豚コレラの発生による大量処分などにより1年以上にわたり急騰しているが、その傾向はさらに深刻になるだろう。
中国における食糧危機は、日本にとってけっして「対岸の火事」ではない。筆者が心配しているのは、中国におけるコメ不足である。中国政府は8月3日、360万トンの備蓄米を市場に放出したが、その要因は中国のコメの主要産地である湖南省などが6月から7月にかけての豪雨で深刻な打撃を蒙ったからである(8月10日付ZeroHedge)。

【食料を備蓄せよ!】中国の日本米買い占め!?広がる食糧危機は日本にも迫っている。


世界の食料価格は2020年12月に6年ぶりの高水準に上昇し、21年に入っても値上がりが続く可能性が高い。飢えは世界で広がっている中で、食料価格の上昇が家計をさらに圧迫する。
国連の食糧農業機関(FAO)が算出した12月の食料価格指数は、昨年5月と比べて18%上昇した。悪天候や政府による供給確保、強い需要が穀物からパーム油に至るまで農産物の価格を押し上げた。価格はさらに上昇する可能性が高いという。


6.食料備蓄は、玄米の真空パックとスパゲッティ、そして塩と缶詰。

私が行っている備蓄は、主食と塩と缶詰です。主食はもちろん米です。お米は長期保存用で玄米にします。玄米は真空パックにして下さいとお米屋さんに頼むとしてくれます。ネット通販でもいくらでも有ります。玄米のまま食べるのも良いし、その都度近くのコイン式の精米器100円で精米します。5分づきや7分づきにすれば胚芽の栄養分が取れます。玄米のまま食べるときは、無農薬か減農薬の方が安心です。

スパゲティは賞味期限が長いのでお勧めです。乾麺のうどんやそばも調べましたが、せいぜい1年が賞味期限でした。しかしスパゲッティは多くが3年であり、乾燥がしっかり出来ていますので、腐っていなければ食べられると言われています。賞味期限が10年も前に切れているパスタを食べても問題なかった人もいるそうです。


塩は良いものを選んで買いました。動物にとって塩は当然ですが最も大事です。減塩と言われていますが、私は悪い塩を取ったので減塩すべきになったと考えています。悪い塩は例の会社の安い塩です。塩ではなくて塩化ナトリウムであり身体にはよくないと思います。ネットで探せばよい塩は色々あります。そして缶詰も気分で箱買いしています。

備蓄品が残ってしまったとき、なかなか食べきれずに賞味期限が過ぎてしまったものもあります。その時は諦めて捨てます。火災保険と同じで火事が無かったのだから良かったと思って、次の保険料を払います。備蓄をいくら沢山しても数万円で済みます。これが安心料だと思って払って下さい。

これから世界中が激震となります。今までの平和で何も考えなくても過ごせた時代は終わりました。アメリカの大統領選挙は世界中のDS駆逐と従来の通貨体制を激変させます。中国CCPは世界覇権を狙い尖閣列島問題を始めあちこちでトラブルを起こし、中東でも火花が散ることでしょう。すでに世界の数カ国の内閣が解散したり、大司教が多く死亡したり疑わしい事件があちこちで発生しています。日本国は「自助」をせよと国民を護る気配が少ない気もしますが、ワクチン接種だけは無料で積極的なのも気になります。自分の家族は自分で護るしかないのです。


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備えよ常にを合い言葉にする、準備万端で安心感!!

税理士 白柳 孝



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