白魚人

クッキー☆に関係のある文章を書いています。

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最近の記事

徹底考察!『星の記憶』に隠された謎!(前編)

2007年に「SOUND HOLIC」により発表された東方二次創作アニメーション作品『星の記憶』。今なお数多くのファンに愛されている本作品だが、未だ解明されていないストーリー上の謎が存在することを貴方は知っているだろうか? 本稿ではそれらの謎について考察し、作品内で語られなかった真実を暴き出そうと思う。 第一の謎:なぜキナコは地球軍のスパイとなったのか?地球人を滅ぼすと豪語するマリウスに対し、ジーベンが不敵な笑みを浮かべて自軍の勝利を確信する─── キナコが地球人の内通者

    • 私がクッキー☆厨になったわけ

      私がクッキー☆に関わり始めてから5年が経ちました。 私は自分自身のことをずっと、界隈の新参者だと考えております。なぜならば、クッキー☆にはまだ自分の知らない動画や知らない声優が数多く存在しているためです。とはいえ、クッキー☆への理解がある程度深まってきた今なら多少の古参面を見せても罰は当たらないだろうと思いました。そんな訳で今回は、私がクッキー☆に興味を持った経緯などを綴ってみます。 そもそも、私がニコニコ動画の所謂「MAD」的な文化に積極的に触れるようになったのは比較的

      • 養殖・天然議論からクッキー☆を考える(2)

        ハロウィン☆以降もカス☆やクッソー☆など、クッキー☆界隈の存在を意識しているように見える東方声当て動画が毎年のように投稿されている。それに応じて、養殖・天然議論もまた現代まで絶えず続いてきた。 しかし、何をもって「養殖」あるいは「天然」と呼ぶかについては、一定の明確なルールが存在している訳ではないようで、特定の作品は人によって分類が異なることがある。例えば、第二期以降のクッキー☆☆は解釈が割れる作品の一つである。 クッキー☆☆第二期および第三期は、第一期がクッキー☆界隈の

        • 養殖・天然議論からクッキー☆を考える(1)

          東方ボイスドラマを「養殖」と「天然」で区別する考え方が生まれたのは、満月(まき)という人物が東方ハロウィン企画(通称、ハロウィン☆)を立ち上げたことに端を発する。 当時のクッキー☆界隈では、初代クッキー☆に類似する動画(特に東方声当て動画)を見つけ出しては、新たなクッキー☆として扱い、話題にするという活動が精力的に行われていた。ハロウィン☆はその過程で発見された作品の一つである。 動画が投稿される一ヵ月前の企画の段階で、既にクッキー☆総合スレの住人に認知されており、良くも

        徹底考察!『星の記憶』に隠された謎!(前編)

          人工知能はキャラソンを作り出せるか?

          前書き近年、人工知能(AI)の分野は急速な発展を遂げており、かつて人間の専売特許だと思われていた創造性や芸術といった領域にまで進出するようになっている。現在のクッキー☆界隈においては、AIにクッキー☆声優の声を学習させることで、その声優が今まで口に出したことのない新しい音声を作り出すという活動が盛んである。最先端の技術を用いて声優の尊厳を蹂躙する行為は、クッキー☆が持つ伝統にならうもので、大変賞賛に値する動きである。しかし、AIが生成する音声の精度が上がり「本物の声」に近づく

          人工知能はキャラソンを作り出せるか?

          めざせ東方 ~ Go to 例大祭20.

          はしがき 第二十回博麗神社例大祭に一般参加した。東方の例大祭というイベントに参加するのは今回が初めてであり、非常に貴重な体験となったため、簡単に感想を残そうと思う。 初めにお断りしておくと、筆者はクッキー☆(※1)と呼ばれる文化圏に所属している人間である。本記事は、クッキー☆についてある程度知っているという人に向けて書いたものであり、一般的な東方ファンの方々にとって奇怪な内容を含んでいると思われる。以降の文章は、このことにご理解いただいた上で読んでいただけると幸いである。

          めざせ東方 ~ Go to 例大祭20.

          音声メディアが失われる前に

          旧タイトル: kaibunsho_20230331.txt 私がクッキー☆を知る前のはるか昔に、「こえ部」というサイトがありました。そこでは、数多くの少年少女が「こえ部員」として、発声を介したコミュニケーションを行っていたそうです。声で活動するという共通の趣味を持った彼ら彼女らは、互いに切磋琢磨し、協力し合うことで、無数の音声作品を発表していきました。しかし、2016年10月に、こえ部はサービスを終了し、その作品のほとんどは電子の藻屑と消えました。 クッキー☆☆を始めとする

          音声メディアが失われる前に

          末期偶想音声作品の感想

          ネタバレ要素あり。 ①妹がうどんを作ってくれるボイス内容: ボイス(wav, mp3), パッケージイラスト, 台本 価格: 110円 長さ: 9分23秒 ボイス: 蠍媛 台本: 牧野有 イラスト: nb あらすじ 兄が自分のおやつを食べたと思い込んで怒鳴り散らす妹。それが勘違いだと分かると、お詫びに妹がうどんを作ってくれることになる。 評価点 ・さそりんのロリ系ボイスが聞ける。かわいい。 ・うどんを作る流れになる場面とオチが面白い。 問題点 ・途中に挟まれるギャグが

          末期偶想音声作品の感想

          一月号前編 書き起こし

          ソムスト: お疲れ様です。 ロリス: いけてますか、これ。 ソムスト: はい。あ、大丈夫です聞こえてます。 ロリス: お疲れ様です。 ソムスト: えー、ソム君のガチ恋ストーカーと申します。よろしくお願いいたします。 ロリス: はい、よろしくお願いします。 ソムスト: えーっと、すいません初めてなので、ちょっと緊張しているんですけども。えー、本日の対談?対談のテーマが、えーその、いわゆるクッキー☆における、その、全く日の目を浴びていないような、非常にマイナーなキャラ

          一月号前編 書き起こし

          2022年の投稿動画

          2022年がそろそろ終わりを迎えようとしています。今年も皆様の力をお借りして様々な汚物を製造させていただきました。これも何かの記念かと思い、今年投稿した動画を振り返ろうと思います。 しくしく。私は与作ね2022年1月20日投稿 1. 発想 2021年半ばからじわじわと認知度を上げていた「役立たずMOT」と、働き者の与作夫婦の暮らしを情緒豊かに歌った名曲『与作』を組み合わせたらギャップで面白そうだと考えました。 2. 制作 当時の「役立たずMOT」シリーズはガバガバな

          2022年の投稿動画